今夜、高橋和也が“高田馬場”で4分の壮絶な立ち回り!山本耕史主演「薄桜記」第4話あらすじと予告動画
前回の第3話では、隻腕の剣を極めた丹下典膳(山本耕史)だったが、今夜放送の第4話では、切ないまでの千春(柴本幸)の典膳への想いと、典膳と中山安兵衛(高橋和也)との友情を描いている…番組サイト「番組の見どころ」では、番組紹介動画が公開されている。本作は、NHK・BSプレミアの時代劇枠で今年7月に放送しており、当時の放送にあわせて全話のあらすじと見どころをナビコン【「薄桜記」を2倍楽しむ】で紹介しているので、参考にどうぞ。NHKオンデマンドでは見逃し配信をしている。
■第4回「高田馬場」
屋敷を召し上げられた典膳は、安兵衛の紹介で長屋へ移り住むこととなった。これまで暮らした屋敷とは違い、雨漏りがして多くの町民たちが集まる長屋での生活が始まったが、典膳は興味深そうに新しい日々を迎えた。長屋ではお豊(藤本泉)が典膳の面倒を見ることとなり、典膳の食事の支度や介助、身の回りの世話も行った。浪人の身分では食いつなげない安兵衛は筆作りの内職をしていたが、典膳はとりあえずゆっくりと剣の稽古をする日々を選んだ。安兵衛は典膳の稽古の相手を務めるが、典膳の腕は片腕を失ったとは思えぬ鋭さで安兵衛は全く歯が立たなかった。そんな日々を送るうち、典膳と安兵衛は次第に心を通わせるようになる。
その頃、千春(柴本幸)は屋敷で典膳を思うあまり兄・龍之進(忍成修吾)や母・お菊(かとうかず子)と上手くいかない日々を送っていた。未だに典膳に思いを残す千春は浴衣を縫い上げていた。思い切って長屋を訪れた千春だが、典膳の住まいでお豊が典膳に按摩を施しているのを見て動揺し、浴衣の包みだけを置いてそっと去るのだった。典膳が包みに気付いた時にはもう千春の姿は無く、千春に居場所を教えたのは安兵衛だと悟り問い詰めに行く。涙ながらに典膳の居所を尋ねる千春につい教えてしまったと悪びれもせずに言う安兵衛に、典膳は人の心に土足で入るような真似をするなと叱りつける。しかし安兵衛は動じず千春との復縁を提案、怒って安兵衛の頭は空っぽだと罵る典膳に対しても松のようにひねくれ者だと返して笑うのだった。
ある日、長屋から安兵衛がただならぬ様子で飛び出していった。それは常日頃から安兵衛を案じている叔父・菅野六蔵左衛門ら三人が果たし状を突きつけられ、高田馬場で決闘が行われているためであった。叔父の助太刀のために駆けつけた安兵衛は、相手方6人を次々に倒していった。しかしこの時の傷で六郎左衛門は命を落としてしまう。そして安兵衛は奉行所に捕らえられてしまった。しかし公衆の面前で行われた決闘とあって、安兵衛の活躍は瞬く間に江戸中に広まり、ついには講談の人気演目としても取り上げられた。一方、典膳は長屋で安兵衛を待ち続け、安否が分からぬ状態に気を揉みながらも、例え打ち首になったとしても武士として死に花を咲かせたと安兵衛の事を褒め称える。武士の死に場所とは主君のためにあるが、浪人の身であれば誰のために死ぬのか。そう考える典膳の脳裏には千春の姿が浮かぶのだった。
■見どころ
千春のことで安兵衛を攻める典膳に対して飄々と悪びれずに受け答えする安兵衛との会話のシーンが面白い。また、今回は、一夜にして安兵衛を剣豪としての賞賛を集める身にする4分の立ち回りのシーンがあるのでお見逃しなく。公式サイトでは第4回の予告動画と共に安兵衛役の高橋和也によるPR映像も公開している。
「薄桜記」第4話のアンコール放送は、NHK総合にて今夜8日(木)夜8時から、沖縄県は夜10時から。NHKオンデマンドでも好評配信中。
薄桜記|NHK BS時代劇
NHKオンデマンド BS時代劇 薄桜記