「春のワルツ」は、韓国を代表するユン・ソクホ監督が「秋の童話」「冬のソナタ」「夏の香り」と描いてきた四季シリーズ最終章として、2006年韓国ＫＢＳで放送された全20話のドラマだ。このドラマをショウタイム【KoreanTime】が配信している。

心に傷を抱えた二人が15年の月日を経てめぐりあう淡く切ない恋物語を中心に、運命に導かれた4人の男女のラブストーリーを描いている。春を待つオーストリアの地を舞台に、彼らは目に見えない“大切なもの”をめぐり葛藤する…。

この「春のワルツ」は単独作品というより、むしろ四季シリーズの前3作の“まとめ”といった印象の強いドラマだ。ドラマの中で、シリーズの他の3作品の音楽や台詞がふんだんに使われ、ユン監督ファンにはまるで宝探しのようなドラマ。感動のエンディングなどまるで、冬ソナ？と思わせる仕掛けがあり、茶目っ気たっぷりのユン監督の冒険心に脱帽させられる。

監督の冒険心はキャスティングにも活かされている。ドラマの主人公天才ピアニストの主人公・ジェハ役には、新鋭スターのソ・ドヨンを抜擢。ヒロインのウニョン役にはハン・ヒョジュ、ウニョンをどこまでも優しく見守るフィリップには「私の名前はキム・サムスン」のダニエル・へニー、映画「スキャンダル」や「春の日」「新入社員」のイ・ソヨンなど、主役陣に新人俳優多く起用した。シリーズ前3作に続く韓流スターをこの4作目で新しく作り出そうという、ユン監督の狙いはみごと的中し、ソ・ドヨン、ダニエル・へニー、ハン・ヒョジュらは日本でも大ブレークし、韓流スターの仲間入りを果たした。

今回の「春のワルツ」がショウタイムから配信されたことで、同サイトでは四季シリーズの全作が視聴できる！先ほど、挙式を挙げたばかりのユン・ソクホ監督の代表作であり、韓流ブームのキッカケともなった作品たちでもある、この四季シリーズをこれを機会にもう一度視聴してみてはどうだろう。

◆ 「春のワルツ」　2006年／全20話（日本語字幕付）　放映：KBS
・利用料金：第1話　無料、第2話～　１話210円／3日間
　　　　　　　　6話パック（2話～7話、8話～13話）　1050円／14日間
　　　　　　　　7話パック（14話～20話）　1260円／14日間
・配信ビットレート：768kbps、2Mbps

◆ ショウタイム「春のワルツ」