2011年夏公開ジブリ作品は「コクリコ坂から」 鈴木敏夫Pの制作報告会見動画-第2日テレ

2010年12月26日11時34分アニメ

第2日本テレビ内のコンテンツ「ジブリチャンネル」で、来年夏公開のジブリ作品「コクリコ坂から」の制作報告会見動画が公開されている。原作は懐かしの少女マンガで内容は学園恋愛ものとあって、これまでと違ったテイストの内容に注目が集まる。

会見動画ではお馴染みのプロデューサー・鈴木敏夫が登場し、作品の概要や決定への経緯などを語っている。原作となる同名コミックは1980年に少女マンガ雑誌「なかよし」で連載されていたものである。佐山哲郎の原作、高橋千鶴の作画による作品で、当時は全8話で単行本2冊で刊行されていた。今回の映画化を踏まえて2010年には角川書店から新装版も出版されている。
監督を務めるのは宮崎駿の息子・宮崎吾郎で「ゲド戦記」以来5年ぶりに手掛ける作品となる。「ゲド戦記」の時に挿入歌「テルーの歌」でデビューした手嶌葵が主題歌を担当する事も決定している。少女マンガが原作のジブリ映画といえば、1995年の「耳をすませば」が思い当たる。この会見では、「耳をすませば」が決定する際にもう一つ候補として挙げられていたのが「コクリコ坂」であったという裏側が説明されている。16年の時を経て再度企画会議に挙がり、ようやく映画作品として世に出ることが決まったわけだ。
作品の舞台となるのは1963年の日本で、ジブリ作品の特徴であるファンタジーとは一線を画したリアリティのあるものとなる。既に公式サイトも立ち上がっており、今回は企画担当の宮崎駿によるコンセプトの説明がしたためられている。公式サイトトップは映画のポスターで飾られてあり、当時のヒット曲からの「上を向いて歩こう」のコピーが手書きされている。時代は東京オリンピックの前年という設定であり、今だからこそ古き日本に学べる部分が描き出される。

2011年ジブリ作品「コクリコ坂から」の制作報告会見動画は、第2日本テレビの「ジブリチャンネル」内で視聴出来る。


第2日本テレビ 2011年夏公開「コクリコ坂から」制作報告会見