オーストラリア、メルボルンで行われている全豪オープンは27日の9日目女子ダブルス4回戦を行った。杉山愛、ダニエラ・ハンチュコバ（スロバキア）組が、女子ダブルス世界ランキング1位のカーラ・ブラック（ジンバブエ）、リーゼル・フーバー（アメリカ）組を6－7、6－3、7－6で撃破。オーストラリアオープンで5年ぶりにベスト4進出を果たした。
杉山、ハンチュコバ組が最終セット2－5とリードされたときから、驚異的な逆転劇の第一幕が開いた。杉山のサービスにハンチュコバが連続してボレーを決めゲームをものにした。その後6－6と追いつきタイブレーク突入、そのタイブレークも2－6と後がなくなってから第二幕が開いた。粘りに粘った末7度のマッチポイントをしのいで11－10。最後は杉山の打球をフーバーが返すもネットを超えず2時間57分の激戦に幕が下りた。杉山は「流れがいったりきたりしたが、攻めの気持ちで最後に引き寄せられた」と試合を振り返り、次の準決勝ではナタリー・ドシー（フランス）、マーラ・サンタンジェロ（イタリア）組と対戦するが「ベストを尽くして優勝を目指したい」と残された２戦に向けて力強く語った。

なお、女子シングルスは準々決勝が行われ、第3シードのディナラ・サフィナ（ロシア）がワイルドカード出場のエレナ・ドキッチ（オーストラリア）を6－4、4－6、6－4で下し、準決勝進出を決めた。ベラ・ズボナレワ（ロシア）は、第16シードのマリオン・バルトリ（フランス）に6－3、6－0のストレート勝ちを収めた。4大大会初優勝を目指すサフィナとズボナレワは次の準決勝で対戦する。


一方、男子シングルスは準々決勝を行い、世界ランク2位で第2シードのロジャー・フェデラー（スイス）が第8シードのフアンマルティン・デルポトロ（アルゼンチン）に6－3、6－0、6－0で快勝し４強入りを決めた。アンディ・ロディック（アメリカ）は、前回覇者で第3シードのノバク・ジョコビッチ（セルビア）と対戦したが、6－7、6－4、6－2、2－1とリードした場面でジョコビッチが体調不良を訴えて途中棄権した。次の準決勝ではフェデラーとロディックが対戦する。

スポーツ専門のライブ映像配信サイト「LiveSports.jp」では全豪オープン大会9日目のハイライトを公開している。

全豪オープン2009 大会9日目 ハイライト
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