審問会の大岡裁き!王が与えた褒美の枷(かせ)とは?「大王世宗」第56~60話あらすじと見どころ!予告動画-BS11

2013年06月21日08時19分ドラマ
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世宗の右腕として、唯一チョ・マルセンに対抗できる政治家として今や欠かすことのできない存在となったファン・ヒ!今回紹介する回では、過去のファン・ヒのスキャンダルと、奴婢ヨンシルの進退について描かれる…「大王世宗」第56~60話は、胸を打つセリフがぎっしり詰まっているのでお見逃しなく! DVD公式サイトでは予告動画が公開されている。



■第56 話 ファン・ヒの不祥事
世宗4年(1422年)、世宗をはじめ王室や重臣たちは太宗の国葬を行う。一方、明へ派遣された軍器少監のチャン・ヨンシルとチェ・ヘサンは、ヘ・スの監視を逃れ明の暦や天体儀について研究を進める。その頃、朝鮮ではファン・ヒの審問会の準備が進む中、ファン・ヒの追い出しを狙うチョ・マルセンは、かつて太宗がファン・ヒを守るために処分しろといった不祥事が書かれた上疏文を資料に紛れ込ませる。狙い通り上疏文が発見され、チェ・マルリは、チョ・マルセンに対抗できる有能な政治家としてファン・ヒの必要性を認め、上疏文を黙視しようと提案する。清廉潔白で不正が許せないチョン・インジは悩んだ挙げ句に世宗にこれを正直に打ち明ける。世宗は、今や片腕となって政事をするファン・ヒを王の絶対権力である“権道”を使っても守ろうとするが、ファン・ヒはすでに覚悟をしており、後任にホ・ジョを推薦。そんな2人の姿をみたインジは…。
おなじみの麻の葬儀服についてはこちらの「◆葬儀」で紹介。明のヘ・スの疑われるヨンシル達が、どうやって彼らの目をそらして回回暦を手にいれるのか、クスリと笑えるシーンをお見逃しなく。
さあ、ファン・ヒの一件で、生真面目なチョン・インジが出した答えは?そしてファン・ヒの犯した悪事とは?


■第57 話 真の役人
審問会にてファン・ヒが人妻を拉致監禁暴行したとして問われる。ファン・ヒが弁明をしないため、重臣たちから非難を浴びる。ところがチェ・マルリが事件の当事者パク・ポの妻を登場させ、事件の真相が明らかとなる。しかしチョ・マルセンたちはそう簡単には納得しない。とうとうファン・ヒは最終会議の場に引っ張り出される。
一方、明ではチャン・ヨンシルが皇帝の側室となったダヨンと再会。天文観測や暦法を担当する欽天監に侵入するために、鍵を受け取る。ヨンシルを怪しむヘ・スは徹底的に彼をマークするが、実は朝鮮人のファン・オムやダヨンの協力を得て、ヨンシルは欽天監への侵入に成功するが…。軍器監少監チェ・ヘサンは、ヨンシルと打ち合わせした明日の侵入はヘサンを守るための嘘で、今夜侵入するという事実を聞く。
何とも破廉恥極まりないスキャンダルの真相は?拍手喝さいのチェ・マルリの名弁護士ぶりとホ・ジョの大岡裁きに注目を!それにしてもまさかファン・ヒの純愛話が聞けるとは?果たしてファン・ヒは無事に復職を果たすことができるのか?ダヨンがヘサンに伝えたヨンシルの言葉に注目を。身分を超えたヨンシルトヘサンの友情に感動!

