「坂の上の雲」第2部スタート、第6回「日英同盟」予告と本木らメッセージ動画配信中―NHK

2010年12月03日10時42分ドラマ

いよいよ12月5日から再開するNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」、第2部の初回となる第6回「日英同盟」の予告動画がドラマ公式サイトに配信されている。また第2部開始にあわせ、主役である本木雅弘、阿部寛、香川照之、さらに今回のキーパーソンとなる広瀬武夫役の藤本隆宏、第2部から登場する秋山真之の妻・季子役の石原さとみら出演者のメッセージ動画も公開されている。

日本が国家としての青春期であった明治という時代を、伊予出身の3人の生き様を軸に描く、司馬遼太郎の長編小説の映像化作品。日本ドラマ史上例を見ない空前の規模で、3年にわたって放送する、まさにスペシャルなドラマだ。

第2部は日英同盟締結から日露戦争序盤まで話が進む。そのテーマはいわば「友情編」。肺結核との闘病生活を送りながらも精力的な俳句創作活動を続ける正岡子規。海軍兵学校以来の親友で長いロシア駐在から帰国した広瀬武夫。秋山真之にとってかけがえのない二人の友との交流と悲しき別れ、そしてその悲しみを乗り越えて一人の人間として成長していく様が描かれていく。

■第6回「日英同盟」あらすじ
明治33年(1900年)、真之(本木雅弘)は広瀬(藤本隆宏)と視察先の英ポーツマス港で久々に再会、現地で建造された戦艦「朝日」を見学する。二人はその後、40日間のヨーロッパ旅行をともにする。

一方東アジアでは北清事変が勃発。日本も含む8カ国の連合軍は在留外国人救済の名のもとに中国大陸に出兵、秋山好古(阿部寛)も北京へ出征する。好古はそこでロシア兵の残虐行為を目の当たりにする。

長い外国勤務を終えて帰国した真之は、東京・根津で闘病生活を送る子規(香川照之)の元を訪れる。体の痛みに耐えながら俳句創作に取り組む子規の姿に、真之は感動する。

ロシアは日本から権益を奪った旅順を足場に、東アジア進出を着々と進行。これに危機感を抱いた桂太郎首相ら日本政府首脳は英国との同盟を模索。一方ロシアとの衝突を避けたい伊藤博文(加藤剛)はロシアとの協商を画策する。しかしロシアの実情を知る広瀬は、皇帝ニコライ2世にその気がないことを伊藤に告げる。


ドラマ全般の主役は本木扮する秋山真之だが、こと第6回に限っては藤本扮する広瀬武夫が主人公と言ってもいい。現地で出会った恋人との切ない別れ、その恋人をめぐるライバルとの友情の芽生え。テレビドラマはこれが初体験という40歳の新人・藤本隆宏の名演ぶりに注目したい。

「坂の上の雲」あらすじ NHK
「坂の上の雲」第2部 出演者動画メッセージ NHK

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