土曜プレミアムで地上波初登場「プリンセストヨトミ」を放送 予告動画-フジ

2012年05月12日08時10分映画

5月12日、フジテレビの土曜プレミアムは映画「プリンセストヨトミ」を放送、堤真一・綾瀬はるか・中井貴一出演で2011年5月公開の話題作が早くもテレビで楽しめる。人気作家・万城目学のファンタジー小説は、大阪府の地下にあった「大阪国」を舞台に奇想天外なストーリーが展開される。

本作は原作小説の世界観を徹底的に再現する一方で設定を改変してオリジナルエピソードを展開しているのが特徴である。万城目といえば2008年に玉木宏主演でドラマ化された「鹿男あをによし」の原作者でもあり、その縁でこのドラマスタッフがそのまま制作に携わっている。「大阪全停止。その鍵を握るのは、トヨトミの末裔だった」のキャッチコピーで当時注目され、公開当時は初日2日間の興収が約3億600万円、動員約23万4000人のヒットとなった。
その他出演者に岡田将生、笹野高史、和久井映見、森永悠希、沢木ルカ、甲本雅裕、菊地桃子、平田満、江守徹といった豪華な俳優陣が揃っていることで細部に至るまで重厚なドラマが繰り広げられている点は圧巻。前述の縁で玉木宏が特別出演としてたこ焼き屋のあんちゃん役で登場するのも見逃せない。劇中では戦国時代からの因縁がストーリーの下地となっているため、登場キャラクターの姓に戦国武将由来のものが多く見られるのを探すのも歴史ファンなら楽しみなポイントだろう。

会計検査院の松平(堤)、鳥居(綾瀬)、旭(岡田)は会計検査院の役人として大阪を訪れるが、そこで彼らは大阪冬の陣の後から秘密裏に作られていった「大阪国」の存在を知ることとなる。実は日本政府は大阪国の存在を秘密裏に認め、その運営費は国家予算で賄われていたのだった。しかし大阪国の経理で不正があると思われ、松平たちは予期せずして「大阪国」と対立することになる。最近何かと話題の大阪が舞台となっていることから、東京対大阪の構図や様々な歴史背景などを含んでみると更に楽しめるストーリーだ。

映画「プリンセストヨトミ」は12日(土)よる9時から放送。予告動画は「土曜プレミアム」公式サイトで視聴出来る。

土曜プレミアム‐フジテレビ

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