森永乳業、「森永クリープ」5年ぶりのTVCMで菅野美穂がアカペラを披露

2010年12月03日13時30分商品・CM
視聴サイトへ

森永乳業は、「森永クリープ」のイメージキャラクターに菅野美穂を起用した新TVCM「myクリープ」篇を公開した。
同商品は、発売50周年を迎えるが、「もう一度知って欲しい」という思いから5年ぶりにTVCMが制作された。
撮影場所は、同商品と、それが入ったコーヒーを味わう菅野美穂を際立たせるため、夏よりも空気が透き通っていて景色がとてもきれいな冬の海が選ばれた。
TVCMは、ある昼下がりの午後、友人たちが海が見えるテラスでパーティーをしている。テラスでは、友人の男性が、エスプレッソコーヒーの表面にミルクを注いで模様やイラストを描くラテアートを披露しながら盛り上がる。
菅野美穂は、その様子を後ろ目に海を見つめ、クリープをたっぷり入れたコーヒーを楽しみながら、突然、「メヌエット」の替え歌を口ずさむ。
「彼がコーヒーで♪ 私がクリープ♪ だったらいいなっ~♪ あの笑顔♪ 独り占め~♪」。菅野美穂のかわいらしい歌声に気付いた友人たちは、ふと彼女を見つめてしまう。
菅野美穂は、「クリープー!」と、海に向かって叫び、コーヒーを一口飲んで満面の笑みで友人たちのいる方向へ振り向む。すると、男性は、彼女と目が合って思わずドキっとしてしまう。
CMの中で菅野美穂が口ずさんでいる曲は、同商品の世界観を伝えるために欠かせない要素である「みんなが知っている」こと、「ミルクの甘く優しさ味わいである」ことが表現されている。
替え歌の元となったバッハの「メヌエット」は、世代を超えて幅広い層の人々に愛されていて、ふわふわとしたおだやかな旋律が特徴。その旋律が、菅野美穂の優しい歌声と合わさり、同商品への愛情がたっぷり伝わる絶妙な音楽になった。
また、CMに登場するラテアートは、同商品の粉を溶かして作った「クリープミルク」を使用して描かれており、乳製品のおいしさがぎゅっと詰まった同商品だからこそ味わえるミルクの芳醇な甘みとコクが、いつものコーヒーをよりおいしく楽しくしてくれることを表現した。
撮影は、11月上旬に三浦半島のとあるリゾートホテルで行われた。一面の海が目の前に広がるテラスでの撮影だが、本格的なエスプレッソマシーンで淹れられたコーヒーの香ばしい香りが漂う中の撮影準備では、海辺の変わりやすい天気とあいにくの曇り空が心配された。
そんな撮影現場に、菅野美穂が、同商品をイメージした白くふわふわとしたストールを羽織り、真っ赤なノースリーブのワンピースの衣装で登場。
彼女が現場入りした途端、先ほどまでの曇り空が嘘のように、天気は一転。雲の間から太陽が現れ、テラスが明るい日差しで照らされるほどになる。
当日の撮影は、菅野美穂が、「クリープー!」と海に向かって叫ぶシーンから開始。当初は、ただ歌を口ずさむだけの場面だったが、彼女は、歌いながらカラダ全体でリズムを取るなどアレンジを加える。その愛くるしい姿に、スタッフはつい見とれてしまう。
「カット!」という監督の声の後、 「かわいい・・・!」と、どこからともなく感嘆の声が湧き上がる。菅野美穂の大胆な演技と、透明感のある声に、思わず吸い込まれてしまいそうだった。
撮影の合間、菅野美穂は、今回の撮影で使用したコーヒーのラテアートを指導したバリスタの呼びかけで人生初のラテアートに挑戦。
彼女は、コーヒーの粉を手に取り、「良い香り~♪」と上機嫌で、エスプレッソマシーンにあるミルクフォームを作る機能に興味深々。蒸気に手を当て、「あったか~い!」と、とても楽しんでいる様子。ミルクを温め、きめ細かな泡をコーヒーに注ぎ、準備万端。
彼女が専用のスティックを用いて真剣に取り組む姿は、ラテアートが初めてだとは思えないほど素晴らしい腕前で、ラテアート第1号となる、ウィンクをしたニコちゃんマークのカフェラテを完成させた。タイトルは、ずばり、「クリープでニコニコ」。「ラテアートは、すごく難しいものだとばかり思っていましたが、楽しかったです!」と笑顔で感想を語る。
続いて行われた、菅野美穂が振り向いて、同商品を差し出すシーンの撮影では、彼女が一つひとつの演技にこだわり、雰囲気や表現を変えてアドリブをきかせていた。同商品を片手に、優しく笑顔で差し出したり、堂々と差し出したり、少し照れながら差し出したり。
1テイクごとに違う表情を見せる菅野美穂に、「素晴らしすぎるのでもっと見たい!」と思わず監督が言ってしまうほどの出来栄え。明るい笑顔で終始現場を和ませてくれた彼女のおかげで、撮影は順調に進んだ。

森永乳業「クリープ」TVCM