国政で揉める王と世子…号牌法施行!ノーカット版「大王世宗」第6~10話あらすじと見どころ!予告動画-BS11
前回後半より、子役から大人の俳優へとバトンタッチしたドラマ「大王世宗」!父である太宗譲りの血気盛んな世子、本の虫で机上論だけでなんでも知っていると勘違いしていた忠寧大君(後の世宗)は、果たしてどのような成長を遂げたのか? 第6話~10話のあらすじと見どころを紹介!DVD公式サイトでは予告動画が公開されている。
子役からバトンを受けたのは…
・長男:讓寧大君(世子):イ・ジュン⇒パク・サンミン
・次男:孝寧大君:ユ・テウン⇒ソンミン
・三男:忠寧大君(世宗):イ・ヒョヌ⇒キム・サンギョン
・四男:誠寧大君:(赤ちゃん子役調査中)⇒ペク・スンド
・庶子:敬寧君:ノ・ヨンハク⇒ユン・ヨンジュン
第6話 康寧浦襲撃事件
護送されるミン・グムが最後に世子に残した言葉は、「我々ではなく忠寧大君を選んだのをいつかきっと後悔します。世継ぎでない王子が政治に関心をもった瞬間から脅威なのです」だった…。数年後―。イ・スのもとで学問を学ぶ忠寧大君(チュンニョンテグン)は、倭人の間者に情報を売ろうとするユン・フェと言う謎の人物と知り合う。この人物は語学が堪能で、高麗復興勢力のオク・ファンは、彼を仲間に引き入れようとしていた。
そんな中、上王(先代王)の定宗が仁徳宮で王子たちに角弓を授ける宴を開いたある日、康寧浦(カンニョンポ)の港が倭寇に襲撃される。その制圧のため王妃の弟のミン・ムヒュルが任命されるが、血気盛んに成長した世子も制圧に参加。世子の登場に戸惑うミン・ムヒュルだが、共に戦い倭寇を撃退する。負傷者は20名で死者はゼロ、租税倉庫も守り抜いたということで、民の熱狂的な歓迎を浴びながら、世子は兵士を引き連れてミン・ムヒュルと共には宮殿に帰還するのだが…。
今回から、王位を太宗に譲った兄である上王・定宗(チョンジョンが登場。演じたのはノ・ヨングク。ドラマ「光宗大王」では高麗2代王の定宗役で登場。その愛妾・楚宮粧(チョグンジャン)もドラマ「光宗大王」にワンムの第2妃役で出演していた女優。そして、血気盛んな世子は、なんとこの楚宮粧ナンパしようとする。不届きな世子のラブラインとは違い、ダヨンとヨンシルの純愛も始まるのでお楽しみに。
第7話 世子と王子の違い
太宗は世子が制圧に参加したことに対し立腹するが、無罪放免となる。思うままに突き進む世子をみてうらやましく感じる忠寧大君は、戦勝の様子を冷めた目で見ているユン・フェに気付き、康寧浦へ赴く。倭寇に襲われて失った物品を補填するために役人が民から財産を奪っていた事実を知る。しかも手引きしていたのは間者。役人の報告は、世子の手柄に汚点を残さないための偽りだったのだ。しかし、忠寧大君かつてチャンウォンを拷問で失ったことを思い出し事実を伝えることが出来ずに酒に逃げる。そのころ世子は部下に火薬の開発を急がせていた。妻から懐妊したことを聞いた忠寧大君は、イ・スに戒められ、迷いを捨てて世子のもとに向かう。
ミン・ムヒュルとムフェは、元敬(ウォンギョン)王后の弟。兄たちを処刑されたことで、太宗と世子に恨みを持つ。そんな弟たちに王后が王に警戒されないようにと釘を刺す。太宗も世子も妻とはうまくいっていない様子。
第8話 チェ・ヘサン拉致事件
