NFL 【第15週】ハイライト AFC東地区三つ巴の戦い譲らず、スティーラーズは地区優勝決める
NFL 【第15週】は12月11、14日(現地時間)に開催され、AFC北地区首位のピッツバーグ・スティーラーズが地区優勝を決めた。
AFC東地区は首位を併走するニューヨーク・ジェッツ、マイアミ・ドルフィンズ、ニューイングランド・ペイトリオッツが、それぞれ譲らず9勝5敗となり、ますます地区優勝争いは熾烈となった。残り2試合は各チームにとって気の抜けないゲームとなる。
ジェッツはQBブレッド・ファーブがパスで207ヤードを投げるもわずか、1TDパスにとどまる苦しいゲームだったが、QBサックから、DEショーン・エリスが逆転のリターンTDを上げ、31対27とし、バッファロー・ビルズを下した。ドルフィンズはQBチャド・ペニントンは、パスで2TDを上げ、TDのない49ersを14対9で下した。ペイトリオッツはQBマット・キャセルが大活躍し、パスで218ヤード、自己最多の4TDとし、49対26でオークランド・レイダーズに快勝した。
AFC北地区首位のピッツバーグ・スティーラーズは同地区2位のボルティモア・レイブンズを撃破し、11勝3敗として、2年連続の地区優勝とプレイオフ1回戦のシードを得た。スティーラーズはQBベン・ロスリスバーガーが残り43秒にWRサントニオ・ホームズへの逆転のパスを決め、13対9で接戦を制した。
AFC南地区は既にプレイオフ進出を決めているテネシー・タイタンズがヒューストン・テキサンズに敗れ12勝2敗となった。一方、地区2位のインディアナポリス・コルツはデトロイト・ライオンズを下し10勝4敗とし、ワイルドカード出場に大きく前進した。テキサンズのWRアンドレ・ジョンソンが207ヤードのレシーブを達成し、TDを奪えなかったタイタンズに13対12と辛勝した。
AFC西地区は地区優勝をかけた一戦で、首位のデンバー・ブロンコスがカロライナ・パンサーズに敗れ8勝6敗となり、逆に、2位のサンディエゴ・チャージャーズがカンザスシティ・チーフスに勝ち6勝8敗にとどまったことで、地区優勝争いがもつれてきた。ブロンコスは第1Qまで10対10のイーブンとするも、以降は点を奪えず、トータルで400ヤードを奪ったパンサーズに10対30と大敗した。
NFC東地区の同地区対戦は、既に優勝を決めているニューヨーク・ジャイアンツは2位のダラス・カウボーイズに敗れて11勝3敗となり、勝利したカウボーイズは9勝5敗となったことで、ワイルドカードでのプレイオフ出場に望みをつないだ。カウボーイズの守備陣の活躍で、ジャイアンツを今期最小得点に抑え、攻撃陣ではQBトニー・ロモがパス30回中20回に成功し、244ヤード、2TDを獲得し、20対8で勝利した。
NFC北地区はミネソタ・バイキングスがアリゾナ・カーディナルスと対戦し、9勝5敗と勝ち星を伸ばし、一方、試合のなかった2位で8勝6敗のシカゴ・ベアーズを突き放しにかかった。バイキングスはWRバーナード・ベリアンのパントリターンTDとパスによる1TDを決め、35対14とカーディナルスに圧勝した。
NFC南地区首位のカロライナ・パンサーズがデンバー・ブロンコスからの勝利で11勝3敗とし地区優勝に大手をかけた。また、タンパベイ・バッカニアーズが同地区のアトランタ・ファルコンズに負け、共に9勝5敗となり、プレイオフ進出に向けて俄然面白くなった。試合はオーバータイムにもつれたが、RBマイケル・ターナーがランを稼ぎ、最後はKジェイソン・イラムの34ヤードFGが決まり、13対10でファルコンズが勝ちをもぎ取った。
NFC西地区で既に地区優勝を決めているアリゾナ・カーディナルスがミネソタ・バイキングスに負け8勝6敗となり、2位のサンフランシスコ・49ersもマイアミ・ドルフィンズに負け5勝9敗となった。
マンデーナイトは12月15日(現地時間)にAFC北地区3位で4勝9敗のクリーブランド・ブラウンズとNFC東地区3位で7勝5敗1分けとワイルドカード進出を狙うフィラデルフィア・イーグルスが戦う。
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