日本を代表する指揮者が集結!前代未聞の「第9で指揮対決」企画も!「DEEP PEOPLE」予告動画-NHK

2011年07月31日10時26分音楽

8月1日、NHK総合で放送の「DEEP PEOPLE(ディープピープル)」は「スーパー指揮者」をテーマに小林研一郎、広上淳一、下野竜也という世界に名を馳せる日本の名指揮者たちが登場!番組サイトでは予告動画が公開されている。今回スタジオに集る3人はいずれも世界に名を馳せる日本の名指揮者たち。一流の指揮者同士による鼎談という珍しい内容に、クラシックファンはもとより指揮者の存在意義がよく分からないという人にもお勧めの内容だ。

今回の収録の会場は東京オペラシティで東京フィルハーモニー交響楽団を従えるという、セッティングからして豪華な内容だ。指揮者といえば、最近は「のだめカンタービレ」で玉木宏が演じた千秋真一が大人気を博したのをきっかけにクラシックファン以外からも注目を集めるようになっている。スタジオに集結した世界を舞台に活躍する名指揮者たちはベテラン・中堅・若手と揃い、層の厚い日本の指揮者たちの充実振りが伺える。
出演者はいずれも輝かしい経歴の持ち主だ。小林は「炎のコバケン」の愛称で親しまれ、1974年の第1回ブタペスト国際指揮者コンクールで第1位を獲得、以降は世界各地のオーケストラの常任指揮者を歴任している。反バリー国立交響楽団においては、グスタフ・マーラー以来2人目の外国人指揮者として迎えられ、国内においても日フィルをはじめ関西フィルハーモニー、九州交響楽団、名古屋フィルハーモニーなど全国各地の団体で指揮や音楽監督を務めた。
広上が世界的に注目を集めたのは1984年のキリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクールで審査員全員一致による優勝を果たしてからだろう。これをきっかけにヨーロッパ各地の名オーケストラでの客演依頼が舞い込み、いずれも現地で好評を博したことからその名が世界のクラシック界に知れ渡ることとなった。その後人気楽団の首席指揮者を務め、現在は自らの母校である東京音楽大学で教鞭をとる。
3人のうち一番若い下野は、小澤征爾が一番注目する若手として期待されている逸材だ。一般的にクラシック界の人材は音楽大学および芸術大学音楽科卒である事が多いが、下野の母校は鹿児島大学教育学部音楽科という、総合大学出身という異例の経歴でも注目を集める。下野の世界デビューは2001年、仏・ブザンソン国際指揮者コンクールでの優勝だ。その後世界的に注目を集めると同時に、下野が指揮する様々なタイトルがCD化され好評を博す。小澤征爾が病気休養で公演をキャンセルした際にはその代役も務めるなど、精力的に活動を行っている。
以上のような3人が集い指揮者について激論を交わすというのだから、そのハイレベルな話題は音楽に造詣のある人なら少なからず刺激的な内容となるだろう。しかも人気の高いベートーベンの第9で指揮対決というユニークな企画も交え、指揮者の魅力をとことん追求する。

「DEEP PEOPLE」は1日(月)よる10時から放送。予告動画は番組公式サイトトップページで視聴出来る。

ディープピープル[DEEP PEOPLE]

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