兄弟の絆…タムドク、国相に宣戦布告!「広開土太王」第21~25あらすじ、見どころと予告動画
前回の第20話では、自分が乗りこなせなかった“帝王になる気質を持つと者だけが手懐けることができる”という汗血馬までタムドクに乗りこなされ、タムマンはますますタムドクを疎ましく思い、第21話では、信じられない行動にでるのだが…TSUTAYA韓流通信のサイトで予告動が視聴できる。BS日テレ番組サイトには、相関図が公開されているので参考にどうぞ。
タムマンの行動は常軌を逸していた。果たしてタムマンは何を考えているのか?また今回紹介する第23話でタムドクは号泣する場面が登場する。果たしてその涙の訳は?
■第21話 刺客
第1王子のタムマンの態度はタムドクに対してますます過敏な態度をとり、タムドクは憂鬱になる。そんな時タムマンから呼び出しがあり、喜び兄の寝所に向かうタムドク。途中、タムマンの寝所に刺客が侵入したという声を聴き、その場に居合わせたタムドクが後を追うが、刺客を追いかけるタムマンと鉢合わせにする。タムドクを呼んだおぼえがないというタムマンは、あまりのタイミングの良さにタムドクが自分を狙ったのではないかと疑う。嫌疑を晴らそうというタムドクは、兄の居所の前に座り込んで許しを請うが、その態度にタムマンはますますイラつき、ついには…。
騒ぎを聞きつけた王や王后以下、臣下たちが二人を諌めるが、タムドクの怒りを煽るばかりだった。コウンの元から姿を消した馮跋とソルドアンは、カラジの元に身を寄せていた。兄弟を不仲にさせる一連の出来事は、カラジが彼らと手を組んで仕組んだことだった。
このままでは、永遠に兄を無くしてしまうと、タムドクは都を離れることにするが…。
ドラマの予告編を初めて見たとき、タムドク役の貫録ある第2王子に比べ、1977年生のイ・テゴンより5歳も年の若いチョン・テウが兄役の第1王子を演じることに違和感を感じた。身長も173㎝と弟より10㎝以上低い。ドラマ前半でもこの違和感は続いていたが、ここにきてキャスティングの意味が分かった。弟に見劣る外見(あくまでもたくましさの面だけで)が、タムマンの嫉妬心をうまく演出している。視聴者は2人のツーショットをみて「これじゃ嫉妬するわけだ」と思ったはず。しかし、「大祚榮(テジョヨン)」「王と私」「王の女」「女人天下」「太祖王建(テジョワンゴン)」「龍の涙」…と史劇俳優としてはチョン・テウが大先輩。ただの嫉妬深い兄では終わらせるはずがない。脚本家は若いベテラン史劇俳優チョン・テウにどんな見せ場を作ってくれるのか、今後の展開が楽しみだ。
■第22話:狩り
馮跋とソルドアンらによるタムドク暗殺計画は、コウンが事前に察知したおかげで失敗に終わる。タムドクは、自身に恨みを持つカラジが背後にいると見て、カラジの私邸に乗り込む。ところが、そこにはタムマンが先に来ており、タムマンは、「自分を疑って後をつけたのか」とタムドクに怒りをぶつける。タムドクが帰った後タムマンは、カラジに「タムドクを殺すときには必ず自分に知らせろ。そして、いざというときに守ってやるから、本件に関連する者たちも全て教えろ」と言いつける。カラジは、タムマンから全幅の信頼を得たと、馮跋たちと次のタムドク暗殺計画を練る。そんな中、タムマンは兄弟間の和解を図るためと称して、タムドクと一緒に狩りにでかけけたいと申し出る。まさに、タムドク暗殺にうってつけのこの状況に、タムマンは自分に協力する貴族たち、馮跋、ソルドアンら総出でタムドク暗殺に向かうのだった。
今回は、タムマンの一挙手一投足見逃さず、セリフの一言も聞き逃さずチェックしよう。タムマンのタムドクへの辛辣な態度。「兄弟で狩りをしたい」などといって暗殺に絶好の機会を作ってやる。場所は五女山城という御用地。タムマンは暗殺者たち全員が入山できるだけの通行札まで用意する手回しのよさで、カラジは協力者全員を入山させた。つまり、ここに入った者はお付の者たち以外は全員が暗殺者。ところが、タムマンは不可解な行動をとる。出発前の信頼する部下への言葉、必要のない着替えの準備、おまけにタムドクと二人っきりになってわざとらしく弓を水辺に落したり…全く不可解な行動ばかりだ。果たしてタムマンは何をしようと言うのか…。
■第23話:兄弟の絆
弓を取るために着衣を濡らしたタムドクに自分の服を着せたタムマンは、自分は白い服に着替えた。白い服とはタムドクの目印のはず…。兄と別れたタムドクがどうにも気になり、タムマンを追いかける。カラジと打ち合わせしたタムドク暗殺の場所で、何本もの刺客の矢が襲ったのは、タムドクではなくタムマンだった。タムマンは、「いつもお前が誇らしかった」と言い、弟タムドクに高句麗の未来を託して息を引き取った。タムドクはタムマンがわざと自分の身代わりになったことを知る。タムドクを守るために全身に矢を受け、息を引き取ったタムマンを胸に抱き、タムドクはいつもまで慟哭した。冷たくなった兄と一緒に王宮に帰ったタムドクは、兄の帯の間に手紙を見つけ、この暗殺事件の全てが、タムドクが王位に就いた後のことまでを考えたタムマンの計画だったことを知る。タムドクの暗殺失敗で追い詰められたカラジは王宮に乗り込む。
さすがチョン・テウ。見せてくれました!イ・テゴンが動の演技なら、チョン・テウは静の演技で泣かせてくれる23話。ただカラジを捕まえるだけでは、第2、第3のカラジが出現する。そこでタムマンは、力を持ちすぎたケヨンスたち消怒部の勢力を押さえるために、命がけの一掃作戦を計画したのだ。ここは兄弟の絆をとっくりとご覧あれ!
