NFL 【第17週】は12月28日（現地時間）に開催され、レギュラーシーズンの全日程を終え、プレーオフ進出チームが確定した。

AFC東地区はマイアミ・ドルフィンズ、ニューイングランド・ペイトリオッツともに勝って11勝5敗となるも、カンファレンス内の勝率の高かったドルフィンズが地区優勝をさらった。
ドルフィンズは3位ながらわずかに地区優勝の可能性を残すニューヨーク・ジェッツに24対17で勝利し、昨年わずか1勝のチームが2000年以来となる地区優勝を達成した。一方、バッファロー・ビルズに13対0と完封勝利したペイトリオッツはドルフィンズが勝ち、ワイルドカードを争っていたボルティモア・レイブンズも勝ったため、6年ぶりにプレーオフ進出を逃した。

AFC北地区で既に優勝しているピッツバーグ・スティーラーズは同地区のクリーブランド・ブラウンズと対戦し、31対0と貫録勝ちを収めた。スティーラーズは2002年以来となる同地区対決6戦全勝を達成し、12勝4敗でシーズンを終了した。ブラウンズは4勝12敗となり最下位に転落した。2位のボルティモア・レイブンズはジャクソンビル・ジャガーズ戦に27対7で圧勝し、AFC最後のワイルドカードによるプレーオフ進出を決めた。

AFC南地区は同地区優勝のテネシー・タイタンズと2位インディアナポリス・コルツのゲームであったが、それぞれ既にプレーオフ第1シードとワイルドカードでの出場を確定しており、途中から主力選手を温存する消化試合となった。ゲームはコルツが23対0で勝利し、タイタンズが13勝3敗、コルツが12勝4敗となった。

AFC西地区は同地区首位のデンバー・ブロンコスと2位のサンディエゴ・チャージャースが直接対決し、
ここ最近3連勝と勢いに乗るチャージャースが52対21と大勝し、逆転でプレーオフ進出の座をつかんだ。4勝8敗から4連勝でプレイオフに進出するのはNFLで史上初、ブロンコスは終盤の失速で、地区優勝とプレイオフ出場を逃した。

NFC東地区はプレーオフ第1シードをすでに確定しているニューヨーク・ジャイアンツとNFC北地区で地区優勝を争うミネソタ・バイキングスが対戦し、残り5秒からの逆転のFGで20対19とバイキングスが勝利を収めた。ジャイアンツは主力を欠場させる余裕の敗戦で12勝4敗となり、バイキングスは10勝6敗とし、同時刻に行われていたシカゴ・ベアーズが敗れたことで、NFC北地区の地区優勝を決めた。
ベアーズはヒューストン・テキサンズと対戦し、24対31で逆転負けで9勝7敗となり、地区優勝とプレーオフ進出を逃した。

NFC南地区首位のカロライナ・パンサーズはニューオリンズ・セインツと対戦し、33対31で逆転勝利を収め、12勝4敗として2003年以来の地区優勝とNFC第2シードを決めた。セインツは第4Qで20点のリードをひっくり返す接戦を演じたが、力及ばず8勝8敗でシーズンを終えた。
同地区2位で既にプレーオフ進出を決めているアトランタ・ファルコンズはセントルイス・ラムズに31対27で競り勝ったが、首位のパンサーズが勝利したため、11勝5敗の2位にとどまった。

NFC西地区は優勝を決めているアリゾナ・カーディナルスがシアトル・シーホークスと対戦し、34対21で連敗を2でストップし、9勝7敗で最終戦を終えた。敗れたシーホークスは4勝12敗となった。

プレーオフ1回戦は1月3、4日、2回戦は1月10、11日、カンファレンス決勝は1月18日に開催され、スーパーボウルはタンパベイのレイモンド・ジェームス・スタジアムで2月1日に開催される。

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