遂に本日封切り!『20世紀少年<第2章>最後の希望』、ストーリーをおさらい!

2009年01月31日14時18分映画

浦沢直樹の大人気漫画「20世紀少年」を堤幸彦監督が映像化した3部作映画の第2弾「20世紀少年<第2章>最後の希望」が本日1月31日(土)より封切!そこでこの記事では前作から本作へのストーリーの流れを“おさらい”をしたい。第2弾は、ケンヂ(唐沢寿明)が行方不明となった「血の大みそか」より15年後の2015年が舞台だが、そこに至るまでのストーリーラインをサマリーだ。

まず第1章。1969年の夏。小学生のケンヂ、同級生のオッチョ、マルオ、ドンキー、ユキジらは、地球滅亡を野望する悪の組織に立ち向かう正義のヒーローを空想して「よげんの書」を作り、空き地に秘密基地を構える。もちろん、そこに描かれたのは少年たちの空想に過ぎず、実際には起こりえる訳がない「未来」の筈だった。
やがて、時が経ち、1997年。ロック・スターになる夢を諦めたケンヂは大人になり、細々とコンビニ経営をしている。失踪中のケンヂの姉(黒木瞳)に代わり、赤ん坊のカンナ(第2章で活躍する平愛梨)を育てながら日々変わらない生活を送っていたが、幼なじみであるドンキーの死をきっかけにその平穏な日常は終わりを告げる。“ともだち”と呼ばれる不気味な教祖率いる教団が出現し、次々と不可解な事件を引き起こしていく。そして世界各地で謎の伝染病が蔓延しだす。戦慄するケンヂ。なぜならば、少年時代に仲間たちと空想したあの「よげんの書」通りにコトが起きているからだ。「よげんの書」に書かれていた人類滅亡の日は2000年12月31日。なんとしても食い止めなくてはならないと感じたケンヂは、少年時代に一緒に遊んだ仲間であり、その後インドで謎の修行僧の下で悟りを開いたオッチョ(豊川悦司)を帰国させ、“ともだち”の野望を阻止するために行動を開始する。

そして、物語は第2章へ。
2000年12月31日より15年後の2015年。学校での歴史の授業では、“ともだち”に立ち向かったケンヂたちは一方的に悪魔のテロリストとされ、2000年12月31日は「血の大みそか」と呼ばれていた。一方、“ともだち”は、彼らテロリストから地球を救った救世主として、今では崇められる存在となっている。そして、懲役300年の刑で海ほたる刑務所に投獄されていたオッチョは脱獄。第1章では幼児だったカンナ(平愛梨)はケンヂが悪人でないことを固く信じ、脱獄したオッチョ、そしてケンヂの幼馴染みたち(常盤貴子、香川照之)とともに“ともだち”中心に回る世界へ立ち向かっていく。そして「よげんの書」とは別に「しんよげんの書」が見つかるが…。

と記せるのはここまでなので、あとは勿論、劇場の巨大なスクリーンで『20世紀少年』のスペクタクルを味わって頂きたい。第1章で丁寧に描かれたセットアップに続き、第2章ではストーリーのテンポがさらに加速する。堤監督が浦沢直樹の世界観を忠実に守り、終始手に汗握るエンターテイメント大作に仕上げた。秋に公開を控えた第3章の橋渡しをするこの『20世紀少年<第2章>最後の希望』、いま劇場で観ておかないと後悔する事になろう。いったい、「救世主」とは誰なのか?サスペンス的な展開にも注目だ。
また、これから劇場に出かける向きには映画の公式サイトが便利。予告編映像が配信されているほか、人物相関図、最新ニュースなどが一挙にチェックできる。

映画「20世紀少年 <第2章> 最後の希望」 公式サイト