【春ドラマ】一人の少女と仲間たちの絆を描く実話「あっこと僕らが生きた夏」予告動画-NHK

2012年04月14日08時29分ドラマ

4月14日と21日、NHK総合でドラマスペシャル「あっこと僕らが生きた夏」を放送、癌に侵された野球部女子マネージャーとそれを励ます部員たちの実話を川島海荷主演で映像化した。2007年夏の甲子園で、初出場ながらベスト8という成績を残した大分県代表・楊志館高校の快挙を支えたのは、一人の少女を励ましたいという仲間たちの強い想いだった。

ドラマ主人公のモデルとなった大崎耀子(あきこ)さんは2008年10月、上咽頭がんのために17歳という若さでこの世を去った。彼女が生前楊志館高校野球部のマネージャーとして在籍しており、部活に励む、どこにでもいるような明るい少女だった。そんな彼女ががんを宣告されて以降綴った闘病日記には、死と向き合わざるを得なくなった運命への恐怖、苦悩、葛藤が綴られていた。闘病生活の中でも彼女を支えていたのは所属する野球部にとっての一大イベント・夏の全国高校野球だった。
出演者は、耀子さんを演じる川島をはじめ柳下大、山田健太、黒木辰哉、紗綾というフレッシュな顔ぶれが揃う。そして彼らを見守る大人たちには、耀子さんの父親に光石研、母親に財前直美、野球部顧問に宇梶剛士、主治医に尾美としのりという実力派が並ぶ。前編では、野球部マネージャーに明け暮れる女子高生・あっこががんと診断され余命を突きつけられてしまうが、甲子園を目指して練習する部員達の姿に励まされて闘病へ向き合う。そしてあっこの病を告げられた部員たちも、あっこを何としても甲子園に連れていこうとこれまで以上に日々の練習に打ち込む。病の身でありながら部活ばかりのあっこを心配する両親、あっこと部員達のショックに心を配る監督など大人たちの気持ちと生徒たちのまっすぐな気持ちなど登場人物の気持ちが細やかに描かれる繊細なドラマとなっている。ノンフィクションといってもあくまでもドラマであるため、そこには実話と異なる部分も存在する。現実にあった過酷な闘病生活よりも仲間たちと過ごすシーンを多く盛り込んだことで、彼らの当時の気持ちがよりストレートに伝わってくる。視聴者も自然に、画面の前で部員や周囲の大人たちと同じ目線であっこを応援し、励ます気持ちに包まれるだろう。
ドラマスペシャル「あっこと僕らが生きた夏」は前編が14日(土)、後編が21日(土)のいずれもよる9時から放送。予告動画は番組公式サイトで視聴出来る。

NHK土曜ドラマスペシャル

※春のSPドラマと4月新ドラマはこちらでまとめて紹介!(別画面で表示)
  ⇒【2012年春SP・4月新ドラマを2倍楽しむ】


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