母親の死が自殺であると子どもたちが知った阿須田家では、ついに恵一（長谷川博己）が逃げ出して子どもたちと家政婦の三田（松嶋菜々子）だけという生活になってしまい…日本テレビ系ドラマ「家政婦のミタ」第5話は9日放送、予告動画が公開されている。毎回好調な視聴率をたたき出しているこのドラマ、ついには劇中で三田の使用しているバッグが販売されると6万5000円という高値にも関わらず売れ行き上々という事態にまで発展している。有能な家政婦である三田の使用するアイテムだけに奥様方の注目も高く、公式サイトではドクターズバッグにショッピングバッグという、このドラマならではのグッズが販売されている。ドラマ人気は思わぬところにも波紋を広げている。

第4話あらすじ
子どもたちは妻の妹・結城うらら（相武紗季）の家へ身を寄せていた。家に一人残された恵一に、三田はいつものように朝食を用意する。食事をしながら本当は結婚したくなかった、子供は欲しくなかったと愚痴を言う恵一に、三田は無表情に接し、遅刻しないように出かけるよう促した。そっけない三田の反応に怒った恵一は、勢いで三田に解雇を言い渡す。三田は素直に引き下がり合鍵などを即返却、領収書などを渡して出て行ってしまった。
その頃子どもたちはうららの下手な料理にげんなりしており家に帰りたい思いを募らせるが、長女の結（忽那汐里）は結城家でしばらく我慢するようにきょうだいを説得する。恵一は不倫が発覚してプロジェクトを降格、モデルルーム展示場の受付に左遷されていた。交際していた風間美枝（野波麻帆）に復縁を迫るが、風間はもう交際相手がいるから忘れてくれと告げるのみだった。
ある日、次男の海斗（綾部守人）が次女の希衣（本田望結）を迎えに行くと、隣人の皆川真利子（佐藤仁美）から三田が父親からクビにされた事を告げられる。三田になんとかしてもらおうと子どもたちは、かつて三田を尾行した際に行った遊園地へ出かける。三田は前のように一人でコーラとハンバーガーを買って手も付けず座っていた。希衣は三田に家族を仲直りさせてほしいと頼むが、解雇されて既に関係はないと三田に拒否される。
その夜、希衣はうららにお金を貸してくれと頼む。借りたお金で希衣は家政婦紹介所へ行き、三田を雇いたいと申し出た。希衣の所持金で雇える時間は5時間だけだった。希衣は家族の仲直りをさせて欲しいと三田に頼むが、三田はそれが出来るのは家族だけだと答える。そこで希衣はみんなで会いたいと三田に言うと、三田が希衣に助言した。
勤務中の恵一に、三田から電話が掛かってくる。内容は希衣を誘拐したというもので、希衣からの伝言として「また、家族みんなでお家で暮らしたい。それがダメなら、希衣は死ぬ」と言って三田は電話を切った。同様の要求が結らにも行われていた。きょうだい達は母の亡くなった川へ向かうが希衣はいない。そこへ恵一も訪れていた。恵一は子どもたちに頭を下げてまたみんなで暮らそうと頼むが、結に自分たちが本当に大事かと問われて答えられないでいた。そこへ恵一へ三田から電話があり、希衣は家に火をつけて死ぬと言っていると伝えた。全員慌てて家に戻ると、希衣は二階のベランダに腰掛けていた。そこへうららが訪れ希衣に声をかけると、驚いた拍子に希衣は手にした缶を落としてしまう。それを拾おうとした希衣はベランダから転落するが、庭にいた三田が受け止めて事なきを得る。
階下へ向かった恵一は希衣の頬を叩き、心配をかけたことをきつく叱る。希衣は自分の事が好きかと恵一に聞くと、恵一は分からないと答えて子どもたちは肩を落とす。そこへ子どもたちの祖父・義之（平泉成）が現れ、娘の遺書を見つけて怒りに震えていた。怒りのあまり子どもたちを連れ帰ろうとする義之だったが、子どもたちはそれを拒否。結は子どもたちが家に残る代わりに恵一が出て行くようにと言い放つ。希衣は三田に何とかしてほしいと頼むが、希衣からの雇用時間は終了したとその場を立ち去ろうとする。そこで恵一は三田を呼びとめ、再び阿須田家の家政婦として子どもたちのために働いてくれと頼み、三田は了承する。そして子どもたちの世話を三田に頼み、恵一は家を出る。

第5話みどころ
家には戻ってきたものの、苛立ちを不安を抱えた子どもたちと三田のやりとりが今回の中心となる。長男の翔（中川大志）が暴走し、三田とぶつかり合う様子が山場となる。隣人の真利子の嫌味な存在が、物語を更に盛り上げるスパイスとなっているのも注目だ。

ドラマ「家政婦のミタ」は9日（水）よる10時から放送。予告動画は番組公式サイトから第2日本テレビへのリンクで視聴出来る。

家政婦のミタ｜日本テレビ