交流重賞「第1回JBCレディスクラシック」、「第11回JBCスプリント」枠順決定、当日生中継!

2011年10月30日21時30分スポーツ

交流重賞「第1回JBCレディスクラシック」(1800m、11月3日、大井)、「第11回JBCスプリント(JpnI)」(1200m、11月3日、大井)の枠順が発表された。

新設重賞のJBCレディスクラシックは、前哨戦「レディスプレリュード」(1800m、大井)が同じ距離、舞台で行われており、その再戦となる。
出走馬13頭の内訳は、地方7頭(南関東4頭、他地区3頭)、JRA6頭。JBCレディスプレリュード組が中心。
JRAのラヴェリータは、レディスプレリュード0.3秒差2着。牝馬限定の交流重賞を4連勝中だったが、その連勝記録が途切れてしまった。それでも、4走前には、「かしわ記念(JpnI)」(1600m、船橋)で予想外の逃げに出て、4強の船橋のフリオーソとJRAのエスポワールシチーに割って入る0.1秒差の2着になるなど、牡馬の一線級相手でも好勝負できる。ここは、3か月ぶりをひと叩きされているし、負担重量も同じ55kgなら負けられないところ。
JRAのミラクルレジェンドは、レディスプレリュード0.3秒差1着。ラヴェリータには、「TCK女王盃(JpnIII)」(1800m、大井)0.0秒差2着、「エンプレス杯(JpnII)」(2100m、川崎)0.1秒差3着と惜敗続きだったが、レディスプレリュードで初めて快勝した。3走前の「関越ステークス」(1800m、新潟)0.3秒差1着から連勝で臨むことになり、状態は絶好調。ラヴェリータに連勝するのは難しいかもしれないが、好勝負にはなるはずだ。
笠松のエーシンクールディは、JRAから転入後は楽々3連勝したが、3走前の「サマーチャンピオン(JpnIII)」(1400m、佐賀)では逃げながら4コーナーではつかまり、1.5秒差の4着と大敗してしまった。牡馬相手の交流重賞が2か月で4戦目というローテーションがきつかった。それでも、1か月の余裕あるローテーションで臨んだレディスプレリュードは0.5秒差3着と逃げ粘った。ここも強力同型不在で前残りできる。
JRAのブラボーデイジーは、TCK女王盃0.5秒差3着、エンプレス杯0.1秒差2着とラヴェリータ、ミラクルレジェンドと差のない競馬を続けている。マイルから長距離、ダートと芝兼用と焦点を定めない使われ方をしている分、この4走は不振が続き、4か月半ぶりのレディプレリュード1.8秒差8着、前走の「マイルチャンピオンシップ南部杯(GI)」(1600m、東京)1.6秒差9着と調子が上がらない。それでも、叩き3走目で馬体も絞れたし、3着以上も望める。
船橋のツクシヒメは、エンプレス杯0.6秒差4着など、牝馬交流重賞でも善戦を続けていた。その後、1年2か月の休養に入り、調子が戻らない状態が続いたが、長期休養明け5走目となるレディスプレリュードで1.2秒差6着とソコソコのレースを見せた。このときの上がり3ハロン36秒7は3番目に優秀で、有力馬が早めに競り合うと落ちてきた馬を拾っての掲示板以上も考えられる。

JBCスプリントは、前哨戦「東京盃」(1200m、大井)が同じ距離、舞台で行われており、その再戦となる。
出走馬15頭の内訳は、地方9頭(南関東4頭、他地区5頭)、JRA6頭。初の2強対決が実現するが、有力馬がそろい難解な一戦。
JRAのセイクリムズンは、東京盃は0.3秒差4着だったが、5か月ぶりのレースで、休み明けに良績のない馬だけに想定範囲内。馬体重が14kgも減っていたが、冬場の絶好調時にはこの馬体重で走っていたし、春先がやや余裕残しで走っていた気もする。ここはひと叩きされて状態も上向いているし、短距離最強馬らしいレースはできるだろう。
JRAのスーニは、「サマーチャンピオン(JpnIII)」(1400m、佐賀)0.7秒差1着、東京盃0.2秒差1着と連勝中で、かつての短距離王が復活した印象。今は1200mよりも1400mが向いているはずだが、東京盃では逃げ先行タイプがそろう有力馬を見事に後方から差し切った。ここは、より快速馬が増えるだけに、東京盃の再現も考えられる。
JRAのサマーウインドは、昨年、「クラスターカップ(JpnIII)」(1200m、盛岡)0.3秒差1着、東京盃0.0秒差1着、JBCスプリント(1000m、船橋)0.9秒差1着と、3連勝で短距離王の座に就いた。しかし、4か月ぶりの「高松宮杯(GI)」(芝1200m、阪神)は12レースぶりの芝ということもあって1.3秒差14着と完敗。ここも7か月ぶりの実戦で厳しいが、仕上がりはまずまずで、短距離最強馬らしいレースはできるはず。
笠松のラブミーチャンは、東京盃で2番手から0.2秒差2着に粘ってあっと言わせた。その前のクラスターカップで逃げて1.3秒差の3着に沈んだだけに、意外な好走だった。また、2番手に控えるレースで結果を残せたのも好印象。以前よりもレース巧者になっているし、ここも意外性を発揮できるかもしれない。
大井のジーエスライカーは、東京盃は0.6秒差5着に敗れているが、外枠だったこともあり、あえて逃げにこだわらずに3番手に控えた。それでもこの内容は評価できるが、トップクラスのスピードとゴール前の粘り腰が身上。今回は内枠を引き、その持ち味を遺憾なく発揮してくれるはず。
船橋のナイキマドリードは、東京盃は好位のまま0.6秒差6着。それでも、重賞は10戦してすべて6着以内、1戦を除き0.9秒差以内とコンスタントな成績を残している。1200mよりも1400mのほうが適している気はするが、上位争いは確実だし、他の有力馬次第では掲示板以上も十分に考えられる。

「JBCレディスクラシック」枠順
「JBCスプリント」枠順
レース当日の生中継

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