勢いを増す源氏、無念の遷都中止…大河ドラマ「平清盛」第48回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2012年12月09日09時00分ドラマ

12月9日、NHKの大河ドラマ「平清盛」は第48回「幻の都」を放送、鎌倉を拠点にした源頼朝(岡田将生)は弁慶(青木崇高)から若き日の清盛(松山ケンイチ)について聞かされる。武士の世を作る理想に燃えた在りし日の清盛を知り、頼朝は自らが清盛の後継者であるとの思いを強くする。打倒源氏に備える平家には次々と災難が降りかかり、清盛は福原遷都を断念せざるを得なくなる。一度火の着いた反平家の勢いは西にも及び、給する清盛に更なる事件が知らされる。平家軍が僧たちを鎮圧するために南都(奈良)の寺社を焼き払い、東大寺の大仏までも炎上させてしまったのだ。

■第47話「宿命の敗北」
平家は源氏軍討伐のため、清盛が若く経験のない孫・維盛(井之脇海)を大将に命じたために不安が募る。頼朝たちは石橋山の戦いで追討軍により大敗を喫し危機に陥るが、敵の武将が潜伏する頼朝たちをわざと見逃したおかげで辛くも助かった。その奥州では、源氏の敗北を聞いて是非とも兄に加勢したいとする義経(神木隆之介)を藤原秀衡(京本政樹)が引き止めていた。しかし弁慶と必死の懇願による義経は許可を得て頼朝軍を目指す。
この状況にあっても清盛は福原で内裏建立を進めて真の国造りを謳っており、一門の中にも疑問や不満が出るもののあからさまにぶつけることが出来ずにいた。頼朝討伐の命を受けて維盛が出陣するが、忠清(藤本隆宏)の意見をことごとく聞き入れず自分勝手に軍を進めていく。ついに駿河川に陣営を築いた時、対する源氏軍は平家の数倍にも膨れ上がっていた。平家に合流しようとする各地の軍勢もことごとく源氏軍に阻止され、維盛は兵士の不安を削ぐようにと陣中に遊女を入れ酒宴を開く。忠清の激しい反対も聞かずにし宴会を開いた結果、酔いつぶれた平家軍は川に居る水鳥たちが飛び上がる羽音を敵襲来と間違え、驚き逃げてしまう。源氏軍はあっけなく勝利し頼朝は勢いに乗り京を攻めようとしたが、義父の北条時政(遠藤憲一)の提案に従い、先に鎌倉を平定してそこに本拠地を置く事とする。
平家の大失態を知った清盛の激しい怒りは忠清に向かい、すぐさま斬首を言い渡そうとするが、長年の忠臣を庇い他の家来たちが次々に助命を願い出る。その中で忠清は臆する事無く清盛に対し維盛の失態を手厳しく指摘し、最早平家は武士ではないと断言する。怒りが頂点に達した清盛は自ら忠清を斬ろうとするものの庭先で勢い余って転倒、在りし日の父・忠盛(中井貴一)を思い出す。そして自らが忠盛の言う「心の軸」を失っている事に気付くのだった。

大河ドラマ「平清盛」第48回は9日(日)、総合よる8時・BSプレミアム午後6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第47回「宿命の敗北」のオンデマンド配信購入期限は12月16日まで、210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中、見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。それ以前の過去放送は特選ライブラリとして配信中。

大河ドラマ「平清盛」
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