NHK、イ・ビョンフン監督最新作「馬医」、韓国で放送中に異例の買い付け、年内放送か?!予告動画公開中
「宮廷女官チャングムの誓い」「イ・サン」「トンイ」と立て続けに大ヒットを飛ばし、韓国、日本、アジアにまで韓国の史劇ブームを作り出したイ・ビョンフン監督の最新作「馬医」(原題)が、年内中に日本のNHKで放送されることが、韓国聯合ニュースおよび各メディアで伝えている!韓国番組サイトでは予告動画が公開されている。
「馬医」は、現在韓国MBC局にて放送中のドラマで、NHKが放送中のドラマを買い付け、放送するのは異例とのこと。同ドラマは、すでに香港やフィリピン、トルコ、ミャンマー、台湾などにも販売され、ますます韓国史劇の勢いは止まりそうもない。
「馬医」の舞台は、朝鮮王朝後期。主人公はの獣医出身の実在の医者・白光炫(ペク・クァンヒョン、1625~1697)。この時代は腫物により命を落とす人が多く、王様や権力者も例外ではなかった。クァンヒョンは動物の治療に使う技術が人間にも役立つことを知り、賎民ながら医者になることを決意する。ドラマは、クァンヒョンの出生の秘密に絡んだ陰謀、馬医出身に対する周りの偏見など多くの障壁が立ちはだかるなか、医女カン・ジニョンらの応援を得て、医者として成長していく物語。
イ・ビョンフン監督と言えば、このところ、朝鮮王朝時代の女性を主人公にするドラマが続いたが、今作は久々に男性が主人公。主人公のペク・クァンヒョンを演じたのはチョ・スンウ。彼は、1999年にイム・グォンテク監督の映画「春香伝」でデビューを果たし、その後、ソン・イェジンと共演した「ラブストーリー」や、自閉症青年を演じた「マラソン」など、難役に主演し、韓国映画界で確固たる地位を築いた演技派俳優。この作品で演じたクァンヒョンは、天才的な才能があるわけではないが、明るく誠実な性格と正義感を持ち、偏見と戦いながら医師として成長していく。地道に俳優道を極めてきたスンウ本人とどこか共通する役柄だ。
彼が演じるクァンヒョンを助ける女医を演じるのは、あの大ヒット史劇「善徳女王」で主人公のトンマンを演じたイ・ヨウォン。「善徳女王」では男装するが、今作でも男装する。幼い頃はヨジという名で官婢として育つが、逃げ出してヨンダルという名で孤児グループの中で、男装して生きる。そんなヨンダルがクァンヒョンに出会い、初めて恋を経験する。ところが後に運命の悪戯により両班家の娘となり、医学の道を志すことになる。
主人公が、貴賎の分け隔てなく生命を尊ぶ心、全力で治療に取り組む情熱、既成概念に囚われない柔軟な発想で、朝鮮時代に外科手術を試み、やがて御医に抜擢されるが、ドラマはこれで終わりではなく、御医になっても患者がいればどこにでも出向き、最後まで諦めないクァンヒョンの“医療現場におけるヒューマニズム”を炙り出して描いていく。
本作は、今月末、韓国で最終回を迎えることになる。
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◇韓国MBC「馬医」番組サイト
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