家庭と恋愛を選べない恵一がお遊戯会の中止を三田に命じて…ドラマ「家政婦のミタ」第7話予告動画と前回のあらすじ-日テレ

2011年11月23日08時17分ドラマ

11月23日の日本テレビ系ドラマ「家政婦のミタ」は第7話を放送、混迷を極める阿須田家からつい漏らされたお遊戯会中止命令に、三田灯(松嶋菜々子)の暴走が始まってしまう。前回の放送では平均視聴率23.4%を叩き出し、今期ドラマナンバー1として大きな注目を集めている。もはや主演の松嶋人気だけでなく、予測できないストーリー展開に視聴者が固唾を呑むといった状況になっていると言える。
阿須田家の祖父・義之(平泉成)は相変わらず子どもたちを養子にする事を主張し続け、それを拒否し続ける子どもたちはついに恵一(長谷川博己)を頼る。しかしここへ来て、恵一は未だに不倫相手だった美枝(野波麻帆)を断ち切れず、そのために暴力沙汰を起こして職まで失ってしまう。この状態では希衣(本田望結)のお遊戯会に出る状態ではなく、現実逃避から恵一は三田に「お遊戯会を中止にして欲しい」と頼んでしまう。

第6話あらすじ
義之は子どもたちを養子にしたいがために婿である恵一を批難し結(忽那汐里)に承諾するように迫るが、うらら(相武紗季)がその場を取り繕って義之を阿須田家から連れ帰る。その後どうするかについて、恵一を頼ろうとする長男の翔(中川大志)らと結の意見が対立、兄弟ゲンカになってしまう。希衣が三田に止めるように願っても、家族の事に口を出さない主義を貫く三田はそれに関せず淡々と勤務超過時間の請求書を残していく。
その頃恵一は、美枝が新たに交際をはじめた名取(関戸将志)が美枝との付き合いは遊びであると話しているのを立ち聞きしてしまい、動揺してしまう。そんな状態のところへ、子どもたちから父親の意見を聞くように頼まれた三田と、同じく様子を見に来たうららが鉢合わせしてしまい、3人で喫茶店で話し合いの場を持つ。名取の話を耳にしたばかりの恵一は美枝が忘れられないとしか語らず、うららもその場を去ってしまう。三田は恵一の言葉をそのまま子どもたちに伝えようとするが、慌てて何も言わなくていいと言い直す。帰宅した三田は子どもたちにその恵一の言葉を伝え、子ども達は父親の薄情ぶりに落胆する。
父に対する反感が一番強かった結は激怒し、他のきょうだいとケンカをして家を飛び出してしまう。次の日、写真部の部室で自分の母親の愚痴をいう彼氏の拓也(斎藤秀翼)の言葉を聞き、2人で遠くへ行こうと家出を持ちかける。結の気迫に押された拓也がつい「そうだな」と答えると、結は支度してくると決意を決めて部室を出る。荷物をまとめて待ち合わせ場所に来る結だったが拓也は来ず、電話も通じない。
阿須田家では帰らない結を心配していたが、三田によって結が荷物をまとめて家を出た事を知り、慌てて全員で探しに行く。結は再び写真部の部室を訪れると、拓也は大学の推薦が決まったのに結のいう事に付き合っていられないと他の女子生徒をナンパしていた。学校を出た結は絶望のあまり歩道橋から飛び降り自殺を図ろうとするが、学校から結を尾行していたうららによって助けられる。恵一は会社の玄関で美枝を待ち伏せ、名取が本気で交際しているのではないと訴えるが、美枝は恵一をストーカー扱いして取り合わない。そこへ父を訪ねてきた阿須田家の子どもたちに遭い、結の家出を知る。
仕方無しに家に戻った結は、出迎えた三田に自分を殺してと頼む。「承知しました」と三田は、近くにあったハサミを結に振り下ろす。あまりの勢いに「やめて」と声を上げる結に、再び「承知しました」と言い三田は家事に戻る。次に結は今度こそ自分を殺すように、やめてといっても止めるなと言う。
三田は結を殺すために包丁を振り上げる。結が逃げ惑っても執拗に追い続ける。転倒した結を襲った三田の包丁はわずかに反れ畳に突き刺さる。それを奪った結は三田に刃を向けるが、それでも三田は近づいてくる。死ぬのが怖くないのか、死のうとしたことはないのかと結が三田に訊ねると「はい。あります」と返事が返ってきた。何故死ななかったか更に結が聞くと、家政婦紹介所の所長・晴海明美(白川由美)から、あなたにはまだ生きる意味があると言われた過去を語った。
ちょうどその時、恵一やきょうだい達が家に戻ってきた。自分には生きる意味が無い、死んだほうがマシと言い放ち首に包丁を突きつける結に向かって、三田は「あたなには家族が居ます。あなたが死んだらそういう人が悲しみます」と語りかける。恵一は結に、その名は母親が付けたこと、家族を結ぶ子になるという由来を語りだすと、心を動かされた結は大人しくなった。結は恵一に、義之に対して養子の件をはっきり断るように懇願する。
騒動が落ち着いた頃、洗濯物を届けに来た三田に結は、三田の家族はもしかして死んだのかと問う。しかし三田は個人情報は答えられないと黙秘する。翌日結ときょうだい達は、三田の過去を聞くために晴美家政婦紹介所へ赴く。
子どもたちのために家庭に戻る事を決めた恵一だったが、ホテルを出ようとした恵一に美枝から連絡が入る。「助けてください、まだ私を愛しているのなら」の言葉に恵一は激しく戸惑う。
その頃、阿須田家の子どもたちは晴海から三田の過去を聞いてしまっていた。三田にはかつて夫と子どもがいたこと、3人でよく遊園地に行っていたこと。それを知った結は家に戻り、三田の家族はどうして死んだのかと三田に尋ねた。すると三田は「私が殺しました」と返答したのだった。

第7話みどころ
冷徹を極め、無表情のままの三田と対照的なのが、長女・結を演じる忽那汐里だ。母を亡くし父からの愛情も不確かな、ある意味大人の犠牲者でありながらも思春期にありがちな独善的な行動もあって、単なる「可哀想キャラ」では収まらないクセのある役を好演している。品行方正なお嬢様といったイメージの強かった忽那が新たに開拓した役どころで、女優として確実にステップアップしているのが分かる。父親の恵一のダメっぷりも長谷川の線の細さを武器に、見事とも言えるほど見るものをイライラさせる。
ハッピーエンドで終わらない、どこかすっきりしないものを残したままの状態が余計に視聴者を惹き付ける。三田がお遊戯会を破壊しつくす事で、一体何が生まれるというのか。まさにパンドラの箱である。

ドラマ「家政婦のミタ」は23日(水・祝)よる10時から放送。予告動画は番組公式サイトから第2日本テレビへのリンクで視聴出来る。

家政婦のミタ|日本テレビ


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