集まれ、イ・ビョンフン組!②イ監督作品の常連は?隠されたキャスティングの妙-予告動画と相関図
『集まれ、イ・ビョンフン組!「イ・サン」などイ監督のキャストを一覧表で総チェック①』の続き…イ監督作品の常連、もっとも多くの作品に出演したのは誰だろう?キャスティング表を作ったので、調べてみよう!予告動画は作品サイトで、表の見出しにあるURLをクリックすれば、ドラマの紹介(2倍楽しむコーナーなど)や相関図が別画面で表示されるので、参考にどうぞ。
※①を未読の方は、先に①からどうぞ。⇒集まれ、イ・ビョンフン組!①
表【集まれ、イ・ビョンフン組!】を開いてみよう(表は一部訂正がありますm(__)m。ナ・ソンギュンさんは「ホ・ジュン」にも出演)。この表で確認すると、以下の6人が6作品すべてに出演していることがわかる。つまり、Mr.&Ms.イ・ビョンフン組はこの5人になる。
「イ・サン」より 左シン・グク「イ・サン」より 中央イ・ヒド Mr.イ・ビョンフン組!:
シン・グク、
イ・ヒド、
イ・ビョンシク、
ナム・サチョ、
ナ・ソンギュン
Ms.イ・ビョンフン組!:
イ・スク
以下、「イ・サン」を中心にイ監督のキャスティングのこだわりを見てみよう。イ監督は、同じ人物をキャスティングする際には、いかにも監督らしい遊び心を加えて、視聴者のマンネリを防いでいる。
「イ・サン」より 右キム・ソイ
その遊び心は、同じ役者にあえて同じような役を任せたり、正反対の役を任せたりしたときに発揮する。イ・ビョンフン組のMs.尚宮といえばキム・ソイ。「イ・サン」「トンイ」「チャングムの誓い」の3作で尚宮を演じている。彼女には同じ尚宮役を任せ、わざと意味深な場面で他の作品につながるようなセリフを言わせている。(詳しくは「イ・サン」最終回紹介の4段落目で紹介)。
「イ・サン」 キョン・ミリ逆に全く違う役といえば、サンの母を演じたキョン・ミリ。「チャングム」では散々、ヒロインを痛めつけておきながら、サンでは優しい母親役を任せている。もっとも、視聴者はチャングムを苛め抜いたチェ尚宮の印象が強すぎるのか、違和感もあったようだが、監督はこれも計算の内。ドラマ中盤でヒロインのソンヨンをいじめる怖い役を復活させている。
ほかにも、ずっと質素な衣装や下層の役をさせていた女優イ・スクには、最新作「トンイ」で、大奮発して両班の妻を任せた。しかし、こちらも後半では大どんでん返しで、またもや質素な服に戻っている。
「イ・サン」より 左からハン・ジミン、パク・ウネこうした監督の遊び心は、脇役ばかりではない。監督がその涙の演技を絶賛したソンヨンを演じたハン・ジミンと、心優しきサンの正妻ヒョイを演じたパク・ウネといった、メインキャスト二人の関係性が面白い。二人は、「チャングムの誓い」で共演しており、あちらではパク・ウネが尚宮から側室ヨンセンになり王の子を出産。そしてそれを取り上げたのがヒロインの親友役のハン・ジミン。「イ・サン」とは全く逆の立場だ。
ドラマの面白さもさることながら、イ監督作品の面白さはこうしたところにもある。これだからイ・ビョンフン作品はやめられない!
いかがでしたか?表を手元に、あなたが見つけたイ監督のキャスティングの妙がありましたら、「お問い合わせ」よりお知らせください。視聴者が見つけた楽しいキャスティングとしてご紹介します。
では、オリンピックの日本選手の活躍を祈って、19日(日)「イ・サン」第61話の放送をお楽しみに!
「イ・サン」以外の【ドラマを2倍楽しむ】は、下の【韓ドラここが知りたい!】からどうぞ。
NHK総合「イ・サン」番組サイト
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それぞれの作品の予告動画や相関図は、各公式サイトなどで確認できる。
[「トンイ」を2倍楽しむ]
[「薯童謠」を2倍楽しむ]
[「宮廷女官チャングムの誓い」を2倍楽しむ]
「商道」紹介
「ホ・ジュン」紹介
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