依頼人の親子関係と自分を重ねる楽子…ドラマ「そこをなんとか」第5回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2012年11月18日12時50分ドラマ

11月18日、NHK・BSプレミアムのドラマ「そこをなんとか」は第5回「嘘の中の真実」を放送、追突事故で後遺障害を負ったタクシー運転手・原田(伊武雅刀)の案件を手掛ける皆世楽子(本仮屋ユイカ)だったが、そこに立ちはだかる保険会社の担当・佐伯(村川絵梨)は原田の実の娘だった。原田の保証金の増額に断固応じない佐伯は、原田が嘘をついていると断言する。楽子は反論するものの、実の娘としての佐伯の言葉に詰まってしまう。一方、弟の幸喜(武田航平)は行方不明だった父親を発見したと言ってきた。
<第5回みどころ>
楽子が弁護士としてのキャリアを積む一方で、プライベートにも動きが見える。赤星(五十嵐隼士)からのアプローチ、そして東海林(市川猿之助)と中道(井上和香)との関係も新たな局面を迎え、公私共にその動きが見逃せない。

■第4回「立ち上がれ!ダメ男」あらすじ
ある日菅原法律事務所を一人の女性が訪れた。土屋芳子(岡田奈々)は、自分の息子・忠(坂本真)が前に辞めた勤務先であるポップトイズ社で暴れたとして損害賠償を請求された事に困って事務所を訪れていた。ところが芳子が言うには、忠は金を払うべきは会社側だと主張しているとのこと。早速楽子が忠を訪ねると、ポップトイズ社から発売される超人気キャラクター「うさボーン」の著者者は自分であると主張するのだった。楽子は早速損害賠償請求の件に加え、うさボーンの著作権について話し合うためポップトイズ社を訪問した。するとポップトイズ社の担当弁護士を務めるのは中道だった。忠の件を伝えると担当者も中道も鼻で笑ったが、怒りをぐっと堪えて楽子は社内調査を要請する。引きこもりの忠に状況を伝える楽子だったが、芳子は忠の引きこもりに頭を抱えるだけだった。大学までは優等生で人気企業に就職して自慢の息子だったものが、3年前に会社を辞めて以来引きこもりになってしまったことをひたすら嘆いていた。楽子は必死で忠の部屋に入り、うさボーンは忠が作ったものであることを確認した。忠の証言によるとうさボーンは忠が大学時代に作ったキャラクターで、会社で使っていたパソコンにオリジナルのスクリーンセーバーとしてうさボーンを使用していた。忠は、会社側は残されたPCにあったスクリーンセーバーからうさボーンを盗用したと言い張った。過去のイラストを持って会社を訪問した楽子は、証拠不十分を次々に中道に指摘され、担当者からは忠が在職中は勤務態度も悪く成績も上げられなかったことで逆恨みだと言われる。
困り果てた楽子は赤星を頼って相談する。忠のことが信じきれないと嘆く楽子に、赤星はクライアントにとって信じられる人は楽子だけでないかとアドバイスされ、やる気を取り戻す。ある日、楽子は忠の過去のブログにうさボーンのイラストが掲載されていると中道に報告に行く。しかし中道は自分のブログを開いて例に出し、ブログ画像は日付が過去のままで差し替えが可能だと指摘し、楽子はまたもや論破される。その時楽子は、中道のブログが愛犬・ほっけについてのものである事について質問した。東海林が犬の事をほっけと呼ぶから二人は交際しているのかという楽子の問いに、中道は交際していたのは昔の事で、かつては結婚も考えていたがその後別れたと語った。再度忠を訪れて証拠探しを頑張ろうと励ます楽子に、忠は自分のことを分かってないと怒りをぶつけ、もう必要ないと追い返した。楽子が居ない間、金に困った幸喜はシェアハウスのメイメイに取り入って小金を借りるなどして過ごしていた。無職の状態で飛び込んできた弟に説教する一方で、優しいところもある幸喜の存在に楽子は励まされていた。落ち込んだ楽子もやる気を取り戻し、次の日再び忠の部屋を訪ねた。ちゃんとした証拠を探してポップトイズ社と戦おうと忠の部屋に頭を下げる楽子は、芳子にも証拠探しを手伝うように要請した。引きこもって以来散らかり放題だった部屋をまずは片付けようと、楽子と忠は掃除に取り掛かった。汚れた部屋を片付けながら、忠が微笑んでいるのに楽子と芳子は気付いた。久々の忠の笑顔に感激した芳子は、あるところへ電話を掛けて忠のイラストが残っていないかと訊ねていた。
部屋がなんとか片付いた頃、楽子は弟の愚痴を忠に漏らしていた。忠の古いアルバムを見て、昔の明るくハツラツとした姿の余りのギャップに楽子は驚く。その隣に映る少女について尋ねると、それは忠の従妹・絵理沙で、うさボーンは絵理沙のために作ったキャラクターであることも明かした。するとそこへ芳子が東海林を伴って現れた。絵理沙から託された忠のイラストを持ってきたのだった。資料を必死で探す弁護士たちを見て、忠はここまでやってもらえれば証拠が見つからなくても十分やったと諦めのセリフを漏らした。しかし東海林はそんな忠を諦めるなと励ます。過去にあるトラブルで職場を去ったことがあると東海林は自分の過去を話しはじめ、当時分かってもらえる努力をしなかった事を今後悔していると心情を吐露した。その言葉に励まされ、忠は再びやる気を見せる。そして楽子はあるものを見つける。
ついにポップトイズ社で忠も参加しての話し合いが行われた。ポップトイズ社はうさボーンが社内コンペで生まれたものだと言い、忠を侮辱する発言を繰り返した。楽子は担当者に忠の適性を見極めていたか抗議する。うろたえる担当者に、中道は論旨がずれていると楽子に指摘、東海林もそれに同意する。そこへ東海林は一枚の写真を提出した。それは忠が絵理沙と映ったもので、うさボーンの原型となるイラストも間に映っていた。更に報告が入り、うさボーンの開発者の証言によると、うさボーンは会社のパソコンに残されていたものだったと判明する。一転、うさボーンの著作権は忠にあるものと認められる。忠側に有利な条件で話がついた。話を終えてビルを出る時、一人の少女が駆けつけてきた。絵理沙だった。絵理沙は証人の一人として呼ばれたというが、電車を乗り間違えて遅れたのだった。突然の絵理沙の登場に硬直する忠だったが、無事に話が済んだのを聞いて屈託なく笑う絵理沙に心をときめかせる。絵理沙が去った途端、自分の今の姿を恥じ入る忠は、ジムに通って昔の体型を取り戻して仕事も探すことを決意した。東海林は絵理沙の登場が楽子の仕業だと気付くが、楽子は絵理沙の存在が忠を発奮させると目論んでいた。大企業相手の知的財産案件とあって報酬も高額、菅原法律事務所は家賃数ヶ月分も確保出来てささやかな祝勝会を開いていた。そんな時、東海林の携帯に中道から連絡が入る。いつか食事でもと誘う中道からの内容を受けた東海林は、楽子に中道と事を指摘されてうろたえた勢いで苦手なビールを一気飲みして倒れこんでしまう。またもや楽子が東海林を介抱する羽目になったが、事務所は明るい笑いに包まれる。

プレミアムドラマ「そこをなんとか」第5回は18日(日)よる10時から放送。予告動画はドラマ公式サイト「予告」で視聴出来る。

そこをなんとか|NHK

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