大統領選に勝ち抜くためには、我が子まで踏み台にするイルジュンを見て、ますますイルジュンを許せないミンギだが、イルジュンを身近に見るうちに、少しずつその気持ちに変化が現れる……BS朝日の番組サイトでは相関図が、韓国公式サイトでは全話分の予告動画が視聴できる。ナビコンでも、【「プレジデント」を2倍楽しむ】で放送に合わせて全話のあらすじと見どころ、キャストの紹介をしていくのでお楽しみに。

「プレジデント」のオリジナルは全20話ですが、BS朝日では、これを25話にして放送。以下のあらすじも、BS朝日の放送話数に合わせています。

■第4話「イルジュンの代償」
キム候補の不正資金の受け取り疑惑の情報の出どころは、イルジュンの息子ソンミンだった。父のことを思ってやったことだったが、その情報が事実無根だったため、情報提供者が誰かわかれば逆にイルジュンが窮地に立たされることになる。そこでイルジュンは、キム候補の出版記念会に行き、マスコミが大勢いる前で事実を伝えて謝罪した。たまたま会場にいたキ・スチャンは、キム候補をテレビ討論に出演させるため、イルジュンがわざと出版記念会で謝罪したことを見抜いていた。一方、妻のソヒは、息子のソンミンを犯罪者にしてまで選挙戦にこだわるイルジュンに、何か別の真意があるのではないかと激しく口論する。そこに、大統領から4人の候補者と配偶者に青瓦台での食事会への招待の連絡が入る。イルジュンからのはっきりした答えを聞けないまま、ソヒは食事会に同席することになる。しかしその食事会に、キム候補夫妻の姿はない。そのころキム候補は、「中国の挑戦と韓国の応戦」というマスコミの会見で、現政府の人事失敗や側近の専横を指摘していた。

（c）2011 Feel-LimΣEG Ent. Ltd. All rights reserved■第5話「かつての敵と…」
キム候補が現職の大統領の支持を取り付け、大きな翼を得た。これに対抗するためにソヒは、党代表で最大派閥の長コ・サンリョルを味方にしようとイルジュンに言うがイルジュンはこれを受け入れない。イルジュンとコ代表には15年前のある事件で敵対した過去があった。
キム候補はイルジュンがコ代表に会いに行ったことを知り、古い世代の政治家は抜きにして泥仕合を避けよう、コ代表に二人で引導を渡して正々堂々と戦おう、とイルジュンに持ちかける。
一方、犯罪者のレッテルを貼られたソンミンは、毎晩酒を浴びるように飲み、家には帰らなくなった。ある日、イルジュンの養女イニョンに連絡が入り、偶然一緒だったミンギとともにソンミンを迎えに行く。ミンギは失意のどん底にいるソンミンのことを気の毒に思い、大統領になるためならば手段を選ばず、息子をも犠牲にするイルジュンのやり方に抗議するが…。

（c）2011 Feel-LimΣEG Ent. Ltd. All rights reserved■第6話「イニョンの両親」
イルジュンがコ代表にお金で抱き込んだとの噂が立つ中でも、イニョンのイルジュンへの絶対の信頼は揺るがない。そんなイルジュンに、ミンギはなぜそこまでの信じられるのかと聞き、その答えとして、イニョンは、自分がイルジュンの養女になった事情を話す。16年前、イルジュンは公薦を受けながらも、国会議員選挙に出馬できなかった。不正資金受取問題に巻き込まれたのだ。だが、実際にはイニョンの母がイルジュンの名前をかたり、不正資金を受け取っていたのだ。さらに、母は愛人とアメリカへ逃亡、当時イルジュンの秘書をしていた父は、苦しみに耐えかねてビルの屋上から飛び降りた。その後、イルジュンは、当時10歳だったイニョンを引き取り、「堂々と生きろ」といって、イニョンを引き取り家族として育ててくれたのだった。
帰りにミンギとイニョンが屋台の前を通りかかると、ソンミンがイルジュンと酒を交わしていた。息子への愛情を見せるイルジュンに、ミンギの見方が変わっていく。
そんな中、ソヒが裏で手を回し、イルジュンはコ代表に接近していた。それを知ったキム候補は、イルジュンとの決別を覚悟し、先手を打つことにする。悩んだイルジュンは、ついにコ代表に会うが…。

（c）2011 Feel-LimΣEG Ent. Ltd. All rights reserved■第7話「コ代表の“初心”」
コ代表の強力を得ようと決心したイルジュンは、ソヒから促され、コ代表に要求された賄賂の入ったカバンをもち、約束の場所に向かう。しかし、賄賂の件はコ代表のワナだった。イルジュンの持参したカバンをコ代表に差し出したその瞬間、検察が踏み込んだ。ところが、検察立ち会いの上、カバンを開けると、中には書類があるだけだった。イルジュンは、カバンの中に賄賂の代わりにコ代表が当選したころの“初心”を持って来たのだった。そして「自分が大統領になれば、あなたが忘れた初心を、国政主軸にしてみせる」と言い放つ。
一方、イルジュンにワナだったことを聞かされたソヒは、失敗を挽回しようと、一人コ代表の家を訪ね、「イルジュンこそ大統領にふさわしい器の持ち主だ」と、雨の中で土下座をして支持を懇願した。
コ代表の記者会見の同日同時刻、イルジュンは記者会見で20年前にコ代表が提案した無料診療制度を公約として発表した。コ代表は自身の会見を遅らせ、イルジュンの会見を食い入るように見ていた。そして、党代表と候補選の準備委員長を辞職し、イルジュンを支持すると発表した。

（c）2011 Feel-LimΣEG Ent. Ltd. All rights reserved■第8話「大統領の思惑」
ミンギは、コ代表の一件で、実母が愛すべき人はイルジュンだった事を認める。
未来党の大統領候補選出方法が決まった。イルジュン陣営の望みがかない、選挙本部で祝杯をあげているところに、キ・スチャンが雇ってほしいと訪ねて来る。
その後、戦略企画室長として雇われたキが選挙スタッフにあいさつをしていると、イルジュンに大統領から呼び出しの電話がかかってくる。コ代表を取り込んだイルジュンに危機感を抱いた大統領が、イルジュンに候補を辞退するよう催促してきたのだ。
同じころ、ソヒは大統領夫人と会っていた。大統領夫人の話では、テレビ討論を前に大統領はキム候補に公約を譲ると聞いたソヒは…。
一方、候補の広報用動画を制作することになったミンギは、題材に悩んでいたがイニョンからヒントを得て、テーマを「家族 永遠に変わらぬ感動」に決める。
そんな中、ソヒは大統領夫人から公約の内容を入手するが、キ室長はこの情報はワナだと疑う。

骨太のポリティカル・ヒューマンドラマ「プレジデント」は、BS朝日にて月～金の平日の毎日昼12時から放送。韓国KBSの「プレジデント」番組サイトでは全話分の予告動画が視聴できる。

韓国KBS「プレジデント」公式サイト
BS朝日「プレジデント」番組サイト

　「プレジデント」を2倍楽しむ

■作品紹介
・放送：KBS、2010-2011
・話数：全20話（BS朝日の放送は25話に再編集して放送）
・監督・演出：ソン・ヨンモク
・脚本：キム・ヒョンイル
・出演者：チェ・スジョン、ハ・ヒラ、ソンミン（SUPER JUNIOR）、
　　　　　ジェイ（Trax）、ワン・ジヘ、カン・シニル