「トンイ」第9話あらすじと見どころ:果たせなかった再会、出会ってしまった追跡者!

2011年06月04日21時56分ドラマ

あと少し時間がずれれば、亡き兄の親友でトンイが幼い頃慕っていたチョンスと再会できたのに…相変わらずイ・ビョンフン監督のみごとな“すれ違いの演出”にドキドキさせられた前回のラストだったが、今回は、自分を罪人の娘として追跡していたソ・ヨンギと再会してしまう。果たして、トンイだと見破られてしまうのか?NHK番組サイトでは予告動画が公開されている。
(以下、NHKBSプレミアムにて2011年04月~2012年06月放送時に紹介したものです)

【「トンイ」を2倍楽しむ】で、時代背景や実在の人物、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)、見どころ、豆知識などまとめて紹介している。



tonni (c) 2010 MBC父と兄の命日の供養からの帰り道、チョンスにもらったハチマキを落とした事に気づいたトンイは、すぐに引き返そうとするが、そのときトンイは兵に捕われ捕盗庁(ポドチョン)に連行されてしまう。トンイがチャン尚宮の使いで行った薬屋の医者が殺されたため、その日に薬屋に行った者全員を調べていたのだ。当時王朝には3つの医療施設があり、王妃や尚宮たちは宮中に設置された内医院(ネイウォン)が診た。薬剤もそこで調合し、外部から勝手に薬剤を持ち込むことはご法度だった。(当時の医療施設について朝鮮王朝豆知識を参照)はそのことを知っているトンイは、絶対にオクチョンの名前を出すわけにはいかなかった。ここで、トンイの博識振りが多いに役立つが、いまひとつ信じてもらえない。そこに登場したのが、トンイの父が率いるコムゲたちに父を殺された(実は違う)ソ・ヨンギ。彼の助っ人で何とかこの場をしのいだ。ソ・ヨンギは、“トンイ”という名前が気になり、尋問の場に現れたのだ。ヨンギは、トンイが自分の追っている娘ではないかと疑っていたのだ。しかし、彼女は苗字を変えており、奴婢の戸籍(奴婢案)にも偽の経歴を書いておいたため、どうにかこのピンチを潜り抜けた。この一件で、トンイはオクチョンからの信頼を取り付けることになる。

やりきれない思いでトンイがヘグム(胡弓)を弾く。この音がまた粛宗の耳に届き、粛宗は足を止める。しかし、ヘグムの音色はオクチョンの侍女が遮った。オクチョンがトンイを呼びに来させたのだ。もちろん薬剤のことで礼を言うためだったが、これがまずかった!オクチョンを敵視する大妃(明聖王后)の耳に入った。“音変事件”ではオクチョンにしてやられた大妃がこれを見逃すはずはない。“監察府”にトンイが薬剤を宮中に持ち込み、オクチョンの元に届けたという密告書を送りつけたのだ。

一難さってまた一難!またもやトンイが捕らわれた。今度は鬼より怖い“監察府”だ。観察府とは宮女たちを取り締まる部署で、彼女らに睨まれると厳しい詮議され、それこそ宮中から追い出されかねない。しかし、オクチョンに薬剤を届けたと決して白状しないトンイは、ついに拷問にかけられることになる。
監察府のメンバーの中でも比較的温和な取調べをするチョン尚宮が、何故白状しないのかとトンイに訊いたときのトンイの答えが実にすばらしい。どんな不運な状況下でも決して人のせいにしない潔いトンイの“強き心”が垣間見られる名台詞なのでお聞き逃しのないように。

ところで、怖ーいメンバーの一人、ポン尚宮に見覚えがないだろうか?「チャングム」でミン尚宮、「イ・サン」でキム尚宮役で登場した女優だ。他にも、エジョンを、オクチョン役のイ・ソヨン主演の現代劇「天使の誘惑」で学友役のカン・ユミが演じている。個性的な実力派女優を配したこの監察府の面々。まだ名前と顔が一致しないかもしれないが、チョン尚宮(キム・ヘソン)、ジョンイム(チョン・ユミ)、ポン尚宮(キム・ソイ)、エジョン(カン・ユミ)の4人はしっかり覚えておこう。

NHKBSプレミアム「トンイ」番組サイト

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