TBS韓流セレクト、「カムバック マドンナ」離婚訴訟で結婚生活を清算…あらすじと見どころ動画!
TBS韓流★セレクト「カムバック マドンナ~私は伝説だ」16日放送の第4話にして、ヒロインのソルヒが離婚訴訟のために勉強をはじめる!ジウクとの離婚が遂に法廷へと持ち込まれる。韓国のドラマは、3、4話辺りからが面白くなると、韓ドラファンはよく言うが、本作は、第1話にしてドラマの世界にのめり込んでしまう。そのひとつの見どころが、女性ファンにははずせないファッションだ。これまでにも作品ごとに素敵なファッションを披露してくれたキム・ジョンウンが、本作では、まさに七変化の活躍で魅せてくれる。上流階級の奥方の時のセレブファッション、ロックをやるときの全身ギンギラファッションや超ミニスカート、離婚訴訟の時の理知的なスーツ姿。もっとも、離婚後、弁護士事務所で働くときには「これが私のスタイル!」とばかりに、真ッピンクの超ミニルックなどで通す。全編通して、さまざまなファンションで楽しもう。
さて、ドラマの物語は、“結婚生活の清算、夢の実現、2度目の恋”の3つのテーマをそれぞれ“離婚訴訟、ロック、ラブライン”で描いていく。この中のどのひとつを取り上げても面白い作品が作れそうなところを、3つのテーマを絡めて見ごたえたっぷりの作品に仕上げている。各話のあらすじは、作品のDVD公式サイトで詳しく紹介しているので、ナビコンの[「カムバック マドンナ~私は伝説だ」2倍楽しむ]では、この3つのテーマに沿って全体的なあらすじと見どころを紹介しよう。
まずは、結婚生活の清算=離婚訴訟編から。
ヒロインのソルヒは、出来ちゃった婚で誰もがうらやむ上流階級の家庭に嫁ぐ。夫は韓国法曹界きってのやり手。姑は裕福な家庭に育ったプライド高き女性。しかも夫には女性の影がチラホラ。せっかく授かった赤ん坊は流産して、姑は「早く跡継ぎを産め!」と連日のように不妊治療を迫る。肝心な夫ジウクは、愛し合って結婚したはずなのに今では見向きもしてくれない。「妊娠は一人じゃ出来ないぞ!」と、思わずドラマに向かって怒鳴りたくなるストーリー展開。そんな彼女が、妹への骨髄移植をめぐり遂に離婚を決意する。
さあ、ここで敏腕弁護士が登場して彼女を救い、二人が恋に落ちる…なんて、陳腐なあらすじではない!大学を出ていない彼女は婚家から散々バカにされてきたが、そんな彼女がなんと、法律を独学して自分一人で韓国一の法律事務所「知天命」代表の夫相手に、離婚訴訟を起すのだ。まあ、涙ぐましい彼女のがんばりようを見てほしい。
本作の面白さを“輝きヒロイン”として有名な「私の名前はキム・サムスン」を引き合いに出すことが多いが、筆者はむしろ「シティーホール」を思い出した。あちらは、ある市の落ちこぼれ下級公務員がいきなり“市長選”に乗り出すというもの。ヒロインが、政治を学ぶひたむきな姿と、本作でソルヒが法律を学ぶ姿勢にどこか通じるものを感じた。そういえば、テヒョンを演じたイ・ジュニョクは「シティーホール」にも出演している。
ドラマに戻って…。しかし、結局は一人ではどうにも出来ないと悟り、ジンベ弁護士の力を借りることになる。演じたのはチャン・ハンソン。「太王四神記」のフッケや、「製パン王キム・タック」で主人公の師匠を演じたベテラン俳優だ。見かけはむさ苦しいおじいさんだが、実は、テヒョンの音楽の師匠で、弁護士としてもかなり有能なのだ。しかし、持ち前の飾らない性格で初めはソルヒともうまくいかないのだが、本性を知ったソルヒは、彼と一緒に離婚訴訟に踏み出す。
相手は法曹界の実力者、おまけにジウク側の弁護を担当するのは、スンヘという離婚訴訟のプロの女弁護士。しかも、夫の愛人のような気配も…。もちろん、こんな相手じゃ勝ち目はない。遂には、ソルヒは財産目当ての性悪女のレッテルまで貼られてしまう。ところが、そんな彼女の手元に、一発逆転の凄い証拠が舞い込んだ。果たして、その証拠とは?彼女はこの証拠品をどんな形で利用するのか?裁判に負けて人生に勝つ!とはまさにこのこと、と思えるようなみごとな結末をお見逃しなく!どちらが勝ってどちらが負けるのかは、ドラマを見てのお楽しみ!
しかし、物語はここで終わりではない。いや、ここからが面白くなるのだ。自分の離婚問題で、彼女は人間として大きく成長する。かつての決して上品ではないが、仲間思いの正義の姉御“往十里のワル”に戻るのだ。ジンベ弁護士の下で事務員として働き、弱者のために立ち上がる。ところが、ここでもまた、ジウクと争うことになる。それこそ、離婚訴訟なんて目じゃないほどの激しい闘いの火蓋が切って落とされる。
さて、“結婚生活の清算=離婚訴訟”編のキーパーソンは、先ほど紹介したジンベ弁護士以外にもう一人いる。女弁護士ではなく、ホン女史だ!ジウクの母だ。プライドが高級ブランドを着こなして歩いているような女性。ソルヒを散々こき下ろすシーンは必見。よくぞここまで憎たらしく演じられたものだと彼女の演技力に感服する。演じたのはチャ・ファヨン。黙っていると上品そうなマダムだが、みごとなまでに鬼姑を演じている。この憎らしい演技はどこかで見たぞ!と考えて、ハタッと気が付いた。ナビコンの2倍シリーズで紹介している「天使の誘惑」の主人公の母役だ。優しい母を演じながらも、視聴者に「一番悪いのはオマエだろう!」と思わせる憎たらしい役を演じている。そういえば彼女を一躍スター女優に押し上げたのはオリジナル版の「愛と野望」ヒロインのミジャ役だった。あのミジャも一筋縄ではいかない女性だったのを記憶している。とにかく、両極端の女性を完璧に演じているのは「おみごと!」というほかないだろう。
次回は、“夢の実現=音楽”編のあらすじと見どころを紹介!
TBS|韓流☆セレクト(6月13日より月~金の朝10時5分から放送)
「カムバック マドンナ~私は伝説だ」DVD公式サイト
[「カムバック マドンナ~私は伝説だ」を2倍楽しむ]に戻る
※韓国ドラマの紹介や韓流エンタメのことなら↓
■作品紹介
・韓国放送年:2010年
・放送局:SBS
・放送回数:全16話
・監督/演出:キム・ヒョンシク
・脚本:イム・ヒョンギョン/マ・ジンウォン
・キャスト:キム・ジョンウン、イ・ジュニョク、キム・スンス、オ・スンヘ、
チャンシニョン、ヒョン・ジュニ、ホン・ジミン、チャン・ハンソン
■DVD情報
・DVD-BOX1:6月24日発売
・DVD-BOX2:7月27日発売
・Vol.1~4:7月6日レンタル開始
・Vol.5~8:8月3日レンタル開始
・クレジット:(c)SBS
・発売・販売元:エスピーオー