サンを襲う相次ぐ悲劇!王の涙…「イ・サン」第73話あらすじ、予告動画と前回ダイジェスト-NHK

2012年11月17日14時20分ドラマ
(c)2007-8 MBC

先代王の英祖がソンヨンに遺した指輪のおかげで、サンとソンヨンの息子ヒャンは正式な王位後継者、世子(セジャ)と定められ、ソンヨンも正三品の昭容(ソヨン)から側室としての最高位の正一品の宜嬪(ウィビン)に格上げとなった…しかし第73話では、新たな悲劇が王室を襲う!番組サイトでは予告動画と前2回分のダイジェスト映像が公開されている。
(側室の身分については、豆知識の「◆宮女の身分」を参照)

今週の第73話と次回74話は、サンを演じたイ・ソジンにこれまでで一番悲しかった、といわせた場面が放送される。女優ハン・ジミンのソンヨンが乗り移ったような迫真の演技も見逃せない。実際に泣きはらしたような目が印象的だ。

今回から最終回まで、これまでよりネタばれが多くなります。気になる方は、ドラマ視聴後にお読みください。もちろん、ネタばれしてもドラマが楽しめるように配慮しております。

サンとソンヨンとヒャンの幸せな暮らしぶり。幼いころから命を狙われ、幾多の身の危険とピンチを乗り切ったサンにやっと訪れた幸せの時。しかし、ドラマ冒頭に流れる映像がどうにも気になる。まるで過去の出来事を映しているかのようだ…。

嫌な予感は的中するもので、ソンヨンとヒャンが2人でいるシーンからドラマは悲しい展開を見ることになる。ヒャンが、はしかにかかって危篤状態に陥ってしまったのだ。これは「朝鮮王朝実録」にも残っている事実で、73話が始まってほんの10分もたたないうちに、ヒャンは天に召されていく。(「朝鮮王朝実録」については豆知識の「◆歴史記録書」で紹介している) ヒャンの死因については“はしか”と記されているが、老論派による毒殺、もしくは内医院を抱き込んだ老論派によって適切な手当てをさせなかったためとの説もある。

ヒャンの荷物が東宮殿から運び出されるシーンで、サンが悲しみに顔を背ける姿がなんとも辛い。宮中が悲しみに包まれる中、ソンヨンは食事をしっかり取り薬も欠かさず飲んでいた。ソンヨンは二人目の子を懐妊していたのだ。しかし、なぜか女医による脈診だけは拒んでいた。ソンヨンは、医学書で自分がある病気を患っていることを悟っていたのだ。(「チャングムの誓い」の女医役を思いだす) それでも一抹の望みを託して、テスに町医者を呼びに行かせるシーンが切ない。果たして町医者の診たては…。


一方、サンに水原(スウォン)での築城を任されたチョン・ヤギョンは着々と準備を進めていた。重くもろい石に比べて軽く丈夫なレンガを発明する。何者かが情報を盗み出そうとするが、ソッキとジャンボがこれを未遂で終わらせ、新軍事組織となった壮勇衛(チャンヨンウィ)が貞純大妃の隠れ家のひとつをみごと始末する。

そんな中ソンヨンの体調はますます悪化していた。しかし胎児のことを考え薬を飲むことを拒否するソンヨン。彼女を心配するサンやヒョイ王妃の目をごまかすことが出来なくなったソンヨンは、療養に行くという名目でサンのそばから離れる決意をする。ソンヨンの病気を知らないサンはソンヨンの望みを叶えてやる。さあ、このままソンヨンとサンとは永遠の別れになるのか?しかし、今回もテスが2人の別れを防いだ。サンのそばを離れようとした理由を話すソンヨンに、搾り出すような声で胸のうちを吐き出すサンの言葉には、涙腺決壊間違いなし。サンの男泣きのシーンをお見逃しなく。

「イ・サン」第73話「悲劇再び」は、明日11月18日(日)夜11時から放送、予告動画と前2回のダイジェスト映像は番組サイトで公開。また、来週の25日(日)の放送は休止。第74話は12月2日に放送。また、「イ・サン」最終回終了後は、「イ・サン」の前史にもあたる「トンイ」を2013年1月から放送。【「トンイ」を2倍楽しむ】でナビコンでは全話のあらすじと見どころを紹介しているので、気になる方は、先取りチェックをどうぞ!

NHK総合「イ・サン」番組サイト

kandoratop【作品詳細】【「イ・サン」を2倍楽しむ】