韓国でもコミックがドラマになるのは多いが、「雪の女王」はその逆、その人気からドラマを初めてコミック化した作品で、洗練されたストーリーと魅力的な登場人物に、多くのドラマファンが涙した作品だ！この作品を、本日7日（月）より、GyaO!が毎週月曜日1話ずつ無料配信開始する。

「雪の女王」の主演は、「シークレット・ガーデン」「私の名前はキム・サムスン」のヒョンビン、ヒロインは「快刀！ホン・ギルドン」のソン・ユリと日本でも人気のスター俳優の共演ということで話題になった2006年の作品。
特にヒョンビンは、「私の名前はキム・サムスン」のスマートな御曹司役のイメージが強かったが、本作では心に傷を抱える孤独な男ドック（テウン）を熱演し、その演技力にも高い評価を得た。彼の最新作「シークレット・ガーデン」では、アクションに散々手こずる役を演じたが、「雪の女王」では、鍛え上げた肉体美でボクサーを演じている。
ヒロインのソン・ユリは、作品ごとにまったく違った表情を見せる実力派女優で、本作では病気が原因で周囲に冷たくあたってしまうボラを演じている。二人は本作で、2006年KBS演技対象の人気賞（ヒョンビン、ソン・ユリ）、ネチズン賞(ヒョンビン)、ベストカップル賞（ヒョンビン、ソン・ユリ）を受賞している。
他にも、ボラに思いを寄せる医師ゴヌに「タムナ～Love the Island」のイム・ジュファン、テウンの高校時代の親友ジョンギュに「メリは外泊中」のイ・ソンホと、魅力的な若手俳優陣が好演した。

本作が注目されたのは、美形揃いの人気俳優陣のキャスティングにもあるが、脚本を「冬のソナタ」のキム・ウニとユン・ウンギョンのコンビが、監督を「ごめん、愛してる」のイ・ヒョンミンが務めたことにもある。
ユン･ソクホ監督の事務所ユンスカラーの作品として、「冬のソナタ」の脚本家が、描ききれなかった思いを「雪の女王」で完成させたともいわれた。この作品は、“冬のソナタの完成版”“5番目の四季シリーズ”とも称された作品として、韓ドラファンの聖域である“FourSeasonsHouse（フォーシーズンハウス）”にも、「雪の女王」のグッズがあるのも納得できる。そういえば、ヒョンビン演じる主人公のテウンは「冬のソナタ」のチュンサンと同じ数学の天才だ。

ストーリーは、アンデルセンの童話「雪の女王」をモチーフに、美しい映像と物語でつづる純愛ドラマ。
平凡に生涯を送りたいと願った貧しい主人公テウン（ヒョンビン）は、非凡な数学の才能を見出され、成績優秀な少年キム・ジョンギュ（イ・ソンホ）に一方的にライバル視される。
そんなある日、図書館で一冊の本を売ってほしいと騒ぐ女の子と出会ったテウン。女の子が欲しがっていたのは、絶版になった童話“雪の女王”だった。
その後、テウンはひょんなことからジョンギュと親しくなるが、ともに代表に選ばれた数学コンテストでテウンが優勝したことがきっかけでジョンギュは自ら命を絶ってしまう…。
天才となったために親友を亡くし、母とも別れ、多くのものを失ってしまうテウン。心を閉ざして生きていくしかなかったテウンが、偶然出会った女性ボラと運命的な出会いをする。ボラも氷のように凍った心の持ち主だった。やがて二人の愛が氷のような心を静かに融かしていく…。

この作品は登場人物も物語もとても美しいが、映像の美しさにも心を奪われる。特に、ラストで描かれる氷の国「ラップランド」の映像は、息をのむほどの美しさ。さすが、映像の魔術師と言われるユン・ソクホ監督のユンスカラーの作品だけのことがある。韓ドラファンはもちろん、これまで韓ドラに興味を持たなかった方も、GyaO!の無料配信のこのチャンスに視聴されてはいかがだろう。
配信期間は、2011年11月7日（月）～2012年2月26日（日）　毎月曜1話更新。

■作品紹介
放送局：KBS
話数：全16話
韓国放送年：2006年11月13日～ 2007年01月08日
演出：イ・ヒョンミン
脚本：キム・ウニ、ユン・ウンギョン
出演者：ヒョンビン、ソン・ユリ、イム・ジュファン、ユ・イニョン、コ・ドゥシム、
　　　　チョン・ホジン、ジン・テヒョン、オ・ミヒ、チャン・ジョンヒ

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