万策尽きたイ・ジェハが最後にすがりついたのは、チャヌだった！ついに最終回を迎えるドラマ「初恋」…チャヌは長くソン家を苦しめたイ・ジェハとソン・ワンギに復讐を遂げることが出来るのか？チャニョクとヒョギョンの初恋は実を結ぶのか？番組サイトにはチャニョク役のチェ・スジョンがドラマの魅力を語るインタビュー動画を、YouTube「ponycanyonkdp」チャンネルには、プロモーション動画が公開されている。「初恋」感動の最終回は、11月26日（月）昼12時からBS朝日で放送。各話の見どころを赤文字で紹介、見逃した回のある方は、【「初恋」を2倍楽しむ】にて全話のあらすじと見どころを紹介しているので参考にどうぞ。

※最終回は、詳しくあらすじ紹介しています。気になる方は、赤文字の見どころを先に読んで、ドラマ視聴後にあらすじをどうぞ。

■第66話 むなしき復讐（最終回）
病をおして出かけたイ・ジェハは、オ会長の代理として決裁権のあるチャヌに資金援助を求めるが、チャヌは首を縦に振らない。すがりつくジェハに、最後には「上層部と相談する」と言ってジェハを帰らせる。きっと力を貸してもらえると信じたジェハが病院に戻ったころ、チャヌは部下に1回目の不渡りの指示を出す。ワンギが不渡りを出したことを電話でジェハに報告し、これまでのことがチャヌの仕組んだことだと知ったジェハは、ショックで再び倒れ、危篤状態に。ワンギはソクジンに救いを求めるが、それを聞いたヒョギョンは、チャニョクを不幸にした罪を償うのが先、チャニョクに土下座して謝罪しろと怒りを爆発させる。言われるままワンギはチャニョクの前に跪き謝罪する。

チャヌがやろうとしている復讐を知ったチャニョクは、自分のために人生を掛けて復讐しようとするチャヌに感謝をしながらも、チャヌのやろうとしていることは、ワンギ達と同じことだと、最愛の弟の復讐を止めるよう説得する。チャニョクの説得に、チャヌも復讐を終わらせ、資金援助をしてやる。しかし、会社は救われたが、ジェハはついに息を引き取る。
チャヌは会社を辞職し、やりたかった判事をめざし、司法試験の合格を目指すことに。ソッキともいつか約束を果たすために再会を約束する。

誰よりもヒョギョンのチャニョクへの深い想いを知るソクジンは、ヒョギョンとの結婚をあきらめパリに戻ることに。ヒョギョンもそれに従う。しかしそれを知ったチャニョクはヒョギョンに電話をする。愛してくれる人がたくさんいる自分は、ヒョギョンが思うほど不幸ではない。ヒョギョンにはソクジンしかない。彼がどれほど大切でかけがえのない人か、ソクジンを引き留めろ。思い出は大事にとっておこう…と涙ながらに説得する。「今どこなの？一度だけ会いたいの…」嗚咽をこらえ、絞り出すような声で受話器を抱きしめるヒョギョン。

全てが終わった。いや、新しい人生が始まる。肉親以上の友情を見せてくれたドンパルとスジンの間にも赤ん坊が生まれ、チャノクとジョンナムも幸せな家庭を築き、兄弟たちの父ドッペも孫に恵まれ穏やかな生活を送る。そして、チャニョクはバラの花を持って、シンジャにもう一度会いに行くと、チャヌに告げる。
チャニョクの心からヒョギョンの姿がまだ消えていないことを知っているシンジャは、花束を受け取るのか？それとも…。
家族たちを支え守ってきた次男のチャヌは、兄チャニョクの歩く姿を後ろから見つめながら心の声で語る。「神よ…ここに一つの愛をはぐくんだ男が歩いています。彼の愛は優しさに溢れ揺らぐことなくとても美しいものでした。彼はその愛に終止符を打とうとしています。彼が新たにはぐくおうとする愛も、優しさに溢れ揺らぎのない美しいものでありますように…」
ドラマ後半、復讐に入ってからは、完全にペ・ヨンジュンに主役の座を奪われた感のあるチェ・スジョンだったが、最終回はさすがの名演技を披露してくれた。まず一つ目は、ワンギがチャニョクに会いに行く場面。ワンギを見たとき、反射的に逃げようとする怯え様。どれほどワンギを恐れていたのかが見て取れる。歴史ドラマではいろいろな英雄を演じたチェ・スジョンの弱腰の演技は新鮮だ。二つ目は、ヒョギョンとの電話のシーン。最後まで優しさ溢れる愛で、初恋の人、ヒョギョンの幸せを願うセリフは絶品。そして、視聴者からは（おそらく）嫌われていたヒョギョンの受話器を抱いて泣くシーンも素晴らしい。シンジャ派のファンも、このシーンにはもらい泣きを止められないはず。さあ、いったいどこでこの場面が流れるのか？
ラストのベルベットヴォイスのペ・ヨンジュンの声のナレーションも素晴らしい。そして、ラストのラストでもうひとひねり。現実なのか、幻なのか…。気になる映像が流れる。いったいどんな映像なのか？ドラマのエンディングは視聴者の判断にゆだねられる。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。全66話という長編ですが、だれることなく最後まで見ごたえのあるみごとなドラマでした。さすが、最高視聴率65.8％を記録した不朽名作と呼ばれた作品だけのことがあります。筆者は、本作を2005年、2008年、そして今回2012年と3回視聴しましたが、一度として途中で視聴が嫌になることがありませんでした。視聴する年代にあわせて、不良チャヌに心が揺れたり、優等生チャニョクに憧れたり、チャノク、ヒョギョン、シンジャの3人の女性の立場に我が身を置き換えたり…。視聴のたびに、違う立場でソン家の一員になって視聴しました。
日本でも改めて家族の絆の大切さが見直されている昨今。ソン家の優しい家族愛に癒される「初恋」は、今の時代にこそお勧めしたいイチオシの家族ドラマです。

「初恋」最終回は、BS朝日にて26日（月）昼12時から放送。お見逃しなく。全66話ノーカットのコンプリートDVD-BOXも好評発売中。
※27日からは、好青年キャラからのイメージチェンジを図ったリュ・シウォンと切ないほどに清純なキム・ハヌルの演技が反響を呼び、最高視聴率韓国３４．１％を記録した話題作「秘密」を放送。

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・BS朝日「初恋」
　※2012年8月27日～　　　月～金の昼12時から放送。
・YouTube「ponycanyonkdp」チャンネル「初恋」PV

【作品詳細】【「初恋」を2倍楽しむ】