【韓国芸能】封切りする映画がない?深刻な韓国映画事情を探る!!
2008年の日本国内における映画興行収入のトップは「崖の上のポニョ」!二番手は「花より男子」で、なんとトップ10に7本の邦画が入り、邦画がハリウッド映画に圧勝した。ひところの邦画低迷が嘘のようだ。
お隣韓国では過去の邦画低迷期と同じ苦境に立たされているという。もっとも日本では邦画低迷といわれていた時期でさえ、劇場には邦画がそれなりにかかっており、観客動員数が伸びないという悩みだった。ところが、どうやら韓国ではもっと深刻な事態に陥っているようだ。正月休みは韓国でも映画業界の“書き入れ時”だというのに、興行にかける作品がないのだという。このニュースを【YTNニュース】が動画ニュースで伝えている。
*** 以下、記事翻訳 ***
近頃、劇場に韓国映画が消えてしまった。(韓国映画といえば)「霜花店」「加速スキャンダル」を思い浮かべるが、これは年末に封切りした作品で新年に入ってから封切りしたものは一篇もない。
映画館通り最大のオンシーズンのひとつであるお正月の連休にも、韓国映画を探して観るのは難しいくらいだった。クォン・ヨンヒ記者が報道。
[リポート] 「霜花店」と「加速スキャンダル」が映画館通りを2分し、年の初めから韓国映画をにぎやかに宣伝している。しかし、実情はそうでもないようだ。今年に入って新しく封切りした韓国映画はまだ1篇もないのだ。今月を含めても、今週のドキュメンタリー「ウォナンソリ」と 22日の「残念な都市」の2篇しかない。
冬休みとお正月連休がつながる映画館通り最大のオンシーズンにもたらした、作品日照り現象に映画業界の人たちも驚いている。
[インタビュー:チェ・グァンヒ、映画ジャーナリスト]
2007年から始まった映画界投資縮小が、今本格的に現われています。製作された映画が少ないため劇場の作品も大きく減るのです。
さらに、もっと深刻な問題はこのような現象が一年中続く可能性が大きいという点だ。今年封切りするとなれば、1、2年前から製作に入らなければならないのに、この時期製作に入っている作品があまりに少ないのだ。こんなに封切り本数が少なくなると、全体的な韓国映画に対する関心も低くなる可能性が高い。去年 8年ぶりに最低値を記録してしまった韓国映画のシェアが、今年はもっと低くなるかもしれない。新年を迎えた映画業界の憂慮が大きくなっている。
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