「ル・マン24時間レース」が、今年も6月11日15時(日本時間同22時)からフランス・サルテサーキットで行われるが、その模様をアウディ、プジョー、SPEEDなどがライブ中継する。
今年も、アウディとプジョーが予選から火花を散らしており、激しい優勝争いが期待される。また、トヨタは総合優勝を狙えるLMP1クラス、日産とホンダはLMP2クラスに、エンジン搭載車が出場する。
日本人ドライバーは、中野信治がLMP2クラスのOAKペスカローロで出場するだけだが、日本で活躍中のアンドレ・ロッテラーとブノワ・トレルイエがアウディ、ロイック・デュバルがプジョーに乗り、それぞれ優勝をめざす。
また、今年は、日本関連の企画がいろいろと行われる。
マツダは、「マツダ787B」で1991年に日本の自動車メーカーとして唯一の優勝を成し遂げているが、それから20周年を迎えるため、レースの開始前にデモンストレーション走行を行う。
日産は、世界初の量産電気自動車「日産リーフ」をベースとしたレース専用モデル「NISSAN LEAF NISMO RC」のデモンストレーション走行を6月9日21時15分、6月11日12時10分(いずれも現地時間)に行う。
さらに、東日本大震災に関連した特別な催しとして、スターティングフラッグのチャリティオークション、日本国歌の最初の演奏と震災の犠牲者を悼んだ1分間の拍手などが行われる。

ライブ中継は、アウディ、プジョー、SPEEDなどで見ることができる。
アウディは、決勝レースがスタートすると同時に「Audi Live Racing」をオープン。3台の「Audi R18 TDI」のオンボードカメラ映像が24時間ライブ中継される。
また、それぞれのマシンのテレメトリーデータ(車速、ギアポジション、順位)が公開され、レースの模様を伝えるレポートも2時間ごとに配信する。
プジョーは、「PEUGEOT SPORT」で、オンボードカメラ、ドライバー&クルーインタビュー、バックステージなどを26時間に渡ってライブ中継する。
SPEEDは、例によってテレビ中継する時間帯を除いた12日0時30分～4時30分、同日9時00分～12時00分にライブ中継し、コルベット・レーシングからの映像も届ける。
なお、ライブ中継は、混雑などにより画像が安定しないことがあるが、ラジオのライブ中継なら、そんな心配もない。radiolemans.comのライブ中継も併用すると、そうしたイライラも減るはずだ。

Audi Live Racing
PEUGEOT SPORT
SPEED「24 HOURS OF LeMANS」
radiolemans.com