第2話平均視聴率も19.0%と絶好調!木村拓哉主演「南極大陸」第1話2時間SPあらすじ(後)-TBS

2011年10月28日16時22分ドラマ

10月期ドラマでダントツの視聴率を誇った「南極大陸」だが、冒頭に実際のニュース映像を用いたり周囲の人物の心情を細かく描写するなどの細かい演出で老若男女を問わず感動を誘った。ナビコンでは物語進行に必要な部分だけを抜粋してあらすじとするために、細かな心理描写部分については記載していない。倉持を取り巻く人物関係の妙については、ドラマ本編で堪能して頂きたい。第1話前半のあらすじはこちらから。

第1話 後半あらすじ
第1次南極観測隊員の任命式の日。倉持が会場に入ると内海が政府判断を告げにきた大蔵省の役人・氷室晴彦(堺雅人)に掴みかかっていた。理由は、12年前の登山事故で死者を出した際の隊長が倉持だったという経歴が問題視され、倉持が観測隊員から外されたことについてだった。氷室も事故のあった同じパーティに所属して倉持の責任ではない事を知っていたが、その決定をそのまま会場に伝えるのみだった。そこで星野の提案で、今後は倉持に犬ぞり用の犬確保についての仕事に携わることとなり、氷室にも承認させた。倉持は犬塚を伴って北海道へ向かう。
倉持たちが向かった先は北海道大学の樺太犬研究所の古館智大(山本學)だった。広大な北の大地を歩く中、一台のトラックに同乗を求めたが、その運転手は古館の娘・綾子(木村多江)だった。古館は研究所の10頭の樺太犬を犬ぞり用に提供するので、必要とされる残りの10頭については自分たちで探すようにと告げる。古館家に滞在して綾子らの世話になりながら、倉持と犬塚は樺太犬探しを始める。その経過で犬塚が犬の訓練経験があるのが嘘だったとばれてしまうが、倉持はそれに目をつぶり、犬塚と共に犬探しと訓練を行う。方々を探し回って樺太犬を引き受ける倉持たちは、桧山牧場を訪れたが人はなく、裏手に死んだ一頭の犬と「タロ」「ジロ」と名札の付いた樺太犬がいるのを確認しただけだった。
研究所に帰って倉持が古館に自分の父が南極観測に行った際の写真を見せると、その時同行した犬ぞり犬の末裔が研究所にいる風連のクマであること、更にその子どもが桧山牧場のタロとジロであることをを古館は告げた。そこで綾子が桧山牧場の主は借金で夜逃げしたと教える。慌てて倉持たちは桧山牧場へ向かうが、タロとジロは売られてしまった後だった。倉持はタロとジロを必死で探し回り、既に飼い主がついていた2頭を大金で買い戻す。集めた犬たちに更に選別をかけ、犬ぞり用の犬が決定した。犬が決定してようやくそりの訓練が始まるが、隊列を組んで犬を走らせるということがどうにも上手く行かず訓練は暗礁に乗り上げていた。そこを、古館家の飼い犬・リキがじっとみつめていた。リキはかつて犬ぞりの先導犬として活躍していたが、古館家の子どもたちの亮(井上瑞希)と遥香(芦田愛菜)が犬ぞり犬に提供するのを拒否していた。まるで動かない犬たちをみて業を煮やしたかのように、リキが犬たちの群れに向かって走り出す。一声リキが吼えると、途端に座っていた犬たちは立ち上がり、走り出したリキを列になって追いかける。リキのおかげで犬ぞり訓練も形になってくる。リキも南極に行きたいのかもしれないと考えた亮と遥香は、涙ながらにリキを倉持に託した。

倉持たちが犬ぞり訓練を行っている間、宗谷の改修や観測隊に必要な装備や備品の開発が行われていたが、いずれも遅れや難航を見せていた。第一回の宗谷浸水テストは失敗、新聞にも南極観測は中止かとの憶測が書かれ、それを知った倉持は東京へ舞い戻る。突貫工事の中、今ある人員は既に疲弊し、更に修理をするにも人手がなかった。白崎は危険な状態での出発は避けるべきとし、一時は計画中止を決定しようとした。しかしその時、ニュースを聞きつけた横浜中の溶接師などの作業員が多数詰めかけ、改修工事の手伝いをすると申し出た。氷室は反対したものの、白崎たちは職人たちに頭を下げ、宗谷の改修工事が続けられることとなった。
基地設営についても、徐々に準備が整ってきていた。本田技研の本田宗一郎が風力発電を寄付、後のソニーとなる東京通信工業からはトランジスタラジオを応用した無線機が寄付される。竹中工務店の協力で、観測基地の建設方法の目処もたった。これは日本で初のプレハブ住宅となる。
いよいよ第2回の宗谷浸水テストが行われた。大勢が見守る中、無事に宗谷は浸水テストをクリア、南極観測隊の11月出発が実現することとなった。そして観測隊体調の白崎から、倉持に南極観測隊員に参加するように伝達があった。白崎が文部大臣に直訴し、倉持の隊員加入の許可を取り付けていたのだった。晴れて倉持も隊員として参加することなった倉持は、星野から居酒屋に呼ばれる。そこには何人もの観測隊員たちがいたが、それは南極で越冬する意志がある者達ばかりだった。星野は、白崎が反対していた南極越冬を選抜したメンバーで行ってしまおうという考えだった。

日本中の期待を背負って、昭和31年11月8日、南極観測船「宗谷」は出港した。その船には複雑な想いを抱えて倉持と対立する氷室も隊員として参加していることがわかった。日本国民の夢を乗せて、船は南極を目指す。

ドラマ「南極大陸」は30日(日)よる9時から放送。予告動画は、番組公式サイトで視聴出来る。

日曜劇場『南極大陸』|TBSテレビ

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