「はやく人間になりたい～」と、人間になる方法を捜すベム（亀梨和也）、ベラ（杏）、ベロ（鈴木福）は、どうやら涙で人間になれるかもしれないと、人間の涙集めに奔走する！第3回となる今夜11月5日（土）夜9時からの放送では、そんな3人が、かつて（と言っても50年も前だが）助けた和久井という老人に出会い、新たな事件に立ち向かうことになる！番組サイトでは、予告動画が公開されている。

前回のあらすじ
第2回では、親しくなった夏目刑事（北村一輝）に正体を知られたと思って街を出ることにしたベム・ベラ・ベロの3人は、夏目が3人の正体に気づいていなかったと分かり、もう少しこの街にとどまることにする。
そんな時に、街ではバケモノに変装して人をおどかし、壁にペンキが投げつけられたりというイタズラが繰り返されていた。
そんな時、緒方教授（あがた森魚）の孫娘・小春（石橋杏奈）が大きなカバンを持って、夜な夜な街をさまよい歩いていた。コンビニに立ち寄ったところで、同級生たちから鞄にこっそり商品を入れられ、万引き犯に仕立て上げられた。事情を知らないコンビニ店員（風間俊介）は、彼女を捕まえるがベラが助ける。いつもはベムが手あたり次第人を助けるのを良しとしない彼女だったが、群れずに一人で行動する小春がどうやら気に入ったようだ。
しかし、そんな小春はいつもイヤホンをして音楽を聴き、クラスメートから距離を置いていた。両親不在の家でも学校でも自分の居場所を見つけられずにいたのだ。そんな彼女をクラスメートも疎ましく思っていた。
実は、彼女は夜中に出かけ、いつもの自分と違うファッションに身を包み、大声で歌を歌ってストレス発散していたのだ。

もう一人ストレス発散している人間がいた。コンビニ店員だ。彼は、せっかく大学を卒業しても思うような就職もできず、コンビニ強盗を捕まえた過去の栄光だけが自分の存在価値を見いだせるものだった。彼は自分を正当に評価しないこの世、世の中の規律を破る人間をバケモノに変身して成敗することでストレスの発散をしていた。それをベロに見破られ、イタズラを辞める約束をする。ところが、そんな店員の前にまたもや名前のない男（柄本明）が現れ、緑の液体で店員を操り、イタズラでは済まない犯罪を犯させたのだったのだ。そしてついに小春が狙われた！間一髪でベム達が助けるが、今回大活躍したのはベラだた。そしてベラに認められた小春は、勇気を出して生の自分をさらけ出すのだった。
第2回は、小春と店員を通して、自分の存在価値を見いだせない若者の声にならない心の叫びを描いていた。久しぶりの亀梨と風間の共演もなかなか見ごたえのあるストーリーだった。

第3回予告と見どころ
第3回のゲストは老人・和久井を演じる平田満。彼は50年前に倒産寸前のネジ工場で自殺を図った人物。その時は、ベム達を命の恩人と感謝。ベロはその時に貰ったネジを今も大切に持っている。ところが、出会った和久井は、また生きる気力を失っていた。和久井は妻に先立たれ、身寄りもなく、生きていく理由を見失っていたのだ。
そんな時、老人ばかりを狙う強盗事件が連続して起きる。果たして犯人は？そして犯人は単なる金品が目的なのか？予告動画のベムの言葉が、犯人の目的が他にあることを示している。予告動画ラストに映る、これまで以上に鬼気迫る変身シーンと、人間の涙を求めるベム達が、大粒の涙をボロボロ流しているのが気にかかる。

ドラマ「妖怪人間ベム」は、今夜5日（土）9時から。予告動画は番組サイト「予告動画」で視聴できる。前回の放送を見逃した方は、日テレオンデマンドで見逃し配信中！

日テレ「妖怪人間ベム」
日テレオンデマンド「妖怪人間ベム」