太王四神記全24話

コムル村長に呼び出されたヒョンゴは幼いスジニをつれて中に入る。村長は弟子たちに最後の言葉を言い残す。 玄武の杖は光を放って空中に浮き上がり、ヒョンゴは自分に渡された杖をみて呆然とする。 高句麗の国内(クンネ)城に旅立つヒョンゴとスジニ。杖をあちこち触ってみていたスジニは、ヒョンゴに神物がコムル村にあった理由を聞こうとしている。ヒョンゴは遠い昔、虎に仕えていた虎族のことを話し始める。
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空を仰ぎ見ていた火天(ファチョン)会の大長老は、チュシンの王が生まれる日チュシンの星が輝き天の神物が目覚めると言った。今日がその日であるかもしれないと言いながら神物を探すことを命ずる。コムル村の人々とヒョンゴは遠く離れた山から白いのろしが上がるのを見つける。 突然、一つの星が光りを放ち、その瞬間光が広がり爆発すると同時に赤ん坊の力強い泣き声が響いていく。ヨンガリョは陣痛で苦しむヨン夫人から出産の知らせがないのを心配し、何度もせかす。 火天会たちは神物を見つけるために村を探し、へ夫人は幼いキハの首に紅玉(こうぎょく)をかけてスジニを抱かせる。
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ヒョンゴはスジニにサリャンの跡をつけさせる。ヨンガリョの邸宅に潜りこんだスジニは、ヨン夫人とサリャンが毒について話し合うのを盗み聞きする。藏書閣にいるタムドクは本を読んでいる最中、キハから贈られた砂袋を見つける。秘密の練武場で武術の練習をしているタムドクを、遠いところから眺めながら微笑んでいるキハ。 戦争を勝利に導いた高句麗軍が帰ってくる。将軍たちの中にいたヨンホゲは堂々と周囲の声援に応えている。ヨン夫人は憎しみのこもった目でヤン王を見つめるが、ヤン王は平静な面持ちで自らお茶をいれる。茶碗の割れる音に驚いたタムドクが飛び込み、倒れこんだヤン王の脇を支える。
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タムドクを叱り付けていたヤン王はよろけながら椅子に座り、タムドクに彼自身の出生について話を聞かせる。チュムチの斧をみたパソンは尋常ではないと思い斧を返し、その使い方をみたパソンとスジニはびっくりする。 撃毬(キョック)大会開幕の二日目。市場を歩いていたスジニは男たちとぶつかりながらスリをし、タムドクはそんなスジニを面白そうに見ている。北軍の馬屋で泥棒扱いされたスジニはそこから逃げ出し、タムドクの助けで危機を免れる。タムドクとともに酒屋に入ったスジニは笛を吹いているタムドクをしきりに気にしている。
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撃毬(キョック)場。黄軍に攻められた青軍選手の一人が馬から落ちてしまい、観客席で競技を見ていたタムドクはスジニに、撃毬棒は元々竹で作るべきではないのかと聞く。観客たちの歓声の中で表情もなく座っていた大長老は、紅玉の首飾りが光を放った瞬間、前方を見つめる。 黄軍のバラックに入ったタムドクは、ホゲに割れた撃毬棒の中にある鉄を見せ、スジニには金をいくらか握らせてこのことはなかった事にしようと提案する。スジニはタムドクが太子である事に驚く。キハはスジニとともに笑っているタムドクを遠くから見ている。撃毬大会の決勝戦を前にして酒を飲んでいた黒軍は暴漢の襲撃を受け、走って来たタムドクはセドルを支える。
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ヨン・ガリョを訪ねたタムドクは黒軍の選手達を解放するようにを頼み、自分に太子の地位を渡せと言いたいのかと尋ねる。時がくればホゲに太子の地位を渡すから少し待って欲しいとタムドク。そんなタムドクをヨン・ガリョは何も言わずに見ている。二人の話を盗み聞きしていた大長老は静かに去っていく。牢獄の中で寝ていたスジニは顔を照らす炎に驚いて大声を出す。 国内城の大殿に集まった重臣たちはヤン王を中心に会議を始め、チョ・ジュドはヤン王に新たな太子を求めている重臣たちの意見を伝える。天地神党の大神官は重大な証言をするために会議に列席し、チュシン王の星が光った夜に生まれてきた王家の血筋はタムドクだと言う。
