不可能を可能にする!換局のために…「トンイ」第13話あらすじ、見どころと予告動画-NHK

2011年07月02日21時54分ドラマ

女婢のトンイが、エリート集団の監察府の尚宮に大昇進したことが面白くないユ尚宮は、定期試験(試才)を利用してトンイを追い出すことを目論んだ!配属されてまだ3日目の彼女にも試験を受けさせ、合格しない場合は追い出そうとしたのだ。今回は粛宗王が、漢城府の判官としてトンイと係る最後のときでもある。粛宗王のコミカルな面を存分に楽しまれたい。
(以下、NHKBSプレミアムにて2011年04月~2012年06月放送時に紹介したものです)

【「トンイ」を2倍楽しむ】で、時代背景や実在の人物、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)、見どころ、豆知識などまとめて紹介している。



試験が始まり続々と合格者が出る中、ついにトンイの番がやってきた。いくらトンイが利発とはいえ、習っていないものは分からない。ユ尚宮の思惑通り、トンイは不合格となった。しかし、これに不服を唱える者がいた。1人はジョンイム。他の尚宮たちと違い、物事の真理をきちんと見極めることができる先輩尚宮のようで、今回のたくらみは監察府の恥だと思っている。そして、それを実際に訴えたのが、チョン尚宮とポン尚宮。この二人は同期で一番出世したユ尚宮のやり方が、納得できないと、自分たちの出世をあきらめてまで訴えたのだ。

監察府の尚宮たちが動いたのに、トンイの後見人ともいえるオクチョンは動かなかった。その理由が、いかにも先見の明のあるオクチョンらしい判断。その理由をどうぞお聴き逃しのないように。

トンイ13(c)2010 MBCトンイは誰にも頼ろうとしなかった。トンイは強い心を持って本件に立ち向かった。トンイにその勇気を与えたのは、チョン尚宮の叱咤の言葉だった。雨のシーンをお見逃しなく。
結局トンイは王妃の口添えもあり、なんとか再試験の権利を勝ち取った。ところが、権利は勝ち取ったものの、実際に合格できなければ元も子もなくなる。トンイの猛勉強が始まった。しかし試験は3日後!時間がなさすぎる。そんなとき応援に駆け付けてくれたのが粛宗王だった。今回は、粛宗が普通の男としてトンイと接することのできる最後の回。来週からは王粛宗としてトンイの前に現れることになるので、最後の判官ぶりをお見逃しなく。果たしてトンイは試験に合格するのだろうか?ドラマで確認しよう。

女官を取り締まる部署である監察府は、事件とあれば捜査はもちろん死体から犯人を探り当てることもする。そこで重罪人を取り調べる“義禁府”や一般の犯罪を取り締まる“捕盗庁”の役人を講師に招いて授業を受けたりする。女の花園で、この日ばかりは屈強な男性陣と間近で接することができるとあって、監察宮女たちは白粉を叩いたり、紅を引いたりと大騒ぎ。このシーンを見て、朝鮮一の妓生(キイセン)がヒロインの「黄真伊(ファンジニ)」を思い出した。まるで、会社の女子ロッカーのような雰囲気が楽しい。

ところで、当日の講師役を担当したのはソ・ヨンギ。トンイとは浅からぬ因縁のある人物。そしてその助手を務めたのが、なんとチャ・チョンスだった。彼は検屍人として宮中に出入りしていたのだ。果たして、トンイとチョンスは互いが分かるのだろうか…。

さて、今回はもう一つ大切なシーンがあるのでお見落としのないように。それは粛宗がやろうとしている政権交代、つまり“換局”だ。これまで政権を握っていた与党、西人派に代わって南人派を与党にしようというのだ。そのためにも、オクチョンを側室にする必要があった。これについては、「トンイ」を2倍楽しむの(2)及び、(3)を参考にされたい。

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