感動の最終回!始まりのための最終楽章!「ベートーベン・ウィルス」18話のあらすじと見どころ-フジ
「ベートーベン・ウィルス」は、“音楽”という惑星からやってきた一人の宇宙人が、音楽への夢をあきらめかけた地球人たちに、もう一度ぶつかっていく勇気と自信を与え、代わりに宇宙人は抱えきれない愛を受け取り、惑星に帰っていくという大人の童話のようなドラマだった。もちろん宇宙人はカンマエ。楽団員たちの前に突如現れたカン・マエは、それほどインパクトのある不可思議な存在だった。
最終回の第18楽章では、韓国を離れるカン・マエが、愛すべき“私の楽団員”たちのために、最後のプレゼントをする回。ドラマのオープニングからエンディングまで見どころがぎっしり詰まっているので、どのシーンもお見逃しのないように。
※フジ韓流αで最終回は、2倍シリーズの第17楽章、ガビョンとイドゥンとの別れのシーンからどうぞ。
■第18楽章:最終回 始まりの終楽章
第17楽章で、ゴヌに依頼が入った公演の仕事は、もう一人のカン・ゴヌ、つまりカン・マエと間違われただけで、ゴヌに来たものではなかった。ゴヌは深く傷ついた。そんなゴヌを受け止め、抱きしめたのはカン・マエだった。
翌日、カン・マエの元に1通の手紙が届く。ミュンヘン・フィルからの誘いの手紙だ。世界的に有名なオケからの誘いに、ゴヌが「先生が遠く感じる」といえば、「元々遠かった。そっちが勝手に近づいた」とカン・マエ。2人の会話はまるでキャッチボールのように続く。すっかりわだかまりのなくなった2人の楽しい会話がまずは最初の見どころだ。カン・マエは、弟子であるゴヌに指揮者としてのあらゆる課題を出し、ゴヌもそれを嬉しそうに受ける。
しかしカン・マエはルミとのことはまだ心の整理ができていないようだ。それはルミも同じで、カン・マエに会いにくる場面では、どうしてもインターホンが押せないでそのまま帰ってしまう。ここは二つ目の見どころ、息を潜めて家の中のインターホンのモニターを見つめるカン・マエをお見逃しなく。
ドイツに立つことを決心したカン・マエは、ゴヌたちの最後の公演の夢を叶えてやる。自らが指揮を執るのだ。なんとあれほどバカにしていた歌謡曲「ガチョウの夢」の指揮だ。これをみんなに知らせるときのカン・マエのメールに注目。これまで彼のメールは、述部がなかった「私の部屋に」というように、指示だけで理由は書かない。ところが今回のメールは長い文章だ。カン・マエの変化をあらわすうまい演出だ。
「ガチョウの夢」を、舞台で歌うのはイ・スンニという本物の韓国の歌手。この曲は「The Dream Of Goose」という楽曲で、彼女がカバーして歌い、韓国では知らない人がいないくらいポピュラーな曲。すばらしい歌声に乗せて、これまでの思い出のシーンが、スローモーションで流れる。ゴヌの楽しい指揮も良いが、やはりカン・マエの堂々とした指揮には引き込まれる。イ・スンニの流れるような手話と歌う歌詞もすばらしく、何度も繰り返して見たいシーンだ。
歌は続く。マウス・フィルは解散し、それぞれが別の道を歩き出す。どんな台詞より「ガチョウの夢」の歌詞が、彼らの心を代弁している。
ドラマ中盤まで敵対していた前市長との絡みも面白い。当事者でない分、カン・マエの変化を一番つぶさに見ていたのはこの人物かもしれない。彼は、今ではすっかりカン・マエが気に入ったようで、ドラマの最後では係長と一緒にゴヌたちに力を貸す。
最終回では、カン・マエとルミの2人きり場面もたっぷり時間をとっている。相変わらずぶっきらぼうのカン・マエに、思い出が何もないと愚痴るルミ。そんな彼女にカン・マエは履き古した靴下の代わりに“ある物”をプレゼントする。それは、みんなからたくさんの愛を受け取った彼にはもう必要のない物だった。♪パボチョロム、アイチョロム~♪この後も不器用な2人の愛の時間は続く。ここも見逃せない胸キュンポイントだ。
さて、マウス・フィルは解散したが、ゴヌとヨンギはあきらめていなかった。何とかもう一度公演をしようとある計画を進める。ここではゴヌが大活躍。これまで不器用なほどまっすぐにしか進めなかったゴヌが、うまい駆け引きをする。彼も変わった。いや大人になった。これなら公演途中にトラブルがあっても対処できそうだ。
最終回では、チャン・グンソクのアルカイックスマイルがたくさん登場するのでお見逃しなく。
最終回、ここでどんな演奏会が開かれるのか…。ゴヌの作戦は成功し、マウス・フィルと市響が合同で公演を行う。ゴヌは、最後にもう一度だけカン・マエに合同演奏会の指揮を頼む。カン・マエは、惑星に、いやミュンヘンに発つ前に“私の楽団員たち”のためにタクトを振るだろうか?左の写真が最後の公演会場。
果たして、最終回にはこの場所でどんなドラマが観られるのだろう?ドラマ最高の見どころをお見逃しなく。
■ベートーベン・ウィルス(考)
「ベートーベン・ウィルス」のあらすじと見どころは今回が最後です。フジ韓流αの進行に合わせたために、少々あわただしい「2倍楽しむ」シリーズとなりましたが、いかがでしたか?
キャストの紹介でも書きましたが、本作は音楽を愛する登場人物たち全員が主役のドラマでした。それぞれの訳あり人生をバランスよく丁寧に描いています。カン・マエ、ゴヌ、ルミの三角関係、家族のために夢を命より大切な楽器を手放すヒョックォン、音楽にしがみつくヨンギ、おばさんと呼ばれた主婦がヒヨンさんになる、認知症を患うガビョン、ガビョンと祖父と孫のように心を通わせるイドゥン…。
本作の魅力は、視聴者がいろいろなタイプの登場人物の中に自分を見つけ、感動できるところかもしれません。心に残る素敵な1作でした。
そういえば、カン・マエはゴヌたちとは半年以上付き合ったんですね。これまでの最長記録でした♪
シリーズの最後に、「(4)コラム」で本作の本当の主役である“音楽”の紹介をしますので、お楽しみに。ドラマや「2倍楽しむ」についてのご感想やご意見は【お問い合わせ】からどうぞ。 (2011.2.17)
【作品紹介】【「ベートーベン・ウィルス」を2倍楽しむ】
BROBA「ベートーベン・ウィルス」動画配信ページ
(2011年2月現在BROBAで大好評配信中)
フジ韓流α「ベートーベン・ウィルス~愛と情熱のシンフォニー~」番組サイト
(2011年2月1日~17日放送)
ニコニコ韓流アワー『ベートーベン・ウィルス」視聴ページ
(2011年5月11日より生配信開始)
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