失くした思い出、深まる新しい縁…「推奴-チュノ-」第8回のあらすじと予告動画-BSジャパン
第7話の終わりには、テギルとテハがそれぞれソルファとオンニョンを負ぶって歩くシーンで終わったが、二人の女性はそれぞれ大切なものを落とす。ソルファは楽器・ヘグムを、オンニョンはテギルからもらった石。この石は凍えたオンニョンの手と心を暖めてくれた、テギルの愛がいっぱい詰まった思い出の石だった。オンニョンとのことを思い出しながら歩くテギルは、ソルファがヘグムを落したことに気づいて拾う、テハは…?
(C) 2010 KBS. All rights reserved朝、目覚めたソルファから馬とお金を使い果たしたことを聞き、怒ったテギルたちはソルファを追い出す。ワンソンが「売り飛ばす」といった言葉に答えた彼女の台詞が胸に迫る。涙を流しながら離れて行くソルファをお見逃しなく。テギルたちは、馬と当座の資金を稼ぐために一人30両を稼ぎに町にでる。
一方、オンニョンが目覚めたのは、テハの元上官の家。ここでも両班だったころのテギルとオンニョンとの回想シーンが盛り込まれている。穏やかで優しい物言いのテギルに胸キュンシーンが満載なのでお楽しみに。(C) 2010 KBS. All rights reservedところで、上官の顔に見覚えないだろうか?「朱蒙」でソソノを姫を支え、「善徳女王」で花郎の神といわれたムンノだ。演じたチョン・ホビンと後で駆けつけるファン・チョルンとの殺陣も見ごたえたっぷり。
テハとオンニョンは、上官の家で両班夫婦に変装して先へ進む。
オンニョンの兄クンノムは、オンニョンを推奴師になったテギルが追っていることをペッコから聞き、彼にテギル殺害を命ずる。まったくややこしい、今度はテギルが狙われることになる。
そのころ、亡くなったイム・ヨンホの門下生チョ学者は、仲間と一緒に現勢力を倒すために挙兵することを計画していた。そして、テハと、かつてのテハの部下で、現在奴婢として暮らしているメンバーをその実行部隊にしようと考えていた。師匠を失ったテハは済州島(チェジュド)に行くことを決意する。オンニョンに一緒に行かないかと言うシーンをお見逃しなく。この後、テハとオンニョンの心が少しずつ寄り添い始める。
さて、町で資金稼ぎに精を出すテギル一味だが、彼らが町人を捕まえては、“号牌”をチェックするシーンがある。これは、今で言う身分証明書のようなもの。詳しくは、朝鮮王朝豆知識の「◆号牌」のコーナーを参考にされたい。当時号牌の偽者がそこら中に出回っていた。3人がどんな手口で資金稼ぎをするのかじっくりご覧いただこう。一足先に戻ったワンソンとチェ将軍のやり取りが実に面白い。お人よしのチェ将軍が少額しか稼げなかったのに対して、ワンソンはその何十倍も稼いできた。どうせやるなら徹底的に!という台詞で、字幕でご覧になっている方は、ワンソンが「ホン・ギルドン」と言っているのを聞き取れただろうか?ギルドンはドラマにもなった韓国の三大義賊の一人。詳しくはこちらで紹介している。
二人から遅れて戻ってきたテギルは、約束の30両の代わりに、なんと追い出したソルファを連れ帰った。元いたサダンに捕まったソルファを助けてきたのだ。ここも胸キュンポイントがあるのでお楽しみに。
木浦と莞島反政府派が挙兵するため、済州島の世子の忘れ形見の王子を担ぐのは間違いない。また現勢力派にとっては、王子は厄介者。とすれば、決戦の地は済州島になるのは間違いない。テギルたちは済州島に入る前にテハを捕まえようと計画した。今も昔も済州島へは、木浦(モッポ)というところから船で渡るのが一般的。現在も木浦から済州島にフェリーが就航している。しかし、女連れではもっと安全なルートを選ぶはずとにらんだテギルは、莞島(ワンド)経由のルートを考えた。テギルたちは、莞島に賭けた。果たして、テハが選ぶのは木浦か、莞島か!
【作品詳細】【「推奴-チュノ-」を2倍楽しむ】
作品情報
■発売・レンタル:カルチュア・パブリッシャーズ
■(C) 2010 KBS. All rights reserved
■2010年、KBS、全24話
■キャスト:チャン・ヒョク、オ・ジホ、イ・ダヘ、キム・ジソク、
イ・ジョンヒョク、コン・ヒョンジン
■スタッフ:監督・演出=クァク・チョンファン、脚本:チョン・ソンイル
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