毎月1日は東日本大震災の復興支援「Marching J（マーチングJ）」を開催することになったSMAP、TOKIO、嵐たちジャニーズ所属のアイドル！そんな活動を連想させるようなauの新CM「もっとつながっていく篇 嵐」が、au公式サイトに公開された。

今回の未曾有の大地震では、改めて携帯電話のありがたさを実感した人が多いだろうが、同時に震災後には人と人との絆の大切さを身をもって感じた人も多かったはず。また、今回ほど、著名人たちが積極的にボランティア活動をしているのを見たことがない。もちろんこれまでにも彼らはボランティア活動をやっていたのだろうが、ほとんどは内緒で人知れずやることが多い。そしてそれを“粋”を感じる日本人気質があった。

新CM「もっとつながっていく篇 嵐」は、過去に嵐が出演したauのCMでも使われた楽曲「僕が僕のすべて」をバックに流してメンバーの5人が詩を朗読する。
「この国に住む人は、やさしい／その上、努力家だ／でも、ちょっと不器用で ちょっと恥ずかしがりやだ／僕たちは、この国をもっと知りたい／この国の人ともっとつながりたい」
この短い詩を、相葉雅紀→大野智→二宮和也→松本潤→櫻井翔とつなげて朗読していく。詩の前半が、「被災しても他人を思いやり秩序正しくいる東北の人々、ボランティアなどの善行を人知れずやろうとする日本人気質」といったものを語っているようだ。そして後半部には「もっと互いの絆を強くして、積極的につながろうよ」というメッセージがこめられているようにも聞き取れる。

海外のアイドルやスターたちが積極的にボランティア活動をしているニュースをよく耳にする。残念ながら日本では、そうしたニュースを聞くことが少なかった。ところが今回は連日のようにスターやアイドルたちのボランティア活動のニュースがマスコミにあふれている。今回、ジャニーズが開催したマーチング Jでは、3日間で、なんと40万人の人々が募金活動をした。もちろん嵐もこの活動に参加し、他にも話題のACのCM出演、バラエティ番組で明日への希望を感じさせる「果てない空」を歌い、大野が「怪物くん」の格好でがんばろうとメッセージをした。新CM{には、嵐の5人からの「僕たちはこれからもこうした絆を深める活動をやっていきますよ」という決意も感じ取れる。

idol（アイドル）とは、そもそも尊敬・崇拝される人物のこと。そんなアイドルたちがボランティアの大切さや、人と人とをつなぐ絆の大切さを訴えれば、彼らにあこがれるファンたちを動かし、希薄になったといわれる日本人の人とのつながりを見直す機会になるのかもしれない。auの新CM「もっとつながっていく篇 嵐」はほんの30秒のCMに、そんなことを感じさせる優しく癒される作品だ。

au「もっとつながっていく篇 嵐視聴ページ

※ナビコンでは、過去に紹介した嵐のCMを嵐のCM特集のコーナーで一挙紹介。
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