新右衛門は師を超えられるのか、伝説の剣豪誕生の瞬間!ドラマ「塚原卜伝」最終回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2011年11月13日09時40分ドラマ

NHKのBSプレミアムで放送の「塚原卜伝」は最終回の第7回「卜伝見参」を放送、予告動画が公開されている!京で名を挙げた新右衛門が鹿島に戻ると、その教えを請う者達が次々と鹿島を訪れて賑わっていた。そのころ鹿島はお家騒動の渦中で落ち着かない日々が続いている。新右衛門は鹿島に留まり政争に加担するか、再び回国修行に出るかの選択を迫られる。

第6回「一つの太刀」あらすじ
京にたどり着いてから既に十年の月日が経っていた。新右衛門と左門(平岳大)が平賀丹後守(風間杜夫)の屋敷に逗留する間、新右衛門の弟子とならんとする者が後を絶たずに訪れた。その中には隻眼の浪人・山本勘助(三浦アキフミ)の姿もあった。一見充実した日々を送る中も、新右衛門は奥津源三郎(榎木孝明)との戦いの名残で自己について迷いが生じていた。今まで倒してきた剣豪たちの亡霊が日々新右衛門を悩ませる。そんな折、新右衛門が刺客に狙われるという事件が起こった。相手は即座に討ち取られるものの、その招待は長年平賀家に仕えていた家来であった。細川家の密偵として丹後守を暗殺するために長年機会を伺っていたというその存在に気づかなかった己の眼力の無さも新右衛門は恥じ入るのみだった。日々、過去の亡霊たちと対峙して迷う日々の中、それを救ってくれたのは記憶の中にある物忌館の龍子(江波杏子)と妹の真尋(栗山千明)であった。
自らが修羅の道を歩むのか鹿島の剣が今一度神へ捧げるものである事を認識するためにも、新右衛門はここで鹿島へ戻る決意をする。平賀家が仕える大内義興(吉見一豊)が領国の周防山口に戻るのを機に、新右衛門も鹿島へ帰ると申し出る。共に日々を過ごす中で想いを通い合わせてきた丹後守の娘・鹿乃(京野ことみ)は新右衛門の旅立ちを知って共に行きたいとすがるが、道中の厳しさを思って連れて行く事は出来ないと新右衛門は断った。せめて我が身の代わりにと、鹿乃は旅立ちのために新右衛門の小袖を仕立てる。涙ながらに鹿乃は新右衛門に別れを告げる。
鹿島では物忌館の龍子(江波杏子)が死去に際して、ご神託が下されたと言い残していた。長旅の末鹿島に戻った新右衛門だったが鹿島神社は昔のままに古びており、十年の間の仕送りは建て替えには充てられていなかった事を知る。修行の結果を見せよと剣の師匠である松本備前守(永島敏行)と久々に剣を交えようとするが迷いに身を置く新右衛門は剣を振ることが出来ずにいた。新右衛門は、今一度自身と向き合うために千日修行を申し出る。千日の間、他者と接する事無く口を開く事も無く、時には断食までして日々を過ごす。千日の日を過ごす中、神宮前で「我を感じよ」という声を新右衛門は耳にする。かつて、幼い頃の神事で見たときと同じように落雷が起こり、一本の剣が大地に突き刺さった。それを手にすると、自分と同じ容貌の男が姿を現し、新右衛門に対して剣を構えた。もう一人の自分と剣を交えるものの、相手の腕は自分を上回っていた。そのうち新右衛門は相手の呼吸を読む事に集中すると、遂に相手の一撃を捕らえることが出来た。その時鹿島の神の声が響き、「鹿島の太刀を継ぐ者よ、恐れるな。心新しくして事に当たれ」の言葉が残って周囲は日常の風景に戻った。ここにおいて迷いを捨て去った新右衛門は、千日修行を満願のうちに終えた。

第7回みどころ
堺雅人という役者だからこその内面の表現が一番のドラマの魅力でもあるが、最終回では迷いを捨てた新右衛門が伝説の剣聖「塚原卜伝」となるクライマックスとなる。アクションは苦手とする堺ながら、その殺陣をさながら剣舞のように見える演出にしたことも物語の神秘性を高めている。鹿島のお家騒動の行く末、新右衛門と左門のこれから、多くの気になるみどころが詰まった最終回となる。

BS時代劇「塚原卜伝」は13日(日)午後6時45分から放送。予告動画は、番組公式サイトの「次回予告」で視聴出来る。

塚原卜伝|次回予告

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