「ズブの素人よりレベルが低くていらっしゃいます」…22日放送の櫻井翔と北川景子の「謎ディ」第6話は、原作第三話「綺麗な薔薇には殺意がございます」がオリジナル！今回の影山の暴言は、冒頭のこの言葉、番組サイトには予告動画と詳しいあらすじが紹介されている。

毎回トリックは原作を踏襲し、ストーリーやキャラクターにオリジナリティを持たせて、ドラマとしての見ごたえを加味しているドラマ版だが、今回は、少々オカルトチックな展開になるようだ。番組サイトのあらすじ紹介には、藤倉家にまつわる紅バラの祟りとして、次のような説明がある。
「紅バラの祟りとは、かつて藤倉家の長男が働いていた黒川紅子（建みさと）というメイドに恋をした。身分違いの恋に怒った藤倉家の人々は紅子が可愛がっていた黒猫を殺してしまう。すると、失意の紅子がバラ園で自殺。以降、このバラ園に携わる者たちに次々と不幸が襲いかかったというものだった。」
確かに、原作にもクロネコ（片仮名にすると宅配になってしまうので、訂正！）黒猫にまつわる話が紹介されているが、登場するのは、影山の台詞で、「E・A・ランポー（エドガー・ア・ランポー）」を例にほんの3行半のこと。これがドラマ版となると、前述のようなオドロドロしくオカルトチックに脚色されるのか、と思わず唸ってしまった。

1話完結型のドラマの醍醐味は、その回その回でドラマのイメージが変えられるというところだろう。第6話では、村谷嘉則が演出を担当する。村谷は、「恋ノチカラ」で監督デビューした人物。主演は映画「悪人」や「ステキな金縛り」の深津絵里と、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」「プリンセストヨトミ」の堤真一。
村谷は、他にも「役者魂!」「パーフェクト・リポート」などの演出を手掛けた。「恋ノチカラ」「役者魂!」「パーフェクト・リポート」3作とも、働く訳ありの女性を生き生きと魅力的に描いている。麗子お嬢さまも十分に訳ありなヒロイン。彼が麗子をどのように描くのか楽しみだ。

麗子お嬢さまといえば、今回のストーリーの中で、原作では、バラのベッドで死体で発見された高原恭子を発見するや、思わず「美しい」「綺麗」「華やか」と思ってしまう。結婚式の花嫁を前にしてさえ、自分が上と言い切るあの麗子お嬢さまをしてこう言わしめる美しい恭子を、ドラマでは山口あゆみという女優が演じる。山口あゆみは、1996年、第1回タニプロモーション新人タレントオーディションでグランプリを受賞し、同年ドラマ「刑事追う!」で芸能界デビューを果たした女優。その後、グラビア、リポーターなどで活躍し、NHKドラマ「ちゅらさん」で、ヒロインの友人・祥子役で注目された美人女優だ。TBSの土曜日朝の情報番組「ブランチの王様」の14期リポーターも務めた。
果たしてドラマの麗子お嬢さまは、彼女が扮する恭子の死体を見て何と言うのか？こちらも気になるところだ。

もちろん、今回も影山の快刀乱麻の推理も健在！執事言葉や長台詞にもすっかり慣れたようで、櫻井執事は安心して見ていられる。最終的には恋のライバルになるのかどうか、風祭の警部のインタビューが番組サイトに更新されている。椎名桔平の振り切った演技や、愛車のクラシックカーについても触れている。
ますます面白くなる「謎解きはディナーのあとで」第6話の放送は、22日（火）フジテレビ系にて夜9時から。しかし、ワールドカップバレー放送延長の場合、時間が繰り下がっての放送となるので注意されたい。予告動画は、「Story」第6話のあらすじの下にあるボタンから視聴できる。
前回見逃した方は、フジテレビオンデマンドで見逃し配信をしている。現在1～5話までの配信をしており、1話ずつの購入は315円（税込）、見逃しお助けパックの1,575円（税込）なら、期間中配信された話数が見放題できる。

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