自ら鳴いて生き延びたチャミョン!「幻の王女チャミョンゴ」第31-32話のあらすじと見どころ-LaLa TV

2011年02月20日01時18分ドラマ
(C)SBS チャミョン(プク)

ホドンに会いたいというプクの伝言は、ホドンの命を狙うワン・ホルの仕掛けた罠だった!とは言え、それはプクも承知のこと、プクは心を鬼にしてホドン以上に大切な人ができたことを告げるのだった。

■第31話のあらすじ見どころ
ホドン以上に大切な人が、両親ではなく楽浪国の大将軍ワン・ホルであったことを聞いたホドンは、信じない。しかし、プクは、愛ではなくても「ホドンにとってのラヒ」が「自分にとってのホル」だと告白する。一国の大将軍と結婚させることができるプクの両親とは、どんな権力者なのかを訝しがるホドン。「ワン・ホルと一緒になることは、2人は敵同士になること」とプクを諭そうとするが、心を変えないプク。この後のホドンの台詞が実に胸キュンだ。絶対に、お聞き逃しのないように。
遂にチャミョンが“愛の笛”を返したそのとき、ホルと彼の部下たちがホドンを取り囲む。ここから始まるアクションは相変わらず圧巻だが、ここは切れ切れに話すホドンの台詞と、言葉少ないホルの台詞に注目だ。
ホルらに囲まれたホドン王子は、絶対絶命のピンチに立たされるが、ここでラヒ王女が現れホドンは九死に一生を得る。命からがら高句麗への脱出に成功する。ここで見逃さないでほしいのは、ホドンが立ち去った後のホルの行動だ。敵国の王子を助けるために味方の前に立ちはだかったラヒ王女を、楽浪の兵士たちは不審がる。当然このまま戻れば、ラヒは祖国を裏切ったとみなされる。ホルは、そんなラヒを見捨てることはできずにここで悲しい決断を下す。部下を大事にするホルにとって死ぬより辛い決断だったかもしれない。果たしてその決断とは?

一方、高句麗ではホドンを反逆者として断罪する声が高まっていた。しかし、ホドンは秘密裏に父・大武神王にある誓いを立てる。プクをあきらめきれないホドンの苦しみが込められた誓いの言葉をお聞き逃しのないように。「漢との交渉で醜態をさらし、王命を無視して国外に出、刀を持って王前に乗り込んだ」ホドンを、おばのヨランとウルドジ以外は、もはやだれも擁護する者はいなかった。みんながホドンの自害を望んだ。しかし、王が下したのは、辺境の城への流刑。王は、どちらの処罰を受けるかをホドン自身に決めさせた。果たしてホドンが選んだのは?

その頃、楽浪王チェ・リは、ワン・ホルとプク(チャミョン)との婚姻をやっと認めた。しかし、プクはこれを拒み巫女(神女)になると言い出す。巫女になるということは、人として女としての命を捨て、民のために生きるということ。ホドンと楽浪の狭間で苦しむプクに唯一残された道が巫女になることだったのだ。
古代韓国では、神霊・祖霊などと直接に接触・交渉し、卜占(ぼくせん)・予言・治病などを行う呪術・宗教的職能者が、大きな力を持つシャーマニズムという考えがあった。そもそも、ドラマの悲劇も、天文官チャムクの予言のせいだ。(シャーマニズムについては、は「新羅王国」豆知識の【シャーマニズム】で詳しく紹介)

ホドンを助けたことで、改めてホドンへの愛の深さを確信したラヒは、王太女とホドンへの愛に悩んでいた。そんな彼女がもうひとつ気になるのは、“プク”の名を呼ぶときの養母のひときわ優しい声。真実を悟ったラヒがモ・ハソに訴える台詞も、身勝手とは言え、これまで実母より養母であるモ・ハソを慕ってきた彼女としてはいたし方がないのかもしれない。

いよいよプクが巫女になる儀式の日、プクの身に恐ろしい出来事が起きる。

■第32話のあらすじと見どころ
チャミョン(プク、ここからはチャミョンと記す)が、巫女になるための儀式用の“毒もどき”に猛毒が混入していた。次妃ジャシルの仕業だ。チャミョンは、ヘンカイやチャチャンス夫妻の必死の祈りで命を取り留める。ひとり修行をはじめるチャミョンの元をある人物が訪れる。その人物とは死んだはずのチャムク。成仏できずにさまよっているという彼が、チャミョンの巫女修行を助ける。

高句麗の辺境の城に流されたホドンは密かに私兵を養成していた。流刑に処せられた王子の命令など、当初は聞く耳持たない兵士だったが、ホドンの熱意に次第に彼らは一級の兵士へと変身していく。
一方、今期を逃したラヒはホドンへの未練を断ち切り、全身全霊で祖国と民に仕えるという約束で、チェ・リから徹底的に帝王学を叩き込まれていた。もし、約束を違えたそのときはワン・ホルを後継者にすると言う約束で…。
しかし、ホドン王子は抜け目がない。ラヒの心をつなぎとめるべく恋文を送り続けたのだ。天性のプレイボーイ(?)のホドンが本気になれば、ラヒもイチコロ!ホドンへ傾く気持ちをどうすることもできなくなっていた。ホドンは、ラヒの心をつなぎとめながら、私兵を鍛えてある計画を実行しようと考えていた。失恋のせいか、髪型のせいか、ホドンがこれまで以上にりりしく感じられる。

ところで、チェ・リが正攻法でラヒに王道を極めさせている裏で、ジャシルはこっそりとラヒに毒の取り扱いを教えていた。卑怯なまねは嫌いだというラヒだが、果たして彼女はいつかこの毒を使う機会がやってくるのか?

そんな2人をよそに、チャミョンはチャムクの指導を受けひたすら巫女修行を続けていた。そんなチャミョンも凄いが、外で見守るイルプム(ヘンカイ)の忍耐強さも相当のもの。また、ホルもチャミョンを忘れられずにいた。チャミョンへの想いを振り切るためではあるが、ホルを演じたイ・ジュヒョンのモムチャン(肉体美)ぶりも見られるのでお楽しみに。
2年後、チャミョンは意識の底で“あるもの”を見る。そしてそれこそが厳しい修行の終わりでもあった。チャミョンが見たものは、楽浪の民も高句麗の民も傷つかないですむ方法、つまりホドンも楽浪も助かるための道具だった。チャミョンはチェ・リに頼んで秘密裏にこれを作らせる。果たしてその“あるもの”とは?

同じ頃、高句麗ではヘエウを太子にという声が高まり、ホドンが密かに兵を増強していることが問題になっていた。遂に機は熟した!ホドンもまた温めていた計画を実行に移そうとしていた。流刑中の2年間の厳しさをホドンの髭が物語っている。凛々しくなったホドンもなかなかイケているのでお楽しみに。


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