離れがたい想いと月を斬る隻腕の剣!山本耕史主演「薄桜記」第3話あらすじと予告動画、ヒロイン紹介-NHK

2012年11月01日10時57分ドラマ

前回、千春(柴本幸)の兄・龍之進(忍成修吾)に左腕を斬られた丹下典膳(山本耕史)は上杉家家老の千坂兵部(草刈正雄)の屋敷に匿われるが、左腕を切除することとなってしまう…番組サイト「番組の見どころ」では、番組紹介動画が公開されている。本作は、NHK・BSプレミアの時代劇枠で今年7月に放送しており、当時の放送にあわせて全話のあらすじと見どころをナビコン【「薄桜記」を2倍楽しむ】で紹介しているので、参考にどうぞ。NHKオンデマンドでは見逃し配信をしている。

今回の件で上杉家の家名を護るために丹下家がお家断絶を被ってしまう。粛々とそれを受け入れる典膳に離縁されても付き添っていた千春だったが、やがて二人は引き離されてしまう。

■第3回「口封じ」あらすじ
龍之進(忍成修吾)に斬り付けられた典膳を千春(柴本幸)が屋敷から連れ出そうとするところを、千坂兵部(草刈正雄)が見咎めた。事情を知った千坂は自宅に典膳を匿い御殿医を呼び、治療に当たらせた。繋がっているのは皮一枚という状況で、医師は典膳の左腕を切除するより他はなかった。目が覚めた典膳は、心配そうに自分を伺う千春の顔と片腕を失くした自分の体に気付く。長尾家の跡取りが刃傷沙汰を起こしたとなると長尾家は御家取り潰し、当然その影響は家老の上杉家にも及ぶとして、千坂は典膳に頭を下げてこの事を他言しないように言い含め、その代わりに上杉家が典膳の面倒を見ると約束するのだった。
千春の父・長尾権兵衛は典膳を訪ね、龍之進を勘当することを告げ、決して典膳が刃を抜かなかった事に礼を述べた。しかし同席していた千春ははっきりしない態度の父親を責め、しっかり典膳に謝るように訴えるのだった。気まずさを抱えていた権兵衛もここへきてようやく典膳に頭を下げるのだった。そして対外的には典膳は何者かに襲われて腕を斬られたという事にされる。これがお上に伝わると、武士にとって恥ずべき出来事として丹下家は御家断絶、俸禄召し上げを申し付けられる。折りしも財政難の幕府にとって、旗本が減ることは口減らしにも繋がったのだった。
千春は典膳に離縁を言い渡されたものの、奉公人として使って欲しいと無理を言って典膳の世話を焼いていた。そこには典膳から離れがたい千春の思いがあった。しかし典膳は家を失い十日の後には屋敷を引き払わねばならない身となり、典膳は改めて千春へ実家に帰るように言い渡す。典膳を案じて千春は典膳によい妻が見つかるようにと声を掛けると、典膳は自分の妻は千春ただ一人であると言い切り、その思いに千春は涙する。
その頃、道場では典膳が腕を斬られたという話が驚きをもって伝わっていた。典膳ほどの剣豪が何もなさぬまま斬られる訳がないと誰しも思っていた。そこへ安兵衛が、自分が典膳の面倒を見ると申し出ていた。その頃典膳は、奉公人たちに暇を出して千春も実家に帰し、一人屋敷に残って剣をさばく稽古をしていた。左手を失って以降苦心しながら剣を振るっていたが、この日満月に向かって剣を振る典膳の右腕は冴え渡っていた。その太刀筋は月を今にも斬らんとする勢いで、典膳には片腕ながらも剣の道に生きる一筋の希望が見えてきた。

■見どころ
千春の典膳から離れがたい思いと、典膳の千春を生涯一人の妻と告げる切ないまでの美しい場面は必見。そして、いよいよ左手を使わない丹膳による独特の殺陣が完成する。元々殺陣の腕前には定評がある山本が、右腕だけで魅せる華麗なアクションをお見逃しなく。

見どころ満載の「薄桜記」第3話のアンコール放送は、NHK総合にて今夜1日(木)夜8時から、NHKオンデマンドでも好評配信中。

2012年秋ドラマを一挙紹介>>【「薄桜記」を2倍楽しむ】


薄桜記|NHK BS時代劇
NHKオンデマンド BS時代劇 薄桜記

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