将軍様の高貴な遊び・“鷹狩り”の秘密とは「ブラタモリ」―NHKオンデマンド

2010年11月26日19時30分暮らしと文化
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江戸時代の徳川将軍のたしなみ、鷹狩りのルーツを探るNHK「ブラタモリ」(11月25日放送)が、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。視聴料金は315円。

前回に続き特定のテーマを元に東京のルーツをたどっていく「ブラタモリ」、今回のテーマはなんと“鷹狩り”。古墳時代の埴輪にも痕跡が残っているほど古来から洋の東西を問わず行われてきた鷹狩りは、江戸時代になると将軍の究極のたしなみとして一つの文化を形成していった。番組では江戸時代の狩り場のメッカの一つとなった目黒界隈と、将軍御用達の庭園・浜離宮を歩きながら、鷹狩りの意外な秘密や足跡を探っていく。

まずタモリさん一行が訪れたのは、鷹狩りの痕跡をそのまま知名に残す目黒区鷹番。地元の小学校の校章には鷹の絵がしっかりと刻まれているなど、今もその名残を継承している。また山手通りの片隅には、19世紀初頭の古地図にも描かれた橋の跡が今も残っていた。さらにタモリさんらは、かつて「駒ヶ原」と呼ばれた鷹狩り場の跡地へ。そこは東京大学駒場キャンパスの一角にほぼ当時の形をとどめていた。

番組後半は隅田川を下って浜離宮庭園へ。将軍だけが使っていたという「お上がり場」から上陸したタモリさん一行は、東京では唯一という潮入の池(海水の池)を眺めながら鷹狩りの痕跡を求めて公園内を散策。最後はタモリさん自ら鷹狩りに挑戦する。終始将軍様気分のタモリさんとともに、高貴な遊び・鷹狩りの魅力を満喫する。


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ブラタモリ「鷹狩り」 NHKオンデマンド