「善徳女王」第43話あらすじ:ミシルの女王宣言とトンマンの租税改革案

2012年03月18日11時00分ドラマ
(c) MBC 2009 All Rights Reserved.

「私が女王になる!」目覚めたミシルの動きは早かった…女性の身で王位継承を主張したトンマン、骨品制度を否定したチュンチュ、この2人の言葉がミシルの固定観念を取り払った。「善徳女王」第43話では、これまでミシルが抱えてきた悩みや“女性&真骨”というコンプレックスはすべて消し去った。YouTubeにて予告動画が公開中だ。
(※2011年5月、BSフジでの放送に合せて紹介したものです)

「善徳女王」は、2009年に韓国のMBCで放送された歴史ドラマ。新羅(シルラ)という古代韓国の王国を舞台に、韓国史上初の女性君主である善徳女王(ソンドク)の波乱に満ちた生涯を描いている。【「善徳女王」を2倍楽しむ】では、時代背景や人物紹介、全話のネタバレ(あり/なし)あらすじと見どころ、豆知識、イベント取材レポートなどまとめている。



トンマンからミシルの本心を聞いたチュンチュは、ミシルからも父親のヨンス、そして母親のチョンミョンの死も、全てミシルが仕組んだことだったと聞かされるのだった。
こうしてチュンチュはついにトンマンと手を結ぶことを決心する。やっと叔母と甥の心が通じ合う涙のシーンをお見逃しなく。

さて、43話初めにミシルが土下座するシーンが登場する。自らが王位を狙うことを弟、夫、情夫、そして子供たちの前で宣言し、力を貸してほしいと哀願するのだ。これまで仰ぎ見ていたミシルが目の前でひざまずく姿を見て、セジョンとソルォンの間で起こっていた対決も丸く治まった。それにしてもミシルはなんと律儀な人間なのだろう。これほどの力を持っているのだから、土下座などする必要はないはず。そこをきっちりと義を通すところにミシルの魅力があるのだろう。
ミシルにしてもトンマンにしても、このドラマのヒロインたちは、男としての夢より、女の夢を叶えさせたいと思わせる実に魅力的な女性。

新たな戦いの火蓋が切って落とされたトンマンとミシル両陣営は、それぞれ貴族勢力の抱え込みにかかる。ここからしばらくはトンマンとミシルの頭脳戦を存分に楽しもう。

トンマンは、貴族勢力を分裂させるため和白(ファベク)会議に租税改革案を提出した。この改革案は、それまで一律五割だった税率を、5千以下は3割に、5百以下は1割に、逆に5千から7千は六割、7千から9千は7割、9千から1万2千は8割、そして、なんと1万2千以上にいたっては9割もふんだくろうという案だ。しかし5千以下の土地を有する貴族にとっては却って税率が安くなる。当時の貴族の平均土地所有数は3千というところなので、トンマンの租税改革案で損をするのはミシル一族だけとなる。

弱小貴族が上大等セジョンに対し、次々と改革案の可決を要求してくる中、ついに貴族と民が傍聴する和白会議が行われた。果たして和白会議の結果やいかに…。そしてトンマンの真の狙いとは?

YouTube「善徳女王」予告動画

kandoratop【作品詳細】【「善徳女王」を2倍楽しむ】