怖いモノ見たさ！まさにこんな気持ちでアニメの放送を待ちわびた40年前子どもだった大人たちも、今夜ばかりは子どもに戻って夜9時になるのを待っているのでは？ジャニーズKAT-TUNの亀梨和也、杏、鈴木福が主演のドラマ版「妖怪人間ベム」が、本日22日（土）夜9時から15分拡大版スペシャルで放送！番組サイトには今夜放送の第1話の予告動画が公開されている。

「妖怪人間ベム」は、昭和40年代に大人気だった同名アニメが原作。原作のストーリー及び、キャラクターの紹介はこちらで紹介している。⇒ジャニーズ、「怪物くん」の次は「妖怪人間ベム」！亀梨和也、杏、福クンのビジュアル、PR動画出公開-日テレ

原作は40年前だが、その後も再放送やネット配信、まんが本などで若い世代にもファンが多いようだが、作品を知らない方にとっては未知の妖怪と今夜初対面となる。すでに番宣などで、ベールは少しずつはがされてきたが、気になる第1回目は、まずは主役の妖怪たちの紹介と、今後ベムと友情を深めていく刑事の夏目章規との出会いを描いていく。

ベム（亀梨和也）、ベラ（杏）、ベロ（鈴木 福）3人は、人工人間の失敗作として生まれた妖怪人間。普段は人間の姿に化け、家族として生活しているが、一旦、怒りや悲しみなど気持ちが高ぶると醜い妖怪の姿に戻ってしまう。しかし彼らの心の中には人間を助ける正義の心が宿っていた。ところが、彼らは人間を助けては、恐れ嫌われるという暮らしを数百年も続け、「はやく人間になりたい」と願っていた。
ある夜ベムは一人の男を助け、それがきっかけで刑事・夏目（北村一輝）と知り合う。夏目家の夕食に招かれたベムは、偶然ある写真を目にする。その写真には、ベムたちが人間になるヒントを持っているかもしれない人物が写っていたのだ。ベムたちはその人物・緒方（あがた森魚）に会うが、緒方は何も知らないという。がっかりするベムたち。
そのころベムが助けた男を巡る事件が急展開をし、夏目が家族を失くかもしれないピンチにさらされていた。果たしてベムは夏目を救えるのか？！

原作は漫画だが、ドラマ版ではオリジナル性も大いに持たせている。その一人が、夏目刑事の登場だ。原作にはいないキャラクターでベムと友情を深めていく人物として登場する。アニメでは、人間を助けてはその醜い容貌のために、人間界から締め出されてしまう妖怪たちだった。そんな彼らが可哀そうで涙していた当時の子どもたちにとっては、何ともありがたい存在となりそうだ。

この作品は、単なる妖怪物語ではない。“他と違う”ということだけで“KEEP OUT（締め出す）”してしまうことの残酷さを訴える、メッセージ性の強いヒューマンドラマだ。ドラマ版では、オリジナルが持つメッセージ性に、笑えるシーンや切ないシーン、変身シーン、アクションシーンなどの娯楽性も持たせて、家族全員が楽しく視聴できる作品となっている。

特に、番組ではアクションシーンを見どころとしているようだ。これは、主人公をジャニーズのアイドル亀梨に持ってきたことで、その本気度が見て取れる。亀梨は、自身が担当するスポーツ番組のリポートで、プロ野球選手と同じメニューで練習に挑んで、みごとにこなし、プロ選手たちを驚かせたほど。抜群の運動神経とその根性で、今作でも体を張って挑戦するだろう彼のアクションに大いに期待したいところだ。しかし、アクションにかける思いはベム役の亀梨だけではない。ベロ役の福くんは、元々アクションをやってみたいと思っていたらしく、難しい監督の指示にもめげることなく、つりさげられたり、ジャンプしたりとみごとにアクションを決めている。ベラ役の杏に至っては、どこに行くにも武器のムチを持ち歩き、日々練習をしているというから、3人のアクションシーンが楽しみだ。スタッフも3人のアクションを際立たせるために、大道具、小道具の準備に余念がないとか。

人間たちの前では家族のふりをして過ごす、ベム・ベラ・ベロの三人のチームワークもバッチリの、ドラマ「妖怪人間ベム」の初回放送は、今夜22日夜9時から15分拡大版で放送。予告動画は番組サイト「予告動画」で視聴できる。

日テレ「妖怪人間ベム」