倭の間者の人相を見せて国の危機を訴える忠寧大君を世子は相手にせず、即位を狙っているのではないかと怪しむ発言をする。ある日、軍器監少監チェ・ヘサンが拉致されてしまい、倭国が軍事情報をほしがっているとユン・フェから聞いた忠寧大君は、軍事情報を盗むためではないかと主張するが、世子と叔父に証拠不十分として拒否される。そこで忠寧大君はオク・ファンを訪ねチェ・ヘサンが役人の恰好をした倭人によって拉致されたことを突き止める。そして忠寧大君の人心を読む力で、みごと倭人の間者を捕えることに成功する。しかし、忠寧大君は何の手柄も求めず事件は世子の手柄として王に報告される。 長男、三男が力を合わせて倭人の間者を捕えるとき、次男の孝寧大君は、蘭の手入れをしながら「国や民のためというのは表面だけ。一皮向けば政治は殺戮」といたって冷やか。
忠寧大君は、オク・ファンが前の高麗王朝の復興勢力のボスであることを知らない。さあ、本作の純愛担当のお嬢さまダヨンと下男のヨンシル。許されない恋が一歩進むのでお見逃しなく。
第9話 世子の政策
「捕えた間者の首をはね、手足胴体をバラバラにして倭国へ送り返せ!」という太宗に、そんなことをしたら戦争になる!と礼曹判書のファン・ヒが辞表を持って説得しようとするが…。間者の事件で落ち着かない太宗に、吏曹判書のパク・ウンは民を管理するための号牌(ホペ)法の施行しようとする。領議政府事のハ・リュンは、猛反対する。そんな中世子は軍事強化のため、火筒軍を作りたいと申し出るが、太宗はそれを却下する。何かとぶつかる世子が重臣と会議するのを知った太宗は、敬寧君と習射の練習をする。太宗と世子は国政でも揉め、ハ・リュンは引退を示唆される。世子を貶めてなんとか我が子である敬寧君を王位につけようともくろむ側室・孝嬪は、ある計略を実行する。
一方、忠寧大君は世子の力を借りて持ち出し禁止の倭国に関する書物を借り、資料作りに励む。
上王・定宗の愛妾・楚宮粧をなんとかモノにしようと考えた世子は何と、見舞いにかこつけ定宗の元へ。しかし、これがとんでもないことに…。
第10話 号牌法施行
世子は定宗の愛妾を誘うが、側室・孝嬪の計略で密会が危うく太宗に見つかりそうになる。ピンチを救ったのは世子妃。難を逃れるものの、夫婦の中はますます冷やかに…。一方、蔵書閣に忍び込もうとしていた忠寧大君は、芸文館提学ピョン・ゲリャンに見つかり、これまで調べた倭の情報を必死で伝えるが、ピョン・ゲリャンはそんなことは先刻承知!逆に、室町幕府のことや足利義持のことまで教えられ、またもや書物を読んだだけですべてを知ったと思いあがっていたことに、忠寧大君はショックを受ける。
号牌法が施行され、民は衣類の色によって識別されるようになるが、民の反発は激しく、ファン・ヒも民をこのように統制すべきではないと訴える。そんな中、何の連絡もなしに勅使ファン・オムがやって来る。ファン・オムは宴で、倭国を討伐するため軍と馬を出すよう要請する。のだが…。
忠寧大君が、ピョン・ゲリャン相手に倭の情報を披露する時、朝鮮を襲った船の数を棒グラフを使う。さすが発明王!
“号牌”とは朝鮮時代の身分証のこと。16歳以上の男は全員これを携帯しなければならない。号牌法は、朝鮮王朝では、1413年(太宗13)に初めて全国的に施行。ドラマにあるように、身分によって象牙、鹿角、白樺、雑木などと細かく分けられていた。詳しくは「朝鮮王朝豆知識」の「◆号牌(ホペ)」の項を参照。
BS11では、2013年4月5日(金)~8月2日、月~金の13時~14時30分に放送。
■作品紹介
・原題:대왕세종(テワンセジョ)
・韓国放送:KBS、2008年
・話数:全 86話
・監督/演出:キム・ソングン
・脚本:ユン・ソンジュ
・出演者:キム・サンギョン、キム・ヨンチョル、パク・サンミン、イ・ユンジ、チェ・ミョンギル
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