ニコニコ韓流アワー、韓ドラ初心者も上級者も唸らせる「宮(クン)」の魅力を探る!

2011年06月19日19時07分ドラマ
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社会現象まで巻き起こしたドラマ「宮(クン)」の魅力はどこにあるのだろう? まずはストーリーの斬新さだろう!「祖父が決めた顔も知らない許婚の元に嫁いだ少女」「相手の夫には別に好きな女性がいた」「婚家は厳しくなかなかなじめない・・・」。これの一体どこにストーリーの斬新さがあるのか?といわれそうだが、ドラマは“仁化14年”の韓国に皇室(王室)が続いていたら…という設定なのだ。

ストーリーだけ見ると「宮」はよくある韓ドラ愛憎劇になりそうだが、そこに時代感を持たせ、舞台を王室に持ってきたことで、童話の世界のような雰囲気を作り出し、ドロドロ感をなくしている。架空の王室ではあるが、朝鮮王朝を基調に王室のしきたりや、雅な言葉がリアルに描いてあり、これまで韓国歴史ドラマを見慣れた韓ドラファンも裏切らない笑いの要素もちりばめてある。
そういえば、ラブコメに時代感を持たせた最近のドラマに、イ・スンギとシン・ミナ主演のラブコメ「僕の彼女は九尾狐」がある。

続くドラマの魅力は、人物一人一人のキャラクターをきっちり描いていること。主役陣4人の魅力については、「宮」を2倍楽しむの(3)で紹介したが、奇想天外なドラマストーリーを、丁寧な人物描写によって視聴者にも共感を持たせることに成功している。登場人物の台詞や身にまとう衣装などにも細かい気遣いを忘れない。ヒロインの使う女子高生言葉や制服スカートにジャージといういでたちから、雅な言葉やゴージャスな衣装に代わるヒロインは女性視聴者の目を楽しませてくれるに十分。チェギョンを演じたユン・ウネと、皇太后役の名女優キム・ヘジャとのツーショットは、本人たちがまじめに演じれば演じるほど、そのギャップに笑えてしまう。本作には、ユン・ウネ、チュ・ジフン、John-Hoon(キム・ジョンフン)、ソン・ジヒョの主役陣を支える脇役に、キム・ヘジャをはじめ、シム・ヘジン(ユン君母)、ユン・ユソン(シン君母、皇后)、パク・チャンファン(現皇帝)、カン・ナムギル(チェギョン父)、イム・イェジン(チェギョン母)といった、日本でも良く知られているベテラン名優たちが大挙出演している。

さらに、ドラマのセットに手を抜かなかったこと。何しろ、ドラマの中で使われる韓国王室セットを60億ウォンをかけて再現したというのだから、スタッフの意気込みの凄さが分かるというもの。もちろん、王室の人々が着用する衣装もセットに負けない超豪華な衣装が用意された。これが、「宮」を若い世代だけなく、ドラマに厳しい大人をも納得させるクォリティーに仕上げている。

他にも、ドラマの随所に流れる音楽(OST)の素晴らしさも見逃せない。「パリの恋人」を手がけたパク・セジュンのメインテーマ「Perhaps Love(サラン インガヨ=愛でしょうか)」は、ドラマを最高に盛り上げる。下に紹介している「宮~Love in Palace オリジナル・サウンドトラック(DVD付)」では、全曲試聴できるので聞いてみよう。現代風な曲調から、「宮」などはそのまま歴史ドラマに使えそうな曲調まで幅広く、音楽を聴くだけでも楽しい。「宮」は、伝統楽器を使ったオリジナルバージョンととピアノバージョンとがあるので、聞き比べてみるのも楽しい。

こんな魅力たっぷりのドラマ「宮(クン)」は、ニコニコ韓流アワーで6月16にから7月9にまでの毎日深夜24時から無料で配信中。ドラマについては【「宮」を2倍楽しむ】で詳しく紹介している。

ニコニコ韓流アワー「宮-クン」配信ページ

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nikodo君
【「宮~Love in Palace」を2倍楽しむ】
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