サン摂政開始!ソンヨンの夢をつなぐ墨絵…「イ・サン」第20話の見どころと予告動画-NHK
英祖(ヨンジョ)はサンに王として必要なことを学ばせるため、あらためて摂政を命じた!戸惑うサンだったが、覚悟を決め、初の政務報告会に挑み、古狸の大臣どもを前にみごと自分の政治理念をぶちまける。いよいよサンによる政治改革が始まる。第20話では、サンのみごとな報告に大満足の英祖の笑い声から始まる。
サンが発表したのは、誤った慣例を正し、朝廷の改革に取り組む宣言だった。これこそが老論派への宣戦布告だ。まず手始めにホン・グギョンを役人の不正を取り締まる司憲府の持平に任命し、賄賂などで私服を肥やす大臣たちを一掃することを命じた。不正を厳しく取り締まると同時に、サンは若くやる気のある役人たちを集め勉強会を始めている。戸惑う役人たちだったが、茶菓子まで用意してくれたサンの気遣いに、次第に心を開いていく。
一方、図画署では大変な問題が持ち上がっていた。王妃ヒョイの多産祈願の屏風の依頼を受けていたが、ソンヨンの実力を高く評価するパク署長はソンヨンにも手伝わせ、仏手柑(ぶっしゅかん)の絵を描かせていた。サンとソンヨンが特別な関係にあることを知ったチョン・フギョムはこれを利用しようと、カン副署長を使って、茶母に絵を描かせたことを上訴させる。当時、下働きの茶母が筆を持つなど許されないこと。しかし、パク署長は身分や性別にかかわらず才能のあるものを伸ばしてやりたいと、かねてからサンに提案していた。
図画署のトラブルを知ったサンは、ソンヨンが画員競技会で5位以内に入賞すれば、彼女の実力を認めるよう約束を取り付ける。
しかしこのところ不調のソンヨンは自信がもてない。彼女の実力なら仏手柑の絵など何でもないはずだが、力みすぎてどうもうまく描けないのだ。それは、サンとヒョイの多産祈願の画だからだが、それに気づかないソンヨンの女心が切ない。
そんなソンヨンをサンが、「気負わず楽しいことだけ考えてて描けばいい」と元気付ける。ソンヨンがしくじれば自分の立場も悪くなるのに、なんと大人の発言。
いよいよ、競技会当日。裏で糸を引くのは切れ者のチョン・フギョム。まともに勝負させてくれるはずはない。一体どんな手を使ってソンヨンの邪魔をするのか?果たしてソンヨンは5位以内に入ることができるのか?
ところでソンヨンが描く仏手柑は、釈迦の生まれた国インドの原産で熱帯性の植物で、仏の手の仏手柑(画像:Wikipedhiaより)形をしているところからその名が付けられたみかん科の果物。中国古来より不老長寿の珍果として高貴な人々に珍重され絵画、彫刻などの美術工芸品の題材としてはもちろん、漢方薬や、観賞用盆栽として用いられている。
ソンヨンは、これに限らず劇中何度も絵を描くが、彼女は幼い頃絵を習っており絵はお得意。撮影中も始終画具を持参し、現場のスケッチをしていたという。ドラマ後半では、実際に彼女が着色作業をしたほどの腕前だそうで、どのシーンがそうなのかを見つけるのもドラマの見どころのひとつとなりそうだ。
【作品詳細】【「イ・サン」を2倍楽しむ】
NHK総合「イ・サン」番組サイト
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