■第24話:太子冊立式
馮跋とソルドアンは奴隷商人のムガプの協力で高句麗を脱出し、ケヨンスは、口封じのためにカラジを尋問もなしに反逆罪で処刑する。タムドクは、そこに不信感を抱き、あらためて、タムマンの意志を継いで強い高句麗を築くため、太子になる決意をする。ところが、タムドクの太子冊立式が決まったとたん民の間に、奇妙なうわさが流れる。果たしてその噂とは?さらに、町では、冊立式が終わるまで一切の商売を禁じる厳しいお達しがでたため、民たちはその日の暮らしにも困るようになる。こうしたうわさや民たちの困窮ぶりを目の当たりにしたトヨンは、もう一つ大きな秘密を知ってしまうのだった。果たしてその秘密とは?
まずは、馮跋たちの見事な脱出劇に注目を。タムドクは、タムマンの願いどおり太子となる決心をするが、タムマンがタムドクに高句麗を任せようと決心したのは、いつのことだったのだろう…。ケヨンスの娘トヨンに「タムドクに近づくな」と言ったのはどんな気持ちからだったのか?トヨンがその答えを導いてくれるのでお聴き逃しのないように。
■第25話:父と娘
国神剣の細工に気づいたケヨンスの娘トヨンは、太子冊立式の場に現れ、タムドクに目配せし、剣を抜くのを止めさせた。それに激怒したケヨンスはトヨンを部屋に閉じ込める。タムドクはケヨンスを私邸を訪ね、剣に細工をしたのがケヨンスだろうといい、ケヨンスは「太子に恨みのある人間は、国の内外におり私一人ではない」と返す。タムドクも負けてはいない。「こんな卑怯な手段を使うのは国相しかいない。高句麗の民と未来のために国相と闘う!」と宣戦布告する。こうしたことを亡きタムマンはすべて予知していた。兄は弟のために備忘録をつけて、太子の心構えややるべきことなどをまとめていたのだった。
まずタムドクは政務会議の席で、これまで消怒部で固められていた人事改編を提案する。
ケピルを昇格させ朝廷の財務を任せ、朝廷の人事から軍人の一切を仕切る中裏大兄の職にコチャン将軍を推薦する。これにはケヨンスも怒り心頭。
そんな中新羅の使臣が高句麗を訪れ、ケヨンスは個人の財力で鋼鉄剣を用意する。
トヨンのおかげで 冊立式は無事終わるが、タムドクの痺れるセリフをお聞き逃しのないように。ところでお手柄のトヨンだが、彼女は、当初キャスティングにはなかったが、もともとヒロイン役に抜擢されたチャン・シニョン(ヨンファ役)が降板し、急きょ抜擢された女優。童顔の彼女は1981年生ですでに30歳を過ぎている。ドラマ「イ・サン」にも新入りの茶母のヨジン役で登場している。
ドラマ「広開土太王」はBS日テレにて、月~金の毎夕4時から放送、予告動画はTSUTAYA韓流通信のサイトで視聴できる。
【「広開土太王」を2倍楽しむ】
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BS日テレ「広開土太王-こうかいどたいおう-」番組サイト
TSUTAYA韓流通信「広開土太王-こうかいどたいおう-」
■作品紹介
・放送:KBS、2011~2012
・話数:全92話
・演出:キム・ジョンソン 「大祚榮 テジョヨン」「太祖王建ワンゴン」
・ 脚本:チョ・ミョンジュ 「ぶどう畑のあの男」「パパ3人、ママ1人」
/ チャン・ギチャン 「不滅の李舜臣」
・音楽:イ・ピルホ
・キャスト:
タムドク役/イ・テゴン…「神様、お願い」「宝石ビビンバ」「淵蓋蘇文 ヨンゲソムン」
コウン役/キム・スンス…「朱蒙〔チュモン〕」「ガラスの城」
慕容宝(ぼようほう)役/イム・ホ…「大祚榮 テジョヨン」「善徳女王」
トヨン役/オ・ジウン…「怪しい三兄弟」「笑ってトンヘ 」
ヨンサルタ役/ホン・ギョンイン…「善徳女王」「プランダン 不汗党」
ヤギョン役/イ・イネ…「千秋太后[チョンチュテフ]」「ファン・ジニ」
ソルチ役/キム・ジョンファ…「風の国」「1%の奇跡」
(※下の索引から上の各ドラマ紹介ページにリンクします)
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■DVD情報
◆レンタル情報
・TSUTAYA独占 「広開土太王 ―こうかいどたいおう―」
・全40巻/本編各2話収録 絶賛レンタル中!
<DVD仕様>
2011年/韓国/16:9/カラー/片面1層/ドルビーデジタル2.0chステレオ/
音声:韓国語/日本語字幕/1話 約60分
販売元:カルチュア・パブリッシャーズ
◆セル情報
・発売日:2012年8月24日
・定価(税込):48,300円
・収録時間:5060分
・組数:46枚組
・パッケージ形態:BOX
・販売元:ポニーキャニオン