今夜22日夜9時からの「水曜プレミア」では、原作小説『依頼人 The Client』を映画化した『依頼人』！少年マークが、ある自殺現場に遭遇したことでマフィアの秘密を知り、警察、FBI、マフィアから迫られ、追いつめられ、1ドルで雇った弁護士と共に戦う名作ヒューマン・サスペンス！番組公式サイトに予告動画が公開されている。

映画は1994年の作品。主演はアカデミー賞女優のスーザン・サランドン。辛い過去を持つやり手の女性弁護士を好演する。検事役は日本でもコーヒーのCMなどで大人気のトミー･リー･ジョーンズ。11歳の少年マーク・スウェイを演じたのは、5000人の候補の中から選ばれたブラッド・レンフロ。1998年の映画『ゴールデンボーイ』での演技が評価され、東京国際映画祭最優秀男優賞を受賞した期待の子役ながら、2008年1月15日、25歳の若さでロサンゼルスの自宅で急死した。

原作に忠実に描かれた映画は、少年と女性弁護士との立場を越えた絆を描き、幅広い世代に見てほしい一作。

■ストーリー
テネシー州に暮らす11歳のマーク（ブラッド・レンフロ）はその日、弟のリッキーと森の中でタバコを吸っていた。そんなとき、排ガス自殺をしようとしている男と遭遇。男を助けようと、排気管からホースを抜くマークだが、男はそれに気づき、マークは心中を迫られる。その会話の中で、男はニューオリンズのマフィアの専属弁護士であり、ある上院議員を殺した依頼人からいずれ自分も消されると察し、自殺しようとしていたことを知る。男はマークに、殺された議員の死体の隠し場所を告げる。マークは隙をついて逃げ出し、怯えるリッキーを抱えて物陰へ。しかし追ってきた男は彼らの目の前で拳銃自殺を遂げ、弟のリッキーは大きな精神的ショックを受けPTSDになってしまう。
やがて警察はマークにたどり着き、事情聴取が始まった。だがマークは徹底して口をつぐむ。秘密をあかせば自分も殺されるかもしれないのだ。しかし野心家の検事フォルトリッグ（トミー・リー・ジョーンズ）は、FBIと共に彼を追及。
そしてマークは、自分と家族を守るために弁護士を雇うことを思いつく。全財産の1ドルで彼が雇ったのは、やり手の女性弁護士レジー・ラブ（スーザン・サランドン）。才気ある彼女は、法廷戦術でフォルトリッグの攻勢に対抗するが…。

ドラマの見どころは、夫の裏切りにより家族を失うという傷を抱えた中年女性の弁護士と、野心家の検事「牧師」ロイ・フォルトリッグと丁々発止のやり取り。そして、5000人から選ばれた子役のブラッド・レンフロの熱演ぶりにも注目。

『依頼人』は、今夜22日9時からの「水曜プレミア」で放送。予告動画は番組サイトで視聴できる。

◇TBS「水曜プレミア」番組公式サイト