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ヒョンゴの呼び出しを受けてコムル村に集まった弟子たちは朱雀の神物がチュシンの王にめぐりあったという知らせに驚く。タムドクは正午に新王即位式の話をカクダンに聞いてヤン王を訪ねる。ヤン王はタムドクに香水を渡し、自分の出生についての話を聞かせる。香水を見下ろしていたタムドクはゆっくりとヤン王を見つめる。 ホゲの助けで外に出たキハは、ヨン・ガリョが三つの部族長の長男を拉致したとタムドクに伝える。タムドクはキハとともに彼らを助けに行く。ケマ武士大将チョクワンはタムドクに高句麗のために自殺することを求めるが、タムドクはそれがホゲの願いなのかと怒りを表す。その瞬間ホゲが馬に乗って現れる。
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キハはホゲに紅玉の首飾りを渡し、朱雀の主人は自分ではないと言い、タムドクに会わせることを求める。サリャンはチュムチを訪ね捕まっている人々を助けてくれるよう求めるが、ヒョンゴはこれが罠であることに気づく。大長老はキハに、タムドクは明日の朝日が昇るのを見れないと警告する。 タムドクに会いに行こうとするスジニをチュムチが止めるが、スジニはいつの間にかいなくなってしまう。ヨン・ガリョはヤン王にある程度の土地を与えるからそこで静かに暮らして欲しいとの気持ちを伝える。しかし、ヤン王は自分の一番大事な役割は、将来タムドクが高句麗の王になるようにする事だと言い返す。火天会はタムドクを探し出し、難民村を出発していたタムドクは火天会を攻撃し始める。
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火天(ファチョン)会の刺客らが城壁を越え宮内に入り、カクダンはヤン王を太室へ避難させる。キハはヤン王にタムドクが待っているので宮を脱出しようと告げる。ヤン王は悲しい表情をし、チュモ神剣を持ち上げキハが目を離した隙に、自分の胸に剣を刺す。そして、ヤン王はカクダンの腕の中で血を流しながら、「父の敵を打ちたいならば、チュシン王になるのだ」との最後の言葉をタムドクに伝えるように告げる。 スジニは重傷を負い瀕死のカクダンを救出し、カクダンを連れタムドクがいるテジャ城に行く。タムドクはテジャ城主が城門を開けず自分に怒鳴っていることを何か変だと思い、彼の隣にいるチョ・ジュドを怒りの視線で見つめる。時を同じくして現れたホゲと向き合ったタムドク。二人は互いに槍を向け、とびかかっていく。
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火天(ファチョン)会の刺客らが城壁を越え宮内に入り、カクダンはヤン王を太室へ避難させる。キハはヤン王にタムドクが待っているので宮を脱出しようと告げる。ヤン王は悲しい表情をし、チュモ神剣を持ち上げキハが目を離した隙に、自分の胸に剣を刺す。そして、ヤン王はカクダンの腕の中で血を流しながら、「父の敵を打ちたいならば、チュシン王になるのだ」との最後の言葉をタムドクに伝えるように告げる。 スジニは重傷を負い瀕死のカクダンを救出し、カクダンを連れタムドクがいるテジャ城に行く。タムドクはテジャ城主が城門を開けず自分に怒鳴っていることを何か変だと思い、彼の隣にいるチョ・ジュドを怒りの視線で見つめる。時を同じくして現れたホゲと向き合ったタムドク。二人は互いに槍を向け、とびかかっていく。
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