■第58 話 ヨンシルの帰国
チェ・ヘサンはダヨンの忠告を無視してヨンシルを助けるために欽天監へ。しかしファン・オムらが現れてヘサンを止める。一方、ダヨンもまたヨンシルを助けようとしてファン・オムに止められる。
チャン・ヨンシルらが朝鮮に帰国し、明で得た知識を集賢殿で講義する。世宗は朝鮮独自の暦を作ろうと、天文都監などの担当部署を設立する。ヨンシルを責任者として任命しようとするが、技術者も官吏も「身分の低いものの言うことは聞けぬ」と反対する。憤慨した世宗は、ヨンシルに官位を与えると宣言。重臣たちは“身分制度の崩壊は亡国への道”だと猛反発する。世宗はヨンシルに官服を渡し、私と一緒に戦おうと説得する。
恋しい気持ちとは裏腹にヨンシルを冷たくあしらったダヨンの女心と、それに優しく応えるファン・オムのセリフをお聞き逃しなく。
随所で弟のヨ王子(首陽大君)の世子(後の文宗)に対する可愛いライバル心が描かれるので注目を。もっともこれが後に恐ろしいクーデター(癸酉靖難)につながる。詳しくはドラマ「王女の男」の歴史を学ぶ④で。今回、王妃の母アン氏がどのような生活を送っているのか描かれるのでこちらもお見落としなく。無邪気な王子たちに比べ母である王妃の悲しみを共に背負おうとするジョンソ王女が愛らしい。


■第59 話 身分制度の崩壊
ヨンシルは官服を着て出仕するが宮中で非難の眼差しにさらされる。そんな中、一緒に明に行った軍器監少監チェ・ヘサンがとんでもないモノを持ち込み、ヨンシルを勇気づける。重臣らは一斉に座り込みを始め官位を与えた王命の撤回を求める。ヨンシルの能力をもっともよく知る工曹参判イ・チョンまでが、ヨンシルに官服を返すように言いに来る。そんなイ・チョンに、ヨンシルの人柄と明での命がけの貢献を知るヘサンは、思わず拳をあげてしまう。断食で対抗する父、世宗を心配する世子は、師匠である集賢殿直提学シン・ジャンは、奴婢は家畜と同じ売買できる物と同じ、歴史上奴婢に官職を与えたことはないと、聞く。一方、チョ・マルセンはチョン・インジやチェ・マルリ、そして敬寧君まで予備だし、事態の深刻性を訴える。そんな中世宗は無理をして倒れてしまう。
廃位をほのめかす声が上がり、ヨンシルは世宗のためにも官服の返上を決意する。ところが世宗は雨の中、座り続けるヨンシルに傘を差しだし「お前を捨てれば後世の民が文明を失う。どうか耐えてくれ」と励ますが…。
今回回想シーンで、ダヨンとヨンシルの悲しい恋のワンシーンが描かれる。今回は「根の深い木」でも散々描かれた身分制度崩壊への臣下たちの恐れと反発が描かれる回。さあ、どうする世宗!書庫でキム・ムンとかわす世宗の言葉、そしてヨンシルに官服を返上させてしまう世子の言葉に注目しよう。
ところで、あれほど我が子敬寧君を王位に就けたがっていた孝嬪が、欲を捨てたのか?今後の言動に注目したい。


■第60 話 500 年後への能力
世宗が「500 年後の朝鮮のためにも必要な人材なのだ」と、必死でヨンシルを守る姿を見たユン・フェとイ・スは、王様は間違っている、でもなぜこんなにも胸を打たれるのか、と世宗に同意。キム・ムンも感動し…。世子と教育係のシン・ジャンもまた自分の考えが誤りだと認め、最後には側近たちが次々に態度を入れ替える。
一方、祖母の誕生日の料理を用意して、世宗との待ち合わせ場所で待つジョンソ王女は、降りしきる雨の中、父と出かける約束を信じて、ひと晩中外で待ち続けた結果、高熱に倒れてしまう。やっと見舞いに来た父に、祖母の奴婢の身分を解いてくれと頼むが、世宗は首を縦に振らない。
マルセンの収賄を知った世宗は驚倒するが、悩んだ末不問にする事を決意するが…。
さあ、最終的にヨンシルは官位に就くことができるのか?再びヨンシルの官服姿を見ることができるのか?

BS11では、2013年4月5日(金)~8月2日、月~金の13時~14時30分に放送。

■作品紹介
・原題:대왕세종(テワンセジョ)
・韓国放送:KBS、2008年
・話数:全 86話
・監督/演出:キム・ソングン
・脚本:ユン・ソンジュ
・出演者:キム・サンギョン、キム・ヨンチョル、パク・サンミン、イ・ユンジ、チェ・ミョンギル
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