指定交流「第10回名古屋グランプリ(JpnII)」枠順決定、当日生中継!

2010年12月21日09時37分スポーツ

指定交流「第10回名古屋グランプリ(JpnII)」(2500m、12月23日、名古屋)の枠順が発表された。交流重賞では最長距離となる。
出走馬12頭の内訳は、東海6頭、JRA4頭、他地区2頭となっている。各地区とも、やや手薄なメンバー構成。
JRAのワンダースピードは、このレースは一昨年は勝ち馬、昨年は2着と好成績を残しており、長距離戦は大の得意。昨年2着後、9か月半の長期休養に入った。久々となった「シリウスステークス(GIII)」(2000m、阪神)は逃げながら1.0秒差の11着、続く前走の「みやこステークス(GIII)」(1800m、京都)は一転して追い込んだが後方のまま1.3秒差の10着に敗れている。それでも、ここは叩き3走目になるし、相手にも恵まれており、得意のレースで2年ぶり2勝目を挙げる可能性は十分。
JRAのマイネルアワグラスは、昨年のこのレースの3着馬。「ダイオライト記念(JpnII)」(2400m、船橋)でも2年連続2着になっており、やはり、長い距離には定評がある。ここ3走はJRAの重賞、オープン特別で5、10、5着だが、着差は0.4秒、0.6秒、0.5秒と差がない。長距離戦でこそ、じわじわと伸びてくる末脚が生きてくるわけで、ワンダースピードを前に見ての競馬で勝ち負けできる。
愛知のマルカハンニバルは、JRAから転入後6戦で3勝2着3回。JRAでの3歳時以来となった前走の重賞「東海菊花賞」(1900m、名古屋)でも、好位追走からヒシウォーシイに0.1秒差の2着と善戦した。ヒシウォーシイは、重賞を含む9連勝中と東海のトップクラスなのだから、この結果は価値がある。ここは、初の交流重賞となるが、それほど強敵もおらず、好勝負に持ち込める。
JRAのシビルウォーは、4走前に「関越ステークス」(1800m、新潟)をクビ差で制しているが、夏のローカルのオープン特別で相手にも恵まれた。続く「日本テレビ盃(JpnII)」(1800m、船橋)では2.5秒差の10着に敗れているように、一線級相手ではつらいのが現状。ただ、ここは3着争いなら十分に加われるメンバー構成だ。
JRAのマカニビスティーは、「東京ダービー」(2000m、大井)を0.2秒差で制しているように、ここでは格上的存在。ただ、このときの勝ち時計が2分6秒7と平凡だった。そのため、続く「プロキオンステークス(GIII)」(1400m、阪神)では古馬相手に1.8秒差の11着といいところがなかった。5か月ぶりの「ジャパンカップダート(GI)」(1800m、阪神)は久々とはいえ、3.5秒差の15着と大敗。ここも、3着があればといったところ。
愛知のマイネルフォルザは、JRAから転入後8戦で5勝2着3回。JRAでの不振続きから一変した。しかし、敗れた3戦のうち2回は、マルカハンニバルより負担重量が5kg軽くて0.2秒差と1.0秒差。その後の成長を見込んでもこの差は大きく、堅実さは評価しても、かなり恵まれての3着が精いっぱいだろう。

「名古屋グランプリ」枠順
レース当日の生中継