臣下の裏切りに高麗の大将軍は?「千秋太后」第75-77話あらすじと見どころ動画-BS朝日

2010年11月13日01時54分ドラマ
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ユ内官だけでなく、スまでが忠州宮主の元から逃げ出したことを知ったイ・ヒョヌンとアン・ペは契丹に寝返り、高麗軍に嘘の情報を流した。小悪党と思っていたイ・ヒョヌは、ドラマ中盤以降、あらゆる事件に首を突っ込んでいる。
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今回も小悪党が契丹に寝返ったところで役にも立たないと思いきや、契丹に大いに貢献もすることになる。この才覚をまともに使えばなかなかの人物になれたはずだろうに、なんとももったいない話だ。

※最終章に突入したドラマは、さすが大河のKBS!最高の盛り上がりを見せています。ドラマは最終回まで後4話分ですが、BS朝日ではこれを6話に編集して全80話で放送します。[2倍楽しむ]では、最後までテレビの放送にあわせて紹介しますが、放送内容と一部ずれが生じる場合もあることをご理解ください。

第75話
イ・ヒョヌらの偽情報のため、高麗軍の戦力は分断され、カン・ジョの陣営は20万の軍勢を率いながらも敗戦を喫してしまう。
この場面、なんと言っても見どころはカン・ジョの立ち回りだ。契丹の将軍たち相手に一人で戦い、ついには契丹の名将・耶律盆奴をやっつけてしまうのだ。しかし、カン・ジョのがんばりもここまで、ついには契丹の将軍たちの前に倒れてしまう。それにしてもユ内官はつくづく運の悪い人物だ。スの窮状を伝えに来ただけなのに、鎧もなしに戦に参加する羽目になってしまったのだから。

ついにカン・ジョ一巻の終わり…。そのとき、将軍としてのカン・ジョに一目をおく聖宗が待ったをかけた。カン・ジョをなんとか自分の臣下にしたい聖宗は、カン・ジョを捕虜として生かしておくとことを命じる。このあたり母の蕭太后がスにほれ込んだのと似ている。

無敵のカン・ジョを破って勢いづいた契丹軍はそのまま通州城を攻めるが、チェ・ジルとキム・フン、ユ・バンらの必死の抗戦で何とか契丹軍の猛攻を防ぐことに成功する。火矢を使った迫力の戦のシーンをお見逃しなく。

75_1Licensed by KBS JAPAN.(c)KBS All rights reserved一方、カン・ジョに会うため通州に向かうスは、テ・ドスのいる鎬京城に立ち寄って休息を取るが、そこに契丹軍が攻め入ってきて聖宗が姿を見せる。姉弟の契りを結んだ二人の久々再会であるが、もちろんスにとってはうれしくもない再会だ。徹底抗戦を姿勢を見せるスの前に、人質となったカン・ジョが引きずり出された。鎧兜を剥ぎ取られた丸腰で縛られている姿が哀れだ。あれほどの猛者がスの姿を見たとたん「テウママ~」と今にも泣き出しそう。カン・ジョの姿を前にして、スもまた泣き崩れる。

第76話
さて、鎬京城の高麗軍は、カン・ジョを救出するため契丹に降伏するふりをして奇襲をしかける作戦にでることにする。ところでこの作戦を言い出したのははタク・サジョンだ。勘のいい視聴者はぴんときただろう。彼とチェ・サウィは新羅系臣僚たちに近い人物。そんな彼らが命を張ってまでカン・ジョを助けるだろうか。想像通り、二人は兵を連れて開京に引き上げてしまったのだ。後に残ったテ・ドスたちは、タク将軍たちの援軍もないまま、捕らわれてしまった。こうして、カン・ジョ救出作戦は失敗に終わってしまった。しかし、スたちは最後まで鎬京城を守り抜いた。

ところでスに、息子のジン(黄州小君)が生きている事を伝えたチ・チェムン中将だが、涼しい眼をしたなかなか素敵な俳優だ。さして出番の多い役ではなかったが、忠誠心の感じられる演技が好感が持てた。演じたのは、チョン・グァンジン。1986年生で身長183㎝のイケメン俳優だ。日本の「千秋太后」ファンの間でも密かな人気となっているようなのでご紹介!

その頃、逃げ帰ったタク・サジョンたちは、カン・ジョが捕らえられた事、戦況が不利なこと、契丹軍が開京に攻めてくることなど知らせる。しかし、実際は違っていた。大軍で押し寄せてきた契丹軍だったが、決死の高麗軍を相手に苦戦を強いられなかなか城を落とすことができないでいた。またせっかく落とした郭州城もヤン・ギュ将軍に奪還されてしまっていたのだ。
戦況の圧倒的な不利だけを聞いた開京では、もはや誰一人として戦うことを考える者はいなかった。そんな中でも顕宗一人は、「民を見捨ててては逃げられない。最後まで戦う」と頼もしい台詞を吐くが、結局は、キム・シモンは降伏を進言し、あのカン・ガムチャンまでが避難を勧め、やむをえず顕宗は都を出て避難した。

そして、撤退した後の開京に聖宗たち契丹軍が入城した。捕らわれたテ・ドスは、牢でカン・ジョとユ内官と再会を果たす。奇しくも渤海人3人が集まったことになった。彼らは最後に高麗のために死を覚悟の計画を立てる。カン・ジョとテ・ドスが決行した計画とは、契丹に降伏し聖宗の臣下になるというもの。もちろんこれは聖宗を欺くためのもの。いったい二人がどんな作戦を決行したのか、緊迫のシーンをお見逃しなく。

第77話
聖宗殺害計画に失敗し、テ・ドスは命を落とし、カン・ジョには「契丹軍の兵士100人斬ができれば放免してやる」という聖宗からの提案がでる。さあ、聖宗も感動した、カン・ジョの最期の見事な勇姿を目に焼き付けよう。
その後、聖宗は開京を焼き払って顕宗の追撃を再開し、一足遅れてスが駆けつけた。カン・ジョの遺体を抱きしめ、救ってやれなかったことを悔いるスの嘆きようは、視聴者の涙腺を決壊させるには十分のはず。大将軍カン・ジョの壮絶な人生が終わった。
スは悲しみに暮れながらも契丹に追われる顕宗を救うため急いで馬を走らせる。

77_1Licensed by KBS JAPAN.(c)KBS All rights reservedその頃、山中を進んでいた顕宗の元に契丹軍がすぐそこまで迫っていると知らせが届く。相変わらず降伏を進言する新羅系臣僚たち。危機を脱するためやむなく契丹軍に「偽装降伏」の使いを送りすることにするが、この危険な役を誰も引き受けようとしない。まったく情けない臣僚ぞろいだ。結局ハ・ゴンジン中郎将が使者となるが、聖宗は彼を投獄してしまう。

この作戦が失敗に終わり敵が直前まで迫ると、二手に分かれて逃げることをキム・シモンが提案する。しかし、これは皇帝である顕宗のそばにいると危険だと考えたシモンたちの計画で、ヨヌン(延興)宮主側について行き、時間稼ぎに敵を襲撃するはずのタク・サジョンたちは、犬死は御免とさっさと逃げ出してしまった。

いよいよ敵が近づいてきたとき、腰抜け臣僚たちはヨヌン宮主と元貞皇后さえも見捨ててしまい、皇后が辱めを受ける寸前、1本の矢が救った。果たしてこの矢を放ったのは?

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 ※ 「千秋太后」公式サイト 見どころ動画公開
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