紀元1世紀初頭、朝鮮半島南部には小部族が点在し互いに牽制しあっていた…「鉄の王キム･スロ」は、小部隊をまとめ、民から絶大な信頼を受けて連盟国家・伽耶を築きあげた “キム・スロ”の一代記を描いた大型歴史ドラマ！チソンが主演したこのドラマを、GyaO!が本日2日（水）より無料配信した。ナビコンでは【「鉄の王キム･スロ」を2倍楽しむ】で全話のあらすじと見どころ、舞台となった伽耶についてなど詳しく紹介しているので視聴にあわせてチェックされたい。
「鉄の王キム･スロ」の配信は、2012年5月2日（水）～2012年8月21日（火）、毎水曜2話更新。

韓国の歴史ドラマと言えば朝鮮王朝時代が一番多く、ついで高句麗・新羅・百済といった三国時代の物語が続く。しかしこの三国時代には、もうひとつ“伽耶”という連盟国家が実存した。この伽耶は、大ヒットドラマ「善徳女王」のユシンのルーツということで、韓ドラファンにはにわかに注目された幻の国。「鉄の王キム･スロ」は、まさにこの伽耶を舞台に初めて描かれた大作。伽耶については【「鉄の王キム･スロ」を2倍楽しむ】の（２）で詳しく紹介。

スロは、遊牧民族の族長とチョンギョン妃の間に生まれるが、生後間もなく別れ、狗邪国の鍛冶屋チョバンを父と信じて製鉄の技術を教えられながら育つ。チョンギョン妃はスロが死んだものだと思い、狗邪国の鍛冶場を治めるイビガと結婚し、息子イジンアシを授かる。チョンギョンは、イジンアシをおう吐するため、わが子とは知らずスロを対立していく。イジンアシもスロが異父兄弟だとは知らず、王への夢、サロ国の姫アヒョを巡ってスロに強烈な嫉妬を燃やすのだった。

このドラマの一番の魅力は、制作費200億ウォンをかけて作られたロケ地だ。金海市や馬山市の前面協力で、活気溢れる鍛冶場の様子や諸外国との交易の様子を臨場感たっぷりに作り上げたロケ地は、歴史好きにはたまらないロマンを感じるのではないだろうか。
また、現存する史料が圧倒的に少ないことを逆手にとって、自由な発想でドラマを膨らませたのも大きな魅力だ。たとえば、スロとアヒョのロマンスの描かれ方は、これまでの英雄伝では見られない、まるで現代ドラマでみるようなロマンチックな場面がたくさん登場する。他にも、従来の歴史ドラマではなかった新しい表現や工夫が至る所にちりばめられている。

もちろん、主人公をはじめとした俳優の魅力も大きい。スロを演じたのは日本でも人気のチソン。ナビコンでは彼の主演作を紹介する2倍シリーズが、本作以外にも、「ロイヤルファミリー」「ボスを守れ！」「太陽をのみ込め」とあるが、これらはどれもナビコンの読者からのリクエスト。
チソンは、1999年 SBSドラマ｢カイスト｣でデビューした後、「華麗なる時代」では主役ソクチンに大抜擢された俳優。日本ではイ・ビョンホン主演の大ヒット作「オールイン」の御曹司役ジョンウォンで一気に人気に火がついた。
本作は、チソンが「王の女」以来、久々の歴史ドラマと言うことで放送前から話題になった。（キャストの魅力については別章で紹介）

半島の輝かしい歴史を彩った“空白の舞台”伽耶を、エンターテイメント作品として楽しめる「鉄の王キム･スロ」は、歴史ファンはもちろん、これまで歴史ドラマが苦手だった方にも楽しんで視聴できるお勧めの一作だ。

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GyaO！「鉄の王 キム・スロ」視聴ページ
　（配信期間　2012年5月2日（水）～2012年8月21日（火）　毎水曜2話更